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執筆者の写真t-ogino

屋上は天空の中庭―桜を眺め・子供のプール・洗濯干し・空を我が家の庭に。桜と中庭の家(東京都北区)

更新日:11月26日


桜の見える屋上

屋上は天空の中庭―桜を眺め・子供のプール・洗濯干し・空を我が家の庭に

屋上がある良さは、「日が当たる」「眺めが良い」「開放感」「非日常」。

密集した住宅地、隣の建物がせせこましく建っていても、屋上にでれば遠くまで広がる眺めが解放感抜群です。これまでいくつかの屋上・ルーフバルコニーのある家を設計してきましたが、そこでは、近くの公園の桜を眺めたり、ビールを飲みながら日焼けをしたり、子供のプールを広げたり、ベランダガーデニングを楽しんだり、毎日の洗濯モノを干したり。

特別な時間を過ごす事もあれば、日々の生活空間として利用したりしています。

ルーフバルコニー

暗くなりがちな住宅密集地を心地よく過ごせる仕掛けでもあり、郊外の住宅地のアウトドアリビングとしても広々と生活できます。


住宅の屋上の良さ


屋上がある住宅には、以下のような良さがあります:


  1. プライバシーの確保: 屋上は他の住居からの視線を避けやすく、プライバシーが保たれやすいです。特に都市部では、屋上が静かなリラックススペースになります。


  2. 屋外スペースの利用: 屋上を庭やテラスとして利用することで、家庭菜園を作ったり、バーベキューを楽しんだりすることができます。特に限られたスペースしかない都市部では貴重な屋外空間です。


  3. 眺望の確保: 高い位置にあるため、周囲の景色や夜景を楽しむことができます。眺めが良ければ、リラックスや憩いの場所として利用できます。


  4. 太陽光発電: 屋上にソーラーパネルを設置することで、自家発電が可能になります。エネルギーコストの削減や環境への配慮にもつながります。


  5. 通風の改善: 屋上があることで、建物の通風が改善される場合があります。これにより、室内の空気が新鮮になり、温度調整も容易になります。


  6. スペースの拡張: 屋上を利用することで、家の中でのスペースを増やさずに、利用可能なエリアを拡張することができます。屋外のアクティビティやエンターテイメントを屋上で楽しむことができます。


  7. ストレージスペース: 屋上に収納を設置することで、家の中をスッキリさせることができます。特に季節外のアイテムや庭道具などを収納するのに便利です。


屋上の設計や利用方法次第で、さまざまなメリットが引き出せるのが魅力です。


屋上を多目的に利用する為の設計手法


屋上を多目的に利用するための設計方法をご紹介します。各要素が快適に組み合わさるように工夫することが大切です。


1. 桜を眺めるスペース

  • 位置の確認: 屋上から桜の木が見える位置を確認し、最適な観賞スポットを決めます。

  • 観賞エリアの設計: 桜の開花時期に合わせて座って楽しめるスペースを設けます。ベンチやデッキチェアを配置すると良いでしょう。パラソルやシェードも考慮して、日差しを避けられるようにします。


2. 子供のプール

  • 安全性の確保: 子供用プールを設置する際は、転落や事故を防ぐために囲いを設けることが重要です。安全な材料と高さの囲いを選びましょう。

  • プールの位置: プールは屋上の中心部や日当たりが良い場所に配置するのが理想です。周囲に遊び場や休憩スペースも設けて、子供たちが楽しく過ごせるようにします。

  • 排水と水源: 水の排水や補給のための配管の設置も考慮し、屋上が水漏れしないように注意します。


3. 洗濯物を干すスペース

  • 専用エリア: 洗濯物を干すための専用エリアを設けると、プールや観賞スペースと区別できます。物干し竿や干し場を設置し、風通しを良くします。

  • カバーやシェード: 強い日差しから洗濯物を守るために、必要に応じてカバーやシェードを取り付けることを検討します。


4. 空を眺めるスペース

  • リラックスエリア: 空を眺めるためのリラックススペースとして、クッションやラグを置いたり、ハンモックを設置したりすることができます。屋上の一角に開放的な座席エリアを作ると良いでしょう。

  • 景観の工夫: 見晴らしの良い場所を選び、周囲の障害物を排除することが大切です。パノラマビューが楽しめるように工夫します。


5. 日光と眺望の活用

  • 日当たり: 屋上の各エリアの日当たりを確認し、日光が入る時間帯に合わせた配置を行います。特に、プールや洗濯物を干すエリアは日光が当たる位置が良いでしょう。

  • 眺望の確保: 景色を楽しむために、視界を遮る物を最小限に抑えます。パーゴラや手すりを利用して、開放感のある空間を作ります。


6. 開放感と非日常を味わうための工夫

  • デザイン: 開放感を演出するために、ガラスの手すりやオープンなフェンスを使用します。自然光を取り入れるための設計を心がけましょう。

  • 装飾: 植物やガーデンライトを使って、非日常感を演出します。リラックスできる雰囲気を作るために、柔らかな照明や飾り付けを考えます。


屋上をこのように多目的に利用することで、様々なアクティビティが楽しめる素敵な空間になりますね。


暗い敷地の住宅密集地での屋上の利点


暗い敷地の住宅密集地に屋上がある住宅の良さについて詳しく説明します。


1. 自然光と日照の確保

  • 日光の利用: 屋上は地上の影響を受けにくいため、特に日照が少ない地域では貴重な自然光を確保する場所になります。屋上でガーデニングや外部スペースの活動を行うことで、日光を効果的に利用できます。


2. プライバシーの確保

  • 視線の回避: 屋上は周囲の建物や道路からの視線を避けやすい場所です。住宅密集地では他人の視線が気になることが多いですが、屋上にプライベートなスペースを設けることで、よりリラックスした環境を作れます。


3. 開放感の提供

  • 視界の広がり: 密集した地域では地上での視界が制限されがちですが、屋上は高い位置にあるため、周囲の建物の影響を受けずに広い視界を楽しむことができます。これにより、開放感や解放感を得ることができます。


4. 都市の騒音からの避難

  • 静かな空間: 屋上は地上の騒音から離れた場所にあり、都市の喧騒から逃れるための静かな場所を提供します。リラックスや趣味の時間を過ごすのに最適です。


5. 屋外活動の場

  • アクティビティスペース: 屋上を利用することで、限られた敷地面積でも屋外のアクティビティを楽しむことができます。バーベキュー、家庭菜園、リラクゼーションスペースなど、多用途に使える空間を提供します。


6. 風通しの改善

  • 通風の確保: 密集した住宅地では地上での風通しが悪いことが多いですが、屋上は開放的な空間として風を通しやすいです。これにより、室内の空気が新鮮になるとともに、温度調整がしやすくなります。


7. 都市の景観の享受

  • 夜景や眺望: 屋上からは都市の夜景や周囲の景観を楽しむことができます。周囲の建物が密集していても、屋上からは別の視点で都市を楽しむことができます。


8. プライベートなオアシス

  • 個別のリフレッシュエリア: 屋上を自分だけのリフレッシュエリアとして整えることで、忙しい都市生活から逃れ、リラックスするための専用空間を持つことができます。


屋上を上手に活用することで、密集した住宅地でも快適で充実した生活空間を作ることが可能です。様々な用途やデザインの工夫によって、限られた敷地条件を最大限に活かすことができます。




住まいの設計・計画の解説


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