猫の部屋をつくって猫と人の距離感を設計。音楽趣味の部屋が実は、猫の部屋に。
- t-ogino
- 4月7日
- 読了時間: 13分

事例を見る:Case27「斜め40do猫の家(40° cat house)・東京都北区」
家族ですよね。ニャンコを飼っている方にとっては猫。あたりまえなんだけど猫ってそれぞれ個性が全然違うんです。食いしん坊いたり、寂しがり屋いたり、わんぱくいたり。
人も快適、猫も快適、人も幸せ、猫も幸せな家になる様に、猫と暮らす家、アレコレ工夫ししています。距離感が大事なんですよね。それも個性に寄り添って。音楽趣味の部屋は、猫の部屋。そんな距離感に寄り添ってデザインしました。

事例を見る:Case27「斜め40do猫の家(40° cat house)東京都北区」
猫と人の距離感の設計
猫と人の距離感を考えた設計は、猫の快適さと飼い主の使い勝手を両立させるために重要です。以下はそのポイントです。
1. キャットウォークや棚の設置
猫は高い場所を好むため、キャットウォークや棚を設置すると、猫が自由に移動でき、飼い主の目線から離れることができます。
キャットウォークはリビングから寝室へ、またはキッチンからリビングへのつながりを作ることで、猫の移動範囲を広げられます。
2. 猫の専用スペース
猫用のベッドやキャットタワーを設置し、猫がリラックスできるスペースを提供します。これにより、人間の生活空間と分けることができます。
例えば、リビングの一角に猫の遊び場を作ると、猫は自分のスペースを持ちながらも飼い主と近くにいられます。
3. 猫のトイレと食事の配置
トイレや食事場所は、人間の生活空間とは少し離れた位置に設置すると、猫が安心して使用できる場所になります。
トイレは静かな場所に置くと、猫がストレスを感じにくくなります。
4. 安全な移動経路の確保
猫が家の中を安全に移動できるように、障害物を最小限に抑えたレイアウトにします。
窓やバルコニーの手すりには猫が落ちないようにネットやガードを取り付けることも考慮します。
5. 飼い主とのインタラクションエリア
猫と飼い主が一緒に過ごせるエリアを設け、飼い主が猫と触れ合えるようにします。
ソファやリビングの中心に、猫と飼い主がリラックスできるような配置を考えます。
6. ストレス軽減のための工夫
壁や床の材質は、猫が爪を研げるようなものであったり、音を吸収する素材を使うと、猫のストレスが軽減されます。
猫が安心できるように、静かな隠れ家やトンネルを作るのも良いでしょう。
このように、猫と人の距離感を考えた設計は、猫が快適に過ごせる環境を提供しつつ、飼い主も快適に暮らせる家づくりを目指します。

事例を見る:Case24「猫と中庭の集合住宅・東京都品川区不動前」
人も幸せ、猫も幸せな家の設計
人も猫も幸せな家の設計には、双方のニーズやライフスタイルを考慮することが大切です。以下のポイントを押さえて、共に快適に過ごせる家づくりを目指しましょう。
1. 猫のための空間
キャットウォークと棚
高い位置にキャットウォークや棚を設置し、猫が自由に移動できるようにします。これにより、猫は上から周囲を見渡すことができ、安心感を得られます。
専用の遊び場と休息場所
キャットタワーやベッド、クッションなど、猫が遊んだり休んだりできる専用の場所を設けます。これにより、猫は自分のスペースを持ち、ストレスが軽減されます。
静かなトイレと食事エリア
猫のトイレは静かで落ち着ける場所に配置し、食事エリアも人の動線から少し離れたところに設けると良いでしょう。清潔感も大切です。
2. 人のための快適な空間
オープンなリビングスペース
家族が集まるリビングは広々とした空間にし、猫と人が一緒に過ごせるようにします。猫用の遊び場や休息場所もリビングに設けると、猫と共に過ごす時間が増えます。
機能的なキッチンと収納
キッチンや収納は使い勝手を重視して設計します。共働きの家族の場合、効率的な動線や収納スペースがあると便利です。
3. 共存のための工夫
安全対策
窓やバルコニーには猫が落ちないようにネットやガードを取り付けます。また、家の中に危険な物品や植物を置かないようにしましょう。
音と光の配慮
猫は音に敏感ですので、音を吸収する素材やカーテンを使って、ストレスを減らす工夫をします。照明も柔らかいものを選ぶと良いでしょう。
インタラクションの機会
猫とのインタラクションが楽しめるスペースを作ります。例えば、リビングの一角にキャットタワーを置いたり、猫と遊ぶための道具を用意することも大切です。
ペットフレンドリーな家具
猫が爪を研ぐことを考慮し、傷がつきにくい家具を選ぶか、専用の爪研ぎポストを用意します。また、猫が好む材質のクッションやベッドを用意します。
4. 環境の整備
エアフローと換気
良好な空気の流れを確保し、清潔な環境を保つために適切な換気を行います。猫も人も快適に過ごせるようになります。
家全体のバランス
家全体のレイアウトやデザインは、猫と人の両方が快適に過ごせるようにバランスを考えます。例えば、猫用のエリアと人用のエリアを明確に分けつつ、共に過ごすスペースも設けます。
このように、猫と人のそれぞれのニーズを考慮しながら設計することで、全員が幸せに過ごせる家を作ることができます。

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猫それぞれの個性について
猫はそれぞれ異なる個性を持っており、これを理解することは猫との良い関係を築くために重要です。以下に、猫の個性についていくつかの典型的なタイプとその特徴を紹介します。
1. おおらかで社交的な猫
特徴: 他の猫や人と簡単に仲良くなり、活発で遊び好き。家の中を探検するのが好きで、新しい環境にも比較的すぐに慣れます。
対応: 社交的な猫には、たくさんの遊び道具や他の猫との交流の機会を提供すると良いです。
2. シャイで内向的な猫
特徴: 新しい人や環境に対して警戒心が強く、隠れる場所を好みます。突然の音や動きに敏感で、静かな環境を好みます。
対応: こうした猫には、落ち着いた環境を提供し、徐々に慣らしていくことが大切です。お気に入りの隠れ場所や安心できるスペースを用意します。
3. アクティブで好奇心旺盛な猫
特徴: 常に探検したり、遊んだりするのが好きで、エネルギーが豊富。知的好奇心も強く、物事を学ぶのが得意です。
対応: 知的な刺激や運動ができるおもちゃ、キャットツリー、トンネルなどを提供すると良いでしょう。また、パズルフィーダーやトレーニングも楽しんでもらえます。
4. 穏やかでリラックスした猫
特徴: 落ち着いていて、他の猫や人に対して友好的。頻繁にリラックスした状態で過ごし、安定した性格です。
対応: 穏やかな猫には、快適な休息場所やリラックスできるスペースを提供し、ストレスのない生活をサポートします。
5. 独立した猫
特徴: 自分の時間を大切にし、人との接触が少なくても平気。単独行動を好み、独自のペースで過ごします。
対応: 独立した猫には、自分のスペースを尊重し、無理にかまおうとせず、必要なときだけ関わるようにします。
6. 甘えん坊で依存的な猫
特徴: 飼い主に対して非常に愛着を持ち、常にそばにいたがる。触れ合いや撫でられることを好みます。
対応: 甘えん坊な猫には、たくさんのスキンシップや愛情を注ぎ、飼い主との絆を深める時間を大切にします。
7. 警戒心が強い猫
特徴: 知らない人や新しい物事に対して警戒心が強く、突然の変化にストレスを感じることが多いです。
対応: 少しずつ慣らしていくアプローチが必要です。新しい物事や人に対して段階的に紹介し、猫が自分から近づいてくるのを待つことが大切です。
猫の個性に合わせたケアや環境作りをすることで、猫はより快適に過ごすことができ、飼い主との関係もより良いものになります。猫の行動や反応を観察し、それぞれの猫のニーズに応じた対応を心がけることが大切です。

事例を見る:Case27「斜め40do猫の家(40° cat house)・東京都北区」
音楽趣味の部屋・兼・猫の部屋の設計
音楽趣味の部屋と猫の部屋を兼ねる設計は、音楽の楽しみと猫の快適さの両立を目指すものです。以下のポイントを考慮して、設計を進めてみましょう。
1. 音響の考慮
音楽環境の最適化
防音対策: 音楽を楽しむためには、防音対策が重要です。壁や天井に防音材を使用し、音漏れを防ぐことができます。また、窓やドアにも防音対策を施すと良いでしょう。
音響設計: 音響を良くするために、部屋の角に音響パネルや吸音材を設置します。音楽のリスニングエリアを指定し、スピーカーの配置も考慮しましょう。
2. 猫の快適なスペース
キャットタワーや遊び場
高い場所の設置: 猫が登ったり、くつろいだりできるキャットタワーや棚を部屋に設置します。音楽機器から少し距離を置くことで、音に敏感な猫も安心できます。
遊び場の配置: 猫の遊び場やトンネルを配置し、猫が楽しく過ごせるようにします。家具の配置を工夫して、猫の移動をスムーズにします。
リラックスエリア
ベッドやクッション: 猫がリラックスできるベッドやクッションを部屋の一角に置きます。音楽機器から少し離れた場所に設けると良いでしょう。
隠れ家: 猫が安心して隠れられるスペースやキャットハウスを用意します。これにより、音楽の音量が気になるときでも、猫がリラックスできる場所を確保できます。
3. 音楽機器の配置
音楽機器のレイアウト
音響機器の配置: スピーカーやアンプなどの音楽機器の配置は、音響のバランスを考慮して行います。猫が触れないように高い位置に設置するか、保護カバーを使用します。
配線の管理: ケーブルや配線は猫が引っ張らないように工夫します。ケーブルカバーを使ったり、配線を壁に固定したりすると良いでしょう。
4. 快適な環境の整備
温度と湿度の管理
エアコンと暖房: 音楽機器の熱を考慮しつつ、部屋の温度を快適に保つためにエアコンや暖房を適切に配置します。猫のためにも温度管理は重要です。
湿度調整: 湿度が高すぎると音響機器に影響を与える場合がありますので、湿度調整にも注意します。
照明の工夫
間接照明: 部屋の雰囲気を演出するために、間接照明を使うと良いでしょう。猫が怖がらないように、強い直射光は避けることが望ましいです。
調光機能: 音楽を楽しむ時間帯に応じて、調光機能付きの照明を使うと便利です。
5. 猫の安全対策
家具の配置
安全な配置: 音楽機器や家具が猫の遊び場や寝床に影響しないように、レイアウトを工夫します。猫が高い場所に登れるようにキャットステップなどを設置します。
危険物の管理: 猫が触れると危険なもの(例えば、音楽機器のケーブルや小さな部品など)は、猫の手の届かない場所に置きます。
これらの要素を考慮しながら、音楽と猫の両方にとって快適で楽しい空間を作りましょう。音楽の趣味を楽しみながら、猫も安心して過ごせる部屋が実現できるはずです。

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猫と暮らす家の間取り
猫と暮らす家の間取りを考える際には、猫の快適さと飼い主の生活のしやすさの両方を考慮することが重要です。以下に、猫との生活を快適にするための間取りのポイントを詳しく説明します。
1. 猫の快適な空間
キャットウォークや棚
高い場所の設置: 猫は高い場所を好むため、キャットウォークや棚を部屋の上部に設置します。これにより、猫は上下に移動しやすくなり、視界が広がります。
遊び場と休息場所
専用エリア: 猫の遊び場や休息場所を設けるために、部屋の一角や専用のスペースを確保します。キャットタワーやクッション、猫用のベッドを配置し、猫がリラックスできる環境を提供します。
トイレの配置
静かな場所: 猫のトイレは、家の中で静かで落ち着ける場所に設置します。人通りの少ないエリアや廊下の隅などが適しています。
2. 安全性の確保
窓やバルコニー
安全対策: 猫が窓やバルコニーから落ちないように、ネットやガードを取り付けます。また、窓を開ける際には、猫が脱走しないように注意します。
危険物の管理
ケーブルや小物: ケーブルや小さな物品は猫が誤って飲み込まないように、壁に固定したり、カバーを付けたりします。
3. 猫と飼い主の生活動線
リビングスペースの設計
共用スペース: リビングやダイニングは広めに設計し、猫が自由に歩き回れるようにします。猫の遊び場をリビングに置くと、飼い主と猫が一緒に過ごしやすくなります。
プライバシーの確保
隠れ家: 猫が安心して隠れることができる場所を作ります。これにより、猫はストレスを感じることなく、自分のスペースを持つことができます。
4. 快適な生活環境
エアフローと換気
空気の流れ: 良好な空気の流れを確保し、猫も飼い主も快適に過ごせるようにします。エアコンや換気扇を適切に配置し、部屋の温度や湿度を調整します。
照明の工夫
柔らかい光: 照明は猫が落ち着けるように、柔らかい光を選びます。猫が快適に過ごせるように、明るさを調整できる照明を取り入れます。
5. 猫の健康管理
食事エリアの配置
専用スペース: 猫の食事エリアは、飼い主の生活動線から少し離れた場所に設けます。これにより、猫が安心して食事をすることができます。
猫の健康管理
定期的なケア: 猫が快適に過ごせるように、定期的な健康チェックやケアを行うためのスペースも考慮します。例えば、猫がキャリーに入る練習をするための場所などです。
6. 多機能なスペース
猫の部屋兼趣味の部屋
用途の兼ね合い: 音楽や趣味のスペースと猫のエリアを兼ねる場合、互いに干渉しないように工夫します。音楽機器と猫の遊び場を適切に配置し、互いにストレスを与えないようにします。
このように、猫と飼い主の双方のニーズを考慮して間取りを設計することで、快適で安全な生活空間を作ることができます。猫が自由に遊び回りながら、飼い主も快適に暮らせる家が実現できます。
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