2006年の建築設計事務所開設以来、賃貸集合住宅の企画と設計に力を注いで来ました。
特徴的な間取りや設計の工夫、質の高いデザインにより、周辺相場よりも高い賃料で、アパート、マンション、テラスハウス、長屋(リノベーション)をお貸し出来ています。
不動産会社さんからは、否定されるような高さでの賃料設定も行なう事もありました。
私たちが目指しているのは、時代に流されない普遍的な魅力を持ち、10年後、20年後にも入居者に選ばれる賃貸集合住宅を形作る事です。
設計事例
・賃貸集合住宅の設計内容が解る事例です。
|賃貸住宅
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設計をするにあたって、大切にしている事があります。
1) こんな家に住みたい!と自分自身が住んでみたいと思うような、素敵な間取りであること。
3) 入居時期を選ばない魅力づくりで、10年後、20年後も選ばれること
こんな家に住みたい!と自分自身が住んでみたいと思う、素敵な間取りであること
中庭が全ての住宅についている賃貸集合住宅が、私たちが設計している賃貸住宅にはあります。
自分が、自分たちが住みたい家ってどんな家なんだろう、という疑問を突き詰めた、結果が、賃貸の集合住宅ながら、各住戸に中庭がある集合住宅でした。
誰しもが、気持ちの良い生活をしたいものです。賃貸を借りる方も同様です。
最近では、賃貸住まいの方の方がより、心地の良い住まいを求める事すらあります。
自分たちが、住みたいと思える間取りでなくては、長くは借りてくれません。
中庭を作る事で、光が家の中に取り入れられ、明るい住まいになります。
ちょっとした、余裕のある空間となる中庭は、季節の変化を建築に取り込み、豊かな日々の生活に繋がります。
入居者のターゲットを想定した、特徴的な設計をする
入居する方のターゲットを想定し入居者にフィットした特徴的な設計をする事は、入居者さんから選ばれ、かつ、長く入居していただける住まいになると考えています。
収納や家事など、家族が生活しやすい間取りに特化した、賃貸テラスハウスを設計しています。
家族皆で使うファミリークローゼット、ウォークスル型のシューズクローク、洗濯も干せるインナーバルコニーがある収納に特化した集合住宅です。
都内ではあるものの、車が無いとちょっと生活に不便な立地の敷地。学生さんなどの単身者よりもファミリー世帯が多い。車で活動的に行動する子育て世帯をターゲットとして想定しています。
ベビーカーを置いたり、子供のサッカーや野球の道具など外で使うものを置いておけるシューズインクローゼットの様な場所が、活動的な子育て家族には必要になります。
また、個人のクローゼットも必要ですが、家族みんなのモノや服が置いて置けファミリークローゼットがあると、忙しいママさんにとっても家事の負担が減ります。
収納に特化した、集合住宅は、働くママさん、子育てママさんの支持を受け、人気の賃貸となっています。
入居時期を選ばない魅力づくりで、10年後、20年後も選ばれること
賃貸不動産の常識に4月転勤、10月転機に合わせて、2月、3月、9月入居募集をしなくてはならないという、通説があります。
それ本当ですか?
借りてくれている入居者さんですが、転勤や結婚など寄って、入れ替わりがどうしても有ります。
その時、必ず2月の引っ越してくれるでしょうか?
4月1日から転勤の場合、3月末退去です。
その後クリーニング等をしていると、次の方が入ってくれるのは、4月半ば以降です。
5月に転居してしまう事もあります。
転勤スケジュールからは、外れてしまいます。
賃貸住宅は、新築の時が1番人気が有り借り手がつきやすくなります。
なのに、転勤スケジュールにフィットして無ければ貸せないような賃貸では、10年後、入れ替わる時に、借りてくれるはずがありません。
私たちの設計では、転勤する方をターゲットにするのでは無く、普段からより良い住まいを探している方が、あれ、この賃貸集合住宅いいね!と応募して来てくれ賃貸集合住宅を設計しています。
実際、5月半ばから募集、6月入居の猫の集合住宅では、1週間で20組の内覧の方が来られ、キャンセル待ちが出る人気の賃貸となりました。
単身者向けのリノベーションアパートメントも2月・3月の入居時期から外れて募集を掛けましたが、直ぐに借り手がつきました。
どちらも周辺相場よりも、高い賃料なのに。。。。
ちなみに、猫の集合住宅、猫を飼う方以外にも人気で、飼わない方が半分入居されています。
この状態であれば、10年後、20年後の入居が入れ替わる時でも、借り手が付きやすく安心です。
転勤される方をターゲットにするのではなく、より良い家に住み替えたいと考えている方たちをターゲットにした方が、持続性のある賃貸経営が出来ます。
リノベーションを行う場合は、古さを生かす事でより価値を上げる
「新築にカッコ良い住まいなんて無いじゃないですか!リノベーションの方が素敵です。」
そんな、衝撃的な話しをしてくれたのは、住宅展示場勤務のアラサー男子。
おいおい、新築住宅売るのが仕事でしょ!というツッコミは置いておいて。
若い世代には、新築よりも、リノベーションした住まいを、魅力に思う人たちがいます。
彼らは、キラキラ新しいものよりも、古さを感じられるワビ感と、現代的な生活にフィットした設えを併せ持つ住まいに惹かれます。
私たちが、リノベーション設計を行う場合、天井をとり、小屋(屋根)の古い梁を見せながら、現代的な生活をする間取りに変えて行きます。
リノベーションして、賃貸したこのリノベーションアパートメントも、そんな若い世代に人気の賃貸集合住宅です。
内観した方が、申し込む確率が異常に高く、賃料も、ここより駅近の新築マンションより高く貸せています。
古さを活かす事で、価値が上がり、惹かれる住まいとなった成功例です。
設備機器のグレード、賃料の安さで戦わない
グレードの高い設備機器が入っていると、入居者さんは喜びます。
でも、その設備が入っているから、賃借を決める訳ではありません。
設備機器のあるといいねは、無くて良いのでは?と考えています。
もちろん、無くてはいけない設備もあります。
今時、ウォシュレットの無いトイレはありえません。
浴室乾燥機も同様。
でも、床暖房が必要でしょうか?
床暖房が必要なのは、一等地の高額ファミリー賃貸のみです。
その他の場合は、あったら嬉しいけれど、有っても無くても借りてくれます。
この様に、ターゲットによって、必要な設備は変わって来ます。
無料インターネットがあると、貸しやすいという、不動産コンサルタントもいますが、ファミリー向けや社会人向け賃貸では、自分たちで、好きなプロバイダーに入りますし、そもそも携帯電話の料金とネットや固定電話は連動させることが多いですから、不要です。
完全学生向けであれば、無料インターネットを整備するという選択肢も有りですが、無料分はオーナーが支払うことになります。
設備のグレードを上げるという事は、その分設備費用が上がり、結果的に入居者さんの負担が増えるか、オーナーの負担が増えるかになってしまいます。
設備機器は、年月がたつごとに、性能がどんどん良くなって行きます。
設備の高いグレードで入居者を集めてしまうと、10年後、時代遅れになった設備では、人を呼べなくなってしまいます。
設備グレード競争で、新築10年後の賃貸相場を戦うのはリスクがありすぎです。
そこでは無く、間取りや空間づくりなど、別の魅力で借りてもらいたいですね。
お勧め!猫を飼う方の為の賃貸!
人と猫が心地の良い間取り
ペットを飼う方、特に猫を飼う方の為の賃貸集合住宅はお勧めです。
猫を飼う方は、ただペット好きという事だけでは無く、日々、家で生活をするという事を大切にしている方が多く、日常を豊かに過ごす意識の高い方たちです。
そういった方は、寄り良い住まいを常に探していますし、気に入ってくれると長く借りてくれる傾向があります。
猫と共に人生を豊かに生きていきたい方ですので、猫が喜ぶ間取りであると共に、さらに人が心地良くなくてはなりません。
昼間、人が外出している間、猫が快適に住むにはどうしたら良いのか、人が心地よい空間かつ猫と触れ合う場づくりとは何か、徹底的に考えて設計しているのが、猫の集合住宅です。
猫の為のキャットウォーク・キャットステップ・猫トイレ置場と猫の為の換気扇・玄関から飛び出ていかない扉など、猫の為の設えはもちろん、間取りも回遊式にして、猫が部屋中を遊べる間取りにしたり、中庭をつくり逃げださない外部空間をつくったり、分かりやすく猫と飼い主の為の間取りを考える事が人気につながります。
隣地をマンションに囲われた都心の住宅密集地など、真っ暗な悪条件の敷地でも、猫を遊ばせる中庭をつくり、中庭から光を取り入れ明るい住まいにした、猫の集合住宅は大人気になり、賃貸募集から1週間で満室になり、キャンセル待ちが並ぶ集合住宅になっています。
利回り、事業収支の計算で賃貸事業をサポート
表面利回の算出から、メンテンナンス費用まで含めた事業収支計算を行い、賃貸事業をサポートしています。
表面利回りの算出で、賃貸事業として成立するか否か、おおよその予測を立てます。
周辺相場よりも高い賃料設定ができる設計をすれば、当然利回りがよくなる為、施主(オーナー)には安定的な賃貸経営をして戴いています。
経営面からも、賃貸事業をサポートしています。
金融機関に借入を申し込む時には、更に詳しい事業収支計算を行い金融機関に提供しています。