インナーバルコニーをつくると、太陽の光で部屋干しが出来ます。
このところ、黄砂が飛んで来ていますね。
ゴールデンウィーク前までは、花粉症に悩まされていました。
花粉症の私は、この時期洗濯ものを外に干せません。
浴室乾燥機で洗濯干しをする手もありますが、太陽の光で乾かしたいという思いもあります。
写真の様に、インナーバルコニーをつくり、光を室内に取り込むことで、からっと洗濯物を室内干し出来ます。当然・雨の日も干せますし、観葉植物を置いたり、運動スペースにしたり、一体の大きなリビングにしたり、多目的にも利用できます。
下の写真また、違った洗濯干し空間です。土間の空間ですが、自転車置き場になると共に、玄関でもあり、洗濯干し場でもあります。
室内で太陽の光にあてたまま干せる場所があると、朝、洗濯物を干し、仕事に出かけ、夜帰って来たら乾いているという生活のサイクルも可能です。共働き夫婦が増えている現代では、部屋干しのスペースは、生活がし易くなる工夫の一つです。
インナーバルコニーが、黄砂と花粉を防ぐ設計方法
インナーバルコニーを作ることで、黄砂や花粉から守る設計にはいくつかのポイントがあります。以下に詳しく説明しますね。
1. インナーバルコニーの設計
壁と屋根の設置: インナーバルコニーは建物の内部に設けられるため、外気と直接接触しない構造です。外部からの黄砂や花粉の侵入を防ぐためには、壁や屋根をしっかりと設置し、密閉性を高めることが重要です。
窓の配置: インナーバルコニーの外側に取り付ける窓には、密閉性が高いものや二重窓を使用すると良いでしょう。これにより、外部の微細な粒子が室内に入るのを防げます。
2. フィルターの設置
エアフィルター: インナーバルコニーに設置するエアコンや換気システムには、高性能なエアフィルターを使用しましょう。HEPAフィルターなどは、黄砂や花粉のような微細な粒子を効果的に除去できます。
3. 換気の工夫
換気口の設置: 換気口は外部からの汚染物質の侵入を最小限に抑えるよう設計します。換気口にはフィルターを取り付けると良いでしょう。
換気システムの設計: 換気システムを設計する際、外気が直接入らないようにすることが大切です。インナーバルコニー内の空気が循環するようにして、外部の影響を最小限にします。
4. 防汚対策
屋根の防塵処理: インナーバルコニーの屋根には、防塵加工やコーティングを施すことで、黄砂の付着を防ぎやすくなります。
定期的な清掃: インナーバルコニー内は清掃を定期的に行うことが重要です。特にフィルターや換気口の掃除を忘れずに行いましょう。
5. 緑化の利用
植物の配置: インナーバルコニーに室内用の植物を置くことで、空気清浄効果が期待できます。植物は空気中の微細な粒子を吸収する効果があります。
これらのポイントを考慮することで、黄砂や花粉を防ぎつつ快適なインナーバルコニーを実現できます。どのポイントが特に気になりますか?
インナーバルコニーとは何?
インナーバルコニーとは、建物の内部に設けられるバルコニーのことです。一般的なバルコニーは建物の外部に突き出していることが多いですが、インナーバルコニーは内部の空間として設計されており、外気からある程度保護されています。以下にその特徴と利点について詳しく説明します。
特徴
内部に位置する:
インナーバルコニーは建物の内部に位置し、外部からは建物の中庭やエントランスを通じてアクセスする形が多いです。外部の気象条件や騒音からある程度保護されているため、快適に利用することができます。
半屋外空間:
通常はガラスやアルミニウムのパネルで囲まれており、屋根や壁が設けられています。これにより、外気や風からある程度遮断されつつも、外部の景色を楽しむことができます。
換気と光の取り入れ:
インナーバルコニーは自然光を取り入れつつ、外気からは保護されているため、快適な空間を確保しやすいです。窓や開口部の配置によって、換気や明るさを調整することが可能です。
利点
気象条件からの保護:
インナーバルコニーは外部の気象条件(風、雨、雪など)から保護されているため、年間を通じて快適に利用できます。特に黄砂や花粉などの影響も受けにくくなります。
プライバシーの確保:
内部に設けられているため、外部からの視線を遮ることができ、プライバシーを保ちつつリラックスできる空間を作りやすいです。
多目的に利用可能:
インナーバルコニーはリビングスペースとして使うことも、植物を育てるガーデンスペースやリラックスするためのエリアとして利用することもできます。
デザインの自由度:
内部の空間として設計されるため、デザインの自由度が高く、さまざまなスタイルや用途に合わせたカスタマイズが可能です。
設置の注意点
通気性の確保: インナーバルコニーを設置する際には、十分な換気が確保されるように設計することが重要です。換気システムや窓の配置に注意しましょう。
防音対策: 外部の音が気になる場合には、防音対策も考慮する必要があります。窓や壁の防音性を高めることで、より快適な空間が実現できます。
インナーバルコニーは、快適でプライバシーが保たれた空間を作るための有効な方法です。設計や利用目的によって、さまざまな工夫が可能です。
インナーバルコニーで太陽光で洗濯物を干す
インナーバルコニーで太陽光を利用して洗濯物を干すための設計方法について、以下のポイントに注意して設計すると良いでしょう。
1. 太陽光の取り入れ
位置と向き:
インナーバルコニーの位置や向きが、太陽光を最大限に取り入れるために重要です。南向きに設置することで、日中の太陽光を多く取り入れることができます。東向きや西向きでも、朝日や夕日を利用することが可能です。
ガラスの種類:
太陽光を効率的に取り入れるために、高透過率のガラスや日射透過率の高いガラスを選びましょう。これにより、光を多く取り入れ、効率よく乾燥させることができます。
2. 洗濯物を干すためのスペース設計
物干しスペース:
インナーバルコニー内に物干し用のバーやラックを設置します。可動式のものや伸縮式のものを使うと、スペースを効率的に使うことができます。
天井の高さ:
洗濯物を干すためには天井の高さも考慮する必要があります。物干しバーを取り付ける位置が高すぎないように注意しましょう。
3. 通風と換気
通風の工夫:
洗濯物が乾燥するためには適切な通風が必要です。換気用の窓や開口部を設け、空気の流れを確保しましょう。換気扇を設置することで、湿気のこもりを防ぎます。
湿気対策:
湿気がこもるとカビの原因となるため、乾燥機能付きの換気扇や除湿機の設置も検討すると良いでしょう。
4. 環境に配慮した設計
遮熱対策:
夏の強い日差しによる室内温度の上昇を防ぐために、遮熱フィルムやカーテンを設置することを検討します。これにより、室内の温度管理がしやすくなります。
防風対策:
インナーバルコニーのデザインによっては、風によって洗濯物が揺れることもあります。風の強さや方向に応じて、防風対策を講じると良いでしょう。
5. メンテナンスと管理
掃除のしやすさ:
洗濯物を干すスペースは定期的に掃除が必要です。掃除しやすい設計にするために、床材や壁材の選定にも注意が必要です。汚れやすい部分は取り外しやすい素材を選ぶと便利です。
耐久性:
物干しバーやラックは耐久性のある素材を選びましょう。また、湿気や水分に強い素材を使用することで、長期間使用できます。
インナーバルコニーを洗濯物干し用のスペースとして設計する際は、これらのポイントを考慮して快適で効率的な空間を作ることができます。具体的なレイアウトや設計についてさらに詳しく知りたい場合は、お気軽にお知らせください。
住まいの設計・計画の解説
→収納計画
Comments