t-ogino
洗濯を効率的に仕舞う間取りプラン。サンルームで部屋干し、住宅密集地では屋上。たたんで、しまう、効率的な部屋の作り方

|photo 加賀のテラスハウス:https://www.ogino-a.com/shuunou|
サンルームは、洗濯モノ干しに使おう
洗濯物を、部屋干しにする習慣を持たれている方、以外に多くいらっしゃいます。仕事の都合などで、昼間家に全くいない方も今では多い。でも太陽の光をあてた衣類の肌触りが心地よい。そんな方には、サンルーム・インナーバルコニーを室内につくり、部屋の中で太陽の光をあて干す方法をお勧めしています。昼間出かけている間、サンルームの窓を閉めたまま洗濯を干し、夜帰ってきてからそのまま畳む。そんな生活スタイルも今時なのかもしれません。また、花粉症で春や秋は外に洗濯物をだすと花粉がついてしまい、部屋干ししか出来ない方にも、ピッタリです。
リビングとしてもつかう
写真のサンルームはリビングの一部として、一体にも使えます。リビングだけではなく、ストレッチ・フィットネスをするスペースにしたり、観葉植物を育てるエリアとして使いながら、洗濯干し場にも使うなど、多目的に使う事ができます。
洗面所やユーティリティースペースに大きな窓を南側に設け、光を取り込み、洗濯物を乾かすことも1つの方法です。それこそ、洗った場所と干す場所が同じですから、効率的です。
たたんで、しまう、効率的な方法
洗濯モノ。家事の中でも手間がかかる事のひとつです。なにせ、やらなくてはいけないコトの数が以外に多い。まず、洗濯カゴから洗濯機に洗濯物を入れて洗い、取り出して物干し場まで運び干す。乾いたら取り込み、リビングやベットルームまで洗濯物を運び、洗濯物を畳み、畳んだ洗濯物をクローゼットまで運び仕舞う。以外と工程の数が多い作業です。
洗濯モノの持ち運びは大変
洗った洗濯物の持ち運びは、以外と大変です。水分を含んでいますから、重量もかなりある。1階の洗面所から、2階のバルコニーまで洗濯物をもって行き干すのは、当たり前のことになっていますが、なるべく洗濯機から近い処に、物干し場を作った方が、効率的に干すことが出来ます。
洗面所・ユーティリティーの収納と家事台
洗面所にちょっとした収納と家事台があると便利です。洗剤やハンガーなどを置いておけば、洗濯をし干す為のものが直ぐに取り出せますし、バスタオル・ハンドタオルを入れる収納があれば、風呂上りや朝の洗顔にそのまま使えます。
家事台をつくっておけば、取り込んだ洗濯物をその場でたためます。雨の日などは、お風呂につけた浴室乾燥機で洗濯物を乾かすこともありますから、たたむ場所として洗面所を使うのも、生活しやすくなる方法のひとつです。
近くのクローゼットにそのまま仕舞う
クローゼットが近くにあれば、取り込みたたんだ洗濯物をそのまま仕舞えます。しまうクローゼットが1階にも・2階にも分散していると、洗濯物配りをしているかの様な手間がひとつかかってしまいます。そこで、洗濯モノは、なるべく近くのクローゼットにまとめて仕舞う間取りとしたいところです。
洗濯しやすい動線とは
洗濯機 → 物干し場 → 洗面所(畳む作業台あり) → クローゼット
これが、洗濯をする時の動線です。全てが近くにあると、移動距離が少なく時間が少なく、効率的・快適に洗濯モノの家事を済ませることが出来ます。

|photo 住宅密集地の3階建て中庭の家:https://www.ogino-a.com/s-house|
住宅密集地での洗濯干しは、屋上で
住宅密集地では、家が建て込んでいて、バルコニーの日当りも悪く、洗濯物が乾かない場合があります。そこでは、屋上を使う事で、太陽の光にあてて干すことが出来ます。
屋上は天空の中庭
住宅密集地では、建物の高さは同じような高さの家がつらなっています。屋根高さが同じですから屋上を屋根の上につくれば、隣の建物も邪魔にならず、誰にも気兼ねせず、太陽の日をさんさんとあびることが出来ます。
敷地の大きさや予算、街は異なっていても、空は皆に等しくあります。