自然なキャットウォークの作り方。カーテンボックスにキャットウォークと間接照明を組み込む設計。
- t-ogino
- 2024年12月22日
- 読了時間: 14分

事例を見る:Case27「斜め40do猫の家(40° cat house)東京都北区」
カーテンレールの扱い一つで、設計の考え方の違いって出ますね。
1)ブラインド・ロールカーテンにする
2)額縁に埋め込み1本にする
3)カーテンはいらない間取りだと言い張る
などなど
カーテンボックスにキャットウォークと間接照明の機能を持たせ、部屋中に流しました。機能に美を持たせたい。

事例を見る:Case27「斜め40do猫の家(40° cat house)東京都北区」
照明計画は、いつも悩ましいなあ。
1)壁天井を照らし、空間の輪郭を縁取る。
2)光源を目に入れない。
3)ダウンライト・ダクトレールはなるべく避ける。
4)間接照明は場に溶け込む様に。
天井の梁を、見せる設計だと、それだけで、むずかしくなりますね。。。でも、間接照明が、木材を綺麗に照らす姿は、美しい。
カーテンボックスにキャットウォークを組み込む
カーテンボックスにキャットウォークを組み込む設計は、猫の遊び場を提供しつつ、室内のデザインも損なわないアイデアですね。以下にポイントをいくつか挙げます。
1. カーテンボックスのサイズと設置位置
カーテンボックスのサイズ: キャットウォークを組み込むためには、カーテンボックスの高さや幅に余裕が必要です。猫が通れる高さを確保するために、ボックスの上部にスペースを持たせることが重要です。
設置位置: カーテンボックスは窓の上に取り付けることが多いですが、その位置にキャットウォークを取り付けると、猫が窓の上を歩くことができます。窓際に設置すると、猫が外の景色を楽しむこともできます。
2. キャットウォークのデザイン
素材: 木材やプラスチック、布など、猫が歩くのに快適な素材を選ぶと良いでしょう。滑りにくい素材や、猫の爪に優しい素材を選ぶと、猫が歩きやすくなります。
幅と高さ: キャットウォークの幅は、猫が安心して歩ける程度に広くすることが望ましいです。通常、15-30 cmの幅が一般的ですが、猫のサイズに合わせて調整してください。高さも、猫がジャンプしやすいように設定する必要があります。
3. 取り付け方法
安定性: キャットウォークはしっかりと固定する必要があります。カーテンボックスの内部に取り付ける場合は、ボックスの構造を確認し、強度を保つために補強を行うことが重要です。
アクセサリー: キャットウォークには、爪研ぎやベッドなどのアクセサリーを追加すると、猫がもっと楽しめるスペースになります。
4. 安全性
角の処理: キャットウォークの角やエッジは、猫が怪我をしないように丸く加工するか、保護パッドを取り付けると良いです。
耐荷重: キャットウォークが猫の体重に耐えられるように、十分な耐荷重を持つ素材を選び、取り付けを行います。
5. メンテナンス
清掃: キャットウォークは定期的に清掃が必要です。取り外し可能な部分や、掃除しやすい素材を選ぶと便利です。
このように、カーテンボックスとキャットウォークを組み合わせることで、猫にとって楽しいスペースを作りつつ、インテリアとしても素敵なデザインが実現できます。

事例を見る:Case27「斜め40do猫の家(40° cat house)東京都北区」
カーテンボックス
カーテンボックスは、カーテンを取り付けるための装飾的なカバーで、カーテンの上部を隠すために使います。以下はカーテンボックスの詳細とその設計に関するポイントです。
1. カーテンボックスの種類
取り付けタイプ: 壁に取り付けるタイプと、天井に取り付けるタイプがあります。壁に取り付けるタイプは、ボックスがカーテンレールを隠す役割を果たします。
形状: スクエア型、アーチ型、トリム型など、さまざまなデザインがあります。部屋のスタイルやインテリアに合わせて選ぶことができます。
2. 材質と仕上げ
材質: 木材、メラミン合板、金属、布張りなど、多様な素材があります。木材やメラミン合板はクラシックな印象を与え、金属や布張りはモダンなスタイルに適しています。
仕上げ: 塗装、ラミネート、布張りなどがあり、部屋のデザインやカーテンの色に合わせて選びます。布張りのカーテンボックスは、ソファやクッションの生地と統一感を持たせることができます。
3. 設置方法
取り付け位置: カーテンボックスは通常、窓の上部に取り付けます。カーテンの開閉がスムーズに行えるよう、ボックスの位置と高さを考慮する必要があります。
取り付け作業: 取り付けは、壁の下地や天井に適切な固定具を使うことが重要です。重さやサイズによって、適切なアンカーやネジを選ぶ必要があります。
4. デザインと装飾
装飾: カーテンボックスに装飾を加えることで、インテリアのアクセントになります。トリム、モールディング、装飾的なパネルなどを追加することができます。
統一感: 部屋全体のデザインと調和するようにカーテンボックスを選ぶと、インテリアに統一感が生まれます。
5. 機能性
照明: カーテンボックスに間接照明を組み込むこともできます。カーテンの上部にライトを埋め込むことで、部屋に温かみのある雰囲気を加えることができます。
カーテンレールの隠蔽: カーテンボックスは、カーテンレールやハードウェアを隠すためにも使われます。これにより、カーテンがより洗練された印象を与えます。
6. カスタムデザイン
サイズ調整: カーテンボックスはカスタムメイドで作ることも可能です。窓のサイズや形状に合わせて、オーダーメイドで設計することで、ぴったり合ったボックスを作ることができます。
機能追加: カーテンボックスに収納スペースやデコレーション用の棚を追加することもできます。
カーテンボックスをうまく活用することで、カーテンの取り付け部分を隠しつつ、部屋のデザインを引き立てることができます。

事例を見る:Case24「猫と中庭の集合住宅・東京都品川区不動前」
キャットウォークについて
キャットウォークは、猫が室内を歩いたり、遊んだりするための構造物で、特に猫の活動をサポートするためにデザインされています。以下にキャットウォークの詳細とその設計に関するポイントを説明します。
1. キャットウォークの目的と利点
運動不足解消: 猫は高い場所や狭いスペースを好むため、キャットウォークは運動不足の解消やストレス発散に役立ちます。
環境の豊かさ: キャットウォークを設置することで、猫にとって刺激的な環境を作り出し、退屈を防ぎます。
室内空間の活用: 壁や天井に設置することで、地面のスペースを有効に使えます。
2. デザインの種類
シンプルなスリムデザイン: 壁に取り付けるスリムなキャットウォークは、シンプルでスタイリッシュな外観を持ちます。猫が歩くための幅が広いと安心です。
階段型キャットウォーク: 階段状に取り付けることで、猫が階段のように上り下りできるデザインです。特に高い場所にアクセスするのに便利です。
トンネル型キャットウォーク: トンネル状のキャットウォークは、猫が中に入って遊んだり、隠れたりするためのスペースを提供します。
3. 素材と仕上げ
木材: 木製のキャットウォークは、自然な素材で暖かみがあります。猫の爪にも優しく、耐久性も高いです。
布張り: キャットウォークに布を張ることで、猫が歩くときに快適に感じることができます。また、布の色やデザインでインテリアに合わせることができます。
プラスチックや合成素材: 軽量でメンテナンスが簡単な素材です。デザインのバリエーションも豊富です。
4. 設置方法
取り付け位置: キャットウォークは猫が快適に利用できるよう、視線やジャンプの距離を考慮して取り付けます。壁や柱に取り付けることが多いですが、天井に取り付けることもあります。
取り付けの安全性: キャットウォークを取り付ける際は、しっかりと固定することが重要です。強度を保つために、取り付け用のネジやアンカーを使用し、キャットウォークがしっかりと取り付けられていることを確認します。
5. 安全性と快適性
滑り止め: キャットウォークの表面に滑り止めを施すことで、猫が安全に歩けるようにします。滑り止めマットやテクスチャー加工が有効です。
エッジの処理: エッジを丸く加工するか、保護パッドを取り付けることで、猫が怪我をしないようにします。
6. アクセサリーと追加機能
爪研ぎ: キャットウォークに爪研ぎの部分を追加することで、猫が爪を研ぐことができます。
ベッドやハウス: キャットウォークにベッドやハウスを取り付けることで、猫がリラックスできるスペースを提供します。
遊び道具: ボールやおもちゃを取り付けることで、さらに楽しさを加えることができます。
7. メンテナンス
清掃: キャットウォークは定期的に掃除することが必要です。表面が布の場合は、掃除機や布で拭くなど、手入れを行います。
キャットウォークは、猫の活動を促進し、飼い主とのインタラクションを増やすための楽しいアイテムです。デザインや設置方法を工夫することで、猫にとって快適で楽しい空間を提供することができます。

事例を見る:Case27「斜め40do猫の家(40° cat house)東京都北区」
カーテンボックスに間接照明を組み込む事で、機能に美を持たせる方法
カーテンボックスに間接照明を組み込むことで、機能性と美しさを両立させる方法はいくつかあります。以下に、間接照明を取り入れる際のポイントやアイデアを詳しく説明します。
1. 間接照明の基本概念
間接照明とは、光源を直接見せずに、壁や天井などの表面に光を反射させることで、柔らかく均一な光を作り出す方法です。カーテンボックスに組み込むことで、次のような効果が得られます。
柔らかい光: 直接的な光ではなく、間接的な光が空間を柔らかく照らします。これにより、落ち着いた雰囲気を作ることができます。
視覚的な広がり: 天井や壁に反射させることで、部屋全体が広く感じられることがあります。
2. カーテンボックスに間接照明を組み込む設計アイデア
1. カーテンボックスの内部にLEDテープライトを取り付ける
LEDテープライトの取り付け: カーテンボックスの内部にLEDテープライトを取り付けることで、天井や壁に柔らかい光を反射させることができます。LEDテープライトは薄型で取り付けが簡単で、光の色温度や明るさを調整できるものもあります。
設置位置: LEDテープライトはカーテンボックスの上部や側面に取り付けると良いです。光がカーテンボックスの内側から外に向かって広がり、間接的な光を提供します。
2. カーテンボックスの上部にモールディングを取り付ける
モールディングの利用: カーテンボックスの上部に装飾的なモールディングを取り付け、その後ろに間接照明を隠すことで、照明が壁や天井に均等に広がります。
デザインの選択: モールディングのデザインは、部屋のスタイルに合わせて選びます。クラシックなトリムやモダンなラインなど、さまざまな選択肢があります。
3. カーテンボックスの下部に反射板を設置する
反射板の設置: カーテンボックスの内部に光を反射させるための反射板を取り付けることで、光が広がりやすくなります。これにより、より均一な光を得ることができます。
材質と仕上げ: 反射板は、白色やシルバーの光沢仕上げにすることで、光の反射が良くなります。
3. 美しさと機能性の両立
1. 光の色温度を調整する
暖色系: 暖かい光(3000K程度)は、リラックスした雰囲気を作り出します。リビングや寝室に適しています。
昼白色: 明るく、自然光に近い光(4000K程度)は、より明るく清潔感のある空間を作ります。キッチンや作業スペースに適しています。
2. 調光機能を取り入れる
dimmable(調光可能): 調光機能を持つ間接照明を選ぶことで、光の強さを調整し、シーンに応じた雰囲気を作り出すことができます。
3. カーテンと照明の調和
カーテンの色と質感: カーテンの色や素材が照明の光を反射し、光の見え方に影響します。カーテンと間接照明の相性を考えて選ぶことが重要です。
4. 設置の注意点
取り付けの高さ: カーテンボックスの取り付け高さや、間接照明の位置に注意し、光が均等に広がるように設計します。
メンテナンス: 照明の交換やメンテナンスがしやすいように設置することも考慮しましょう。
このように、カーテンボックスに間接照明を組み込むことで、空間に美しい光の演出を加えつつ、機能的にも優れたデザインを実現できます。
間接照明が木材を照らす姿が美しい理由
間接照明が木材を照らすと美しい理由はいくつかあります。木材の特性と照明の相性が、視覚的な魅力を引き出す要因です。
1. 光の反射と陰影
反射の効果: 木材の表面は、光を受けると柔らかく反射します。特に、木材の細かな木目や質感が光によって際立ち、自然な輝きを放ちます。間接照明が木材を照らすと、光が均等に広がり、木材の質感を引き立てることができます。
陰影の演出: 木材の凹凸や木目によって、光が陰影を作り出します。この陰影が立体感を生み出し、木材の自然な美しさを強調します。
2. 温かみとナチュラル感
温かみ: 木材は自然素材であり、温かみのある見た目があります。間接照明が木材を照らすことで、光が木の温かい色合いを引き立て、居心地の良い空間を作り出します。
ナチュラルな美しさ: 木材の自然な色合いや質感が、間接照明によって引き立つことで、よりナチュラルな美しさを演出します。木の自然な表情をそのまま楽しむことができます。
3. 光の拡散と均一な照明
光の拡散: 間接照明は直接的な光を使わず、壁や天井、木材などに反射させるため、柔らかく均一な光を作り出します。木材の表面に当たった光が拡散することで、目に優しく、リラックスできる空間が生まれます。
均一な照明: 木材に対する均一な照明は、無駄な影やギラツキを防ぎ、全体的に心地よい光を提供します。
4. デザインの調和
インテリアとの統一感: 木材の間接照明は、モダンからクラシックまでさまざまなスタイルのインテリアと調和します。木材の質感と照明の光が相まって、デザインに統一感を持たせることができます。
アクセントとしての役割: 木材の間接照明は、部屋のアクセントとして働き、デザインの一部として自然に溶け込みます。木材の色合いやパターンが、間接照明によって際立ちます。
5. 感覚的な効果
視覚的な温かさ: 木材の自然な色合いと間接照明の柔らかい光が組み合わさることで、視覚的に温かさや安心感を感じることができます。特にリビングや寝室など、リラックスしたい空間に適しています。
心地よい空間: 間接照明が木材を照らすことで、部屋全体に柔らかな雰囲気が漂い、リラックスや安心感をもたらします。
このように、間接照明が木材を照らすことで、木材の自然な美しさや質感が引き立ち、視覚的にも感覚的にも心地よい空間を作り出すことができます。
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