横向きに並べた、木の格子=ルーバーと言います。
木のルーバーの実寸サイズを、段ボールでつくって、現場で貼り付けてみました。
ルーバー(横格子)をどのくらいの隙間で取り付けるか、現場で検討。
ん~、10㎝ピッチが、眺めと隣家からの視線を遮るには良いな。
悩む。
光の入り方で、決めたい。
隣の建物、吹抜けと吹抜をまたいだ部屋、ハイサイドライト(高窓)と1階窓での光の入り方、眺め、夏冬の日射取得。総合的に考えないと。
日が入り過ぎると、明るいけど夏・暑くなる。
夏は日が入らず、冬は日が入る家にしたい。
隣の建物の位置の影響から、1階に日が入る時間は、ハイサイドライト(高窓)はルーバーの影になって日が入らない。1階に日が入らない時間は、2階のハイサイド(高窓)からは、日が入る様、ルーバーサイズ調整しました。
結果、ルーバーの間隔が、場所毎にちょっと変わっているの、解りますか?
・左上の2階のルーバー
・バルコニーのルーバー
・1階出窓のルーバー
・外構の塀のルーバー
それぞれ、木の格子(バー)の間隔が小さなところと、大きなところがあります。
・光をたっぷり入れる。
・光を調整して、冬たっぷり、夏少し。
・外から見られない、でも風通しは欲しい。
場所ごとに必要な機能によって、ルーバー間隔を調整しています。
出来上がってしまうと、当然、この形しかないよねという感じなんですが。
この間隔を決めるのには図面上でウンウン唸り、工事中の現地で確認して、時間もエネルギーも重ねて、腹落ちしてから決めています。
細かいけれど、大事なところ。
一戸建て住宅設計プロジェクトの解説
戸建て木造リノベーション設計プロジェクトの解説
Comentários