top of page
検索
  • 執筆者の写真t-ogino

ルーバー間隔の決め方。光を入れながらプライバシー守るサイズを現場で検証する方法。光をつかむ家(埼玉県川口市)

更新日:8月15日


窓とルーバー、ダンボール、段ボール

横向きに並べた、木の格子=ルーバーと言います。

木のルーバーの実寸サイズを、段ボールでつくって、現場で貼り付けてみました。


ルーバー(横格子)をどのくらいの隙間で取り付けるか、現場で検討。

ん~、10㎝ピッチが、眺めと隣家からの視線を遮るには良いな。

悩む。

光の入り方で、決めたい。


断面図

隣の建物、吹抜けと吹抜をまたいだ部屋、ハイサイドライト(高窓)と1階窓での光の入り方、眺め、夏冬の日射取得。総合的に考えないと。


日が入り過ぎると、明るいけど夏・暑くなる。

夏は日が入らず、冬は日が入る家にしたい。


隣の建物の位置の影響から、1階に日が入る時間は、ハイサイドライト(高窓)はルーバーの影になって日が入らない。1階に日が入らない時間は、2階のハイサイド(高窓)からは、日が入る様、ルーバーサイズ調整しました。


ルーバー住宅の外観

結果、ルーバーの間隔が、場所毎にちょっと変わっているの、解りますか?


・左上の2階のルーバー

・バルコニーのルーバー

・1階出窓のルーバー

・外構の塀のルーバー


それぞれ、木の格子(バー)の間隔が小さなところと、大きなところがあります。


・光をたっぷり入れる。

・光を調整して、冬たっぷり、夏少し。

・外から見られない、でも風通しは欲しい。



場所ごとに必要な機能によって、ルーバー間隔を調整しています。

出来上がってしまうと、当然、この形しかないよねという感じなんですが。


この間隔を決めるのには図面上でウンウン唸り、工事中の現地で確認して、時間もエネルギーも重ねて、腹落ちしてから決めています。

細かいけれど、大事なところ。



一戸建て住宅設計プロジェクトの解説


戸建て木造リノベーション設計プロジェクトの解説




閲覧数:1,495回0件のコメント

Comentários


bottom of page