緑の植栽。庭に有ると気持ちが良いですよね。玄関先に有ったりすると、それだけで上品さがアップしたりします。庭が無い部屋では、観葉植物をちょっと置いたりするだけでも、心が安らぎます。目にも優しい気がしますね。 この植栽の緑、実は、気持ちが心地よいだけでは無く、身体に良い事も研究結果が出ています。
なんと、病気が早く回復する
アメリカの有名な研究論文が有ります。有る病院で、怪我で入院した患者さんの部屋が、ベットから壁しか見えない部屋と、ベットから緑の植栽が見える部屋がありました。怪我が治り退院するまでの日数の統計をとったところ、緑の植栽のが見える部屋の患者さんの方が、早く退院している事が、分かっています。 病は気からと言いますが、圧迫感を感じる壁の部屋と、緑が見える部屋では、怪我の回復具合すら変わって来ます。
植物の手入れが苦手場合は
緑の植栽が見えるリビングは気持ちが良いですよね。でも、そんな庭が作れる程敷地に余裕が無かったり、木の手入れがおっくうな方は植栽を植えたく無いことも有ります。そんな時は、写真のように、壁を緑色にするのもひとつの手です。緑色が目に入るだけで、心が安らぎます。
庭の設計方法
庭の設計は、使い方や好みによって異なりますが、以下のステップで進めると良いでしょう。
1. 目的の明確化
利用目的: 庭をどのように使いたいかを考えます。リラックススペース、バーベキューエリア、菜園など。
テーマ: お好みのスタイルや雰囲気を決めます。例えば、和風、洋風、モダンなど。
2. 現地調査
寸法の測定: 庭の広さや形状を測定します。
日照・風通し: 日光がどのように当たるか、風の通り道などを確認します。
地形と土壌: 地面の状態や土壌の種類をチェックします。これによって植物の選定が変わります。
3. レイアウトの設計
ゾーニング: 庭をいくつかのゾーンに分けると整理しやすいです。例えば、リラックスエリア、食事エリア、遊びエリアなど。
動線の設計: 庭の中での動線を考えます。歩きやすく、便利な配置にすることが大切です。
4. 植栽計画
植物の選定: 目的やテーマに合った植物を選びます。日照や土壌に合うかも考慮します。
配置: 植物の配置を決めます。高さや広がりを考えて、見栄えや手入れのしやすさを考慮します。
5. 設備の配置
家具・設備: ベンチやテーブル、バーベキューグリルなどの配置を決めます。
照明: 夜間に使うための照明を考えます。安全性や雰囲気作りに重要です。
6. 詳細の設計
素材の選定: 庭のパスやテラスに使う素材を決めます。石、レンガ、ウッドなど。
アクセサリー: 噴水、池、アート作品などのアクセサリーを検討します。
7. 実施計画
スケジュール: 設計に基づいて作業スケジュールを立てます。
予算: 必要な予算を計算し、計画的に進めます。
8. メンテナンス
手入れ計画: 植物の手入れや設備のメンテナンス計画を立てます。
もし具体的なアイデアやアドバイスが必要であれば、お気軽にお知らせください!
庭に植える樹木の種類
庭に植える樹木の選定は、庭の用途や気候条件、土壌の種類などによって異なります。以下に、いくつかの代表的な樹木の種類を紹介します。これらは一般的に人気があり、さまざまな庭のスタイルや条件に適しています。
1. 常緑樹(一年中葉が落ちない)
ヒノキ: 薄い葉と美しい樹形が特徴。日本庭園やモダンな庭に適しています。
マツ(松): 風情があり、和風庭園にぴったり。耐寒性が高い。
ツツジ: 常緑で花が美しく、庭に彩りを加えます。
2. 落葉樹(秋に葉が落ちる)
サクラ(桜): 春に美しい花を咲かせる。風景に季節感を加えます。
モミジ(紅葉): 秋の紅葉が美しい。和風庭園や自然な庭に適しています。
イチョウ: 秋に黄金色に変わる葉が特徴。大きな樹木で、シンボルツリーとして使えます。
3. 果樹
リンゴ: 自宅で果物を楽しめる。春に花が咲き、秋に実がなります。
ミカン: 温暖な気候に適し、冬に美味しい果実を収穫できます。
ナシ: 美味しい実を収穫できる。花も美しく、観賞用にもなります。
4. 低木・中低木
シルバープリンス: 葉が銀白色で、視覚的に印象的。中低木として庭のアクセントに。
クチナシ: 香りが良い花を咲かせる。主に中低木で、庭に美しい色合いと香りを加えます。
5. 耐寒性・耐乾燥性が強い樹木
カエデ: 冬の寒さや乾燥に強い品種があり、美しい色彩を持つ。
セダム: 多肉植物で、乾燥地でも育ちやすい。コンパクトな樹木としても使えます。
選定のポイント
気候: 地域の気候条件に合った樹木を選びましょう。
土壌: 土壌の種類や排水性を考慮して選びます。
サイズ: 樹木の成長後のサイズを考え、庭のスペースに合ったものを選びます。
手入れ: 手入れのしやすさも考慮すると良いでしょう。
庭のスタイルや条件に合った樹木を選ぶことで、長く楽しむことができます。もし具体的な条件や好みに合わせたおすすめが知りたい場合は、教えてくださいね。
庭の下草の種類
庭に植える下草(グランドカバーや低木)は、庭の雰囲気や用途、手入れのしやすさによって選ぶことができます。以下にいくつかの代表的な下草の種類を紹介します。
1. グランドカバー(地面を覆う植物)
芝生(ベントグラス、ケンタッキーブルーグラスなど): 庭全体を緑に覆う定番の選択肢。歩くことができる場所にも最適です。
シダ類: グラウンドカバーとして人気があり、湿った場所や日陰でも育ちます。例えば、アジアンタムやシノブシダ。
イワダレソウ: 強い成長力があり、グラウンドカバーとしてよく使われます。緑のじゅうたんのような見た目が特徴です。
クリーピングタイム: ラベンダーのような香りがあり、花も楽しめる。乾燥に強い。
2. 低木・中低木(庭の中でアクセントとなる植物)
ヒイラギ: 常緑で、花や実も楽しめる。高さを抑えた品種もあります。
ツツジ: 四季折々の花が楽しめる。色とりどりの花が特徴です。
アジュガ: 耐陰性があり、青紫の花を咲かせる。グラウンドカバーとしても利用できます。
コクリュウ(コンクリートラリー): 常緑で、密に成長する。高温多湿にも耐えます。
3. 多肉植物・サボテン
セダム: 多肉植物で、乾燥に強い。緑や赤、紫など様々な色が楽しめます。
プロストレータス(カランコエ): コンパクトに成長し、乾燥に強い。庭のアクセントに。
4. ハーブ類(料理にも利用できる)
タイム: 香りがよく、乾燥にも強い。グラウンドカバーとしても利用されます。
ローズマリー: 香りが良く、料理にも使える。小さな葉が特徴です。
ミント: 成長が早いが、広がりすぎることもあるので注意が必要。
選定のポイント
用途: 庭のどの部分に植えるか、歩く場所や装飾的な場所など用途を考えます。
気候と環境: 日照条件や土壌の状態に合った植物を選びます。
手入れ: 手入れのしやすさや成長速度も考慮すると良いでしょう。
庭のスタイルや使用目的に合わせた下草を選ぶことで、美しい庭を作ることができます。具体的な庭の条件や好みに合わせたアドバイスが必要であれば、お知らせくださいね。
庭の植栽の手入れ方法
庭の植栽の手入れは、健康で美しい植物を維持するために非常に重要です。手入れの方法は植物の種類や庭の条件によって異なりますが、一般的なガイドラインとして以下のポイントを参考にしてください。
1. 水やり
基本: 植物の種類や季節に応じた適切な水やりが必要です。一般的には、土が乾いたら水をやるのが基本ですが、植物ごとの水やりの頻度は異なります。
方法: 根元に直接水をやることで、根がしっかりと水分を吸収できます。葉っぱにかからないように注意します。
時間: 早朝や夕方に水やりをすると、水分が蒸発しにくいです。
2. 施肥
目的: 植物の成長を促進し、健康を維持するために必要です。栄養が不足すると成長が遅れたり、病気になりやすくなります。
種類: 固形肥料や液体肥料があります。植物ごとに適切な肥料を選ぶことが大切です。
タイミング: 成長期(春から夏)に施肥するのが一般的です。秋や冬は施肥を控えることが多いです。
3. 剪定(せんてい)
目的: 枝や葉の形を整え、病気や害虫の発生を防ぐため、また、植物の形を美しく保つために行います。
方法: 枝の先端や枯れた部分を剪定します。剪定は植物の種類や目的によって異なりますが、一般的には春や秋に行うのが適しています。
道具: 剪定ばさみやノコギリを使い、清潔な道具で剪定します。切り口が乾燥しやすいので、剪定後は適切な手入れを行います。
4. 病害虫の管理
監視: 定期的に植物をチェックし、病気や害虫の兆候を早期に発見します。
対策: 発見した場合は、適切な方法で対処します。自然な対策(例えば、敵害虫を利用する)や農薬の使用が考えられますが、使用には注意が必要です。
予防: 健康な植物を育てるために、土壌の管理や適切な水やりを行うことで病害虫のリスクを減らします。
5. 土壌管理
耕す: 土壌を定期的に耕して通気性を良くし、根の成長を助けます。
マルチング: 土壌の乾燥や雑草の発生を防ぐために、草や木のチップなどを使って土壌を覆います。
pH調整: 土壌のpHが適切か確認し、必要に応じて調整します(酸性やアルカリ性の土壌に対処するための肥料や改良材を使用)。
6. 雑草管理
除草: 定期的に雑草を取り除くことで、植物の成長を妨げることを防ぎます。
防止: マルチングや密植することで雑草の発生を抑えることができます。
7. 冬の管理
保護: 寒冷地では、冬に植物を保護するために、 mulch や防寒シートを使用することが考えられます。
剪定: 冬前に剪定を行い、植物が休眠する準備を整えます。
これらの手入れ方法を定期的に行うことで、健康で美しい庭を維持できます。具体的な植物や条件に合わせたアドバイスが必要であれば、お知らせください。
住まいの設計・計画の解説
→収納計画