ハイサイドライト(高い位置の窓)は覗かれないが、明るい家になる設計方法
- t-ogino
- 2017年7月3日
- 読了時間: 8分
更新日:2024年11月26日

高い位置に設置する窓のことを、ハイサイドライトと言います。
横長の窓を高い位置につけると、高い位置ですから、窓から中は覗かれません。
高い位置の窓では、太陽の光が角度をつけて室内に入って来るため、部屋の奥まで光が入り、小さな窓でも、明るい部屋になります。
高い位置の窓は採光力が大きく、道路側や隣の家の窓の位置と重なってしまう場合に、役に立ち開口部です。

ハイサイドライトとは何?
ハイサイドライト(High-Side Light)とは、建物の高い位置に設置された窓のことを指します。これにより、通常は壁の上部や屋根の近くに取り付けられ、外部からの光を取り入れるために使われます。ハイサイドライトの主な特徴と利点は以下の通りです:
自然光の取り入れ: ハイサイドライトは高い位置に設置されるため、他の建物や障害物からの影響を受けにくく、効率的に自然光を室内に取り入れることができます。
プライバシーの保護: 高い位置に設置されているため、外部からの視線を防ぎやすく、プライバシーを保ちながら自然光を取り入れることができます。
室内の明るさ向上: 高い位置にあるため、光が部屋全体に均等に広がりやすく、室内の明るさを向上させるのに役立ちます。
デザインのアクセント: 建築デザインの一部として使用されることが多く、空間に独特の美しさを加えることができます。
ハイサイドライトは、特に天井が高い空間やリビングルーム、廊下などで効果的です。また、視線の外部からの制御が容易であり、昼間に自然光を最大限に利用できるため、エネルギー効率の向上にもつながります。
明るい光をとり込む、ハイサイドライトの設計方法
ハイサイドライトを設計する際には、以下のポイントに留意することで、明るい光を効果的に取り込むことができます:
1. 位置の選定
屋内の用途に応じた位置: ハイサイドライトの位置は、取り入れたい自然光の量や室内の用途によって決めます。リビングルームやオフィスなどでは、高い位置に設置し、均等な光を取り込むようにします。
外部からの影響: 周囲の建物や樹木、地形を考慮し、外部からの影響を最小限に抑えられる位置を選びます。
2. サイズと形状
サイズ: 大きな面積を持つハイサイドライトはより多くの自然光を取り込むことができますが、建物の構造やデザインとのバランスも考慮する必要があります。
形状: 矩形、円形、楕円形など、デザインや目的に応じて様々な形状があります。光の拡散効果を考えた形状選びが重要です。
3. ガラスの選定
透過率: 高透過率のガラスを使用することで、最大限に自然光を取り込むことができます。遮光や反射防止のために特殊なコーティングが施されたガラスもあります。
断熱性能: 高い断熱性能を持つガラスを選ぶことで、室内の温度を維持しやすくなります。二重ガラスやトリプルガラスなども選択肢です。
4. 光の制御
ブラインドやシェード: 直射日光を調整するために、内蔵ブラインドやシェードを使うと、光の量や角度をコントロールできます。
自動調整機能: 照明の強さに応じて自動で調整されるブラインドやシェードも考慮すると便利です。
5. 構造的配慮
強度: 高い位置に設置するため、構造的に安全であることが重要です。必要に応じて、追加のサポートやフレームが必要になることがあります。
防水性: 屋外に近い位置に設置する場合は、防水対策が必要です。適切なシーリングと防水処理を施します。
6. 建築デザインとの調和
外観: 建物の外観と調和するようにデザインします。デザインの一部として、外観にアクセントを加えることもできます。
内部空間: 内部のインテリアやレイアウトと調和するように設計し、光の取り入れ方が美しくなるように配慮します。
これらのポイントを考慮することで、ハイサイドライトを効果的に設計し、明るい光を室内に取り込むことができます。
プライバシーに配慮したハイサイドライトの設計方法
プライバシーに配慮したハイサイドライトの設計には、以下の方法があります。これにより、自然光を取り入れつつも外部からの視線を防ぐことができます。
1. 位置の選定
高い位置に設置: ハイサイドライトは通常高い位置に設置されるため、外部からの視線が届きにくいですが、さらに高い位置や、窓の上部を設置することでプライバシーを強化できます。
建物や樹木の影響: 周囲の建物や樹木を考慮し、視線が直接届かない位置に設置することで、プライバシーを保てます。
2. 窓のサイズと形状
小さめの窓: 大きな窓よりも、小さめの窓の方がプライバシーを守りやすいです。窓の面積を調整することで、光の量とプライバシーのバランスを取ります。
形状の工夫: 窓の形状を工夫することで、外部からの視線を防ぐことができます。例えば、細長いスリット状の窓や、上部にのみ窓を設ける形状などが考えられます。
3. ガラスの種類と処理
フロストガラス: フロストガラスや乳白色のガラスを使用することで、外部からの視線を遮りつつ、光を取り入れることができます。
テクスチャードガラス: 表面にテクスチャーが施されたガラスも、光を取り入れながらプライバシーを確保するのに効果的です。
反射ガラス: 外部からの視線を防ぐために、反射率の高いガラスを使用することも考えられます。
4. ブラインドやシェード
内蔵ブラインド: 窓の内側に組み込まれたブラインドやシェードを使用することで、必要に応じて光の量を調節しながらプライバシーを守ることができます。
調光機能: 自動で調光される機能がついたシェードやブラインドもあります。これにより、外部の視線に合わせて調整できます。
5. 外部からの遮蔽
バルコニーや屋上の設置: 屋上やバルコニーに設置する場合は、外部からの視線を遮るためのパーティションや植栽を考えることができます。
外部の装飾: 外部に取り付ける装飾や格子状のカバーを使用することで、プライバシーを保ちながら光を取り入れることができます。
6. 室内デザインとの連携
内装の配置: 窓の下に家具や装飾を配置し、プライバシーを自然に守ることもできます。内装のレイアウトを工夫して、視線が直接届かないようにします。
これらの設計方法を組み合わせることで、ハイサイドライトを使用しながらもプライバシーをしっかり守ることができます。
高い位置に窓が配置されていると明るい家になる理由
高い位置に窓を配置することで家が明るくなる理由はいくつかあります:
1. 光の取り入れ方
高い位置からの光の直入: 高い位置に設置された窓は、通常、地面や周囲の障害物から影響を受けにくいため、直接的に自然光を取り入れることができます。これにより、室内全体が均等に明るくなります。
広い視野角: 高い位置の窓は、外部の障害物や建物からの影響を受けにくく、より広い視野を持つため、多くの光を取り入れやすいです。
2. 光の拡散
天井の反射: 高い位置から入った光は、天井や壁に反射して室内全体に広がります。この反射によって、部屋全体がより均等に明るくなります。高い位置の窓から入った光は、直接的な日光よりも柔らかく拡散されることが多いです。
3. 遮蔽効果
外部の影響を最小限に: 周囲の建物や樹木などによる影が少ないため、窓からの光が遮られることが少なく、室内に均等な明るさを保つことができます。
4. プライバシーの向上
外部からの視線を防ぐ: 高い位置に設置された窓は、外部からの視線を防ぎやすく、安心して大きな窓を設置できるため、より多くの光を取り入れることができます。これにより、光を取り入れる面積を大きくすることができ、室内が明るくなります。
5. 風通しの良さ
自然換気の促進: 高い位置に窓があると、空気の流れが良くなり、室内の換気が効率的に行われます。換気が良いと、室内の空気が新鮮になり、自然光もより一層効果的に取り入れられるため、明るい空間が保たれます。
6. デザイン的な利点
明るい印象の空間: 高い位置に設置された窓は、天井が高く、開放感のある空間を作り出すことができます。この開放感が室内をより明るく感じさせる要因となります。
高い位置に窓を配置することで、これらの利点を活かして明るく、快適な室内空間を実現できます。
住まいの設計・計画の解説
→収納計画








コメント