3機能クローゼット。両使いは家族構成が変わっていく変化に柔軟に対応。
- t-ogino
- 3月31日
- 読了時間: 12分

事例を見る:Case09「収納と家事の、テラスハウス・東京都足立区」
両使いで便利!って話をしようとおもったんですが。。。
いきなりですが、色々な使い方ができるって、意外と良く無いです。
ああも使える、こうも使える様にしたいと考えると、どっちつかずになり、かえって使い辛く無駄の多い設えなりがち。でも、この両使いは、中々良いよという話です。家族構成・ライフステージが変わる変化に柔軟に対応できます。
クローゼットを3面使いに
・部屋からは普通のクローゼット
・廊下からは、ウォークインクローゼット
・部屋からも、ウォークインクローゼット
このクローゼットは、3つの方向から使えますよ。
動線が交錯しない
乾かした洗濯物を、クローゼットにしまう時、部屋から朝起きて着替えをする時、使う方向が違うと、動線が絡まらず仕舞いやすさと、使いやすさが同居してくれます。収納力もしっかりある。

事例を見る:Case09「収納と家事の、テラスハウス・東京都足立区」
家族構成の変化に対応するクローゼットの設計
家族構成の変化に対応するクローゼットの設計は、将来の変化に柔軟に対応できるようにするために重要です。以下の点に注意して設計することが有効です。
1. 可変性のある収納システム
棚の高さ調整: 可動式の棚やラックを使用することで、収納するアイテムのサイズや量に応じて調整できます。
引き出しや仕切りの追加: アイテムに合わせた仕切りや引き出しを追加できる設計にすることで、使い勝手が向上します。
2. 多機能性
クローゼットの用途を考慮: 例えば、子供が成長して衣類のサイズが変わることを考慮して、可動式のロッドや調整可能な棚を組み合わせたクローゼットが便利です。
収納のゾーニング: 季節ごとの衣類や特定のアイテム(例: スポーツ用品、ハンドバッグなど)を分けて収納できるようにゾーニングします。
3. スペースの工夫
引き戸や折れ戸の使用: クローゼットの扉を引き戸や折れ戸にすることで、開閉スペースを節約できます。
上部の空間利用: 上部に収納棚を設けて、あまり使用しないアイテムを収納するスペースを確保します。
4. 家族の成長に合わせた設計
子供用の収納: 子供の成長に合わせて、最初は低めのロッドや棚を設け、後から調整できるようにします。
シェアスペース: 家族全員の衣類やアイテムを共有できるスペースを設け、変化に対応します。
5. アクセサリーや便利機能
ライトの設置: クローゼット内にLEDライトを設けることで、見やすく便利です。
フックやハンガーラック: 追加のフックやハンガーラックを設置して、小物やアクセサリーの収納を容易にします。
これらのポイントを考慮してクローゼットを設計することで、家族の成長やライフスタイルの変化に柔軟に対応できる収納スペースが実現できます。

使い易いクローゼット
使いやすいクローゼットを設計するためには、以下のポイントに注意するのが良いです:
1. 収納の目的とニーズを考える
収納するものを整理: 服、靴、アクセサリー、バッグなど、何を収納するかによって、必要な収納スペースの種類が変わります。
生活スタイルに合わせる: 例えば、頻繁に衣替えが必要な場合や、多くの季節ごとの服を持っている場合は、それに合わせた設計が求められます。
2. 収納の種類と配置
ハンガーポール: 服を掛けるためのハンガーポールは、丈の異なる服に合わせて上下に分けると便利です。長いコート用とシャツ用で分けると使いやすくなります。
棚と引き出し: 複数の棚や引き出しを使って、小物やシーズンごとの服、アクセサリーなどを整理します。高さを調整できる棚は、収納の柔軟性を高めます。
靴収納: 靴用の棚や引き出し、スロットを設けることで、靴の整理整頓が簡単になります。
3. アクセスのしやすさ
ドアの選択: スライドドアや折れ戸など、開閉のスペースを取らないドアを選ぶと、狭いスペースでも使いやすくなります。
奥行きの工夫: 深すぎるクローゼットは物を取り出すのが面倒になることがあります。引き出しやラックの配置を工夫して、アクセスしやすくすることが重要です。
4. 照明と鏡
照明: クローゼット内に十分な照明を設置すると、探し物がしやすくなります。LEDライトやセンサーライトを使うと良いでしょう。
鏡: クローゼットの内側や扉に鏡を取り付けると、服を試着する際に便利です。
5. 調整可能なシステム
可変式収納: 高さや配置を調整できる収納システムを使うと、収納スペースを自由にカスタマイズでき、使い勝手が良くなります。
6. 収納のアクセサリー
収納ボックスやバスケット: 小物やアクセサリーを整理するために、収納ボックスやバスケットを使うと便利です。
ハンガーの選択: 服に合わせたハンガーを使うことで、より効率的に収納できます。
クローゼットの使い勝手を良くするためには、実際に使ってみることが一番です。試しに設置してみて、改善点を見つけると良いでしょう。

クローゼットを設計する時の注意点
クローゼットを設計する際の注意点には、以下のような点があります。これらを考慮することで、機能的で使いやすいクローゼットを作ることができます。
1. スペースの最適化
サイズの確認: クローゼットの設計は、実際のスペースを正確に測定した上で行います。限られたスペースを最大限に活用するための計画が必要です。
奥行きの考慮: クローゼットの奥行きは十分に取り、衣類や物を取り出しやすいようにします。一般的には60cm前後が目安ですが、用途に応じて調整が必要です。
2. 収納の種類と配置
用途に応じた配置: 収納するアイテムに応じて、ハンガーポール、棚、引き出しなどの配置を決めます。例えば、長いコートやドレスには高い位置のハンガーポールが必要です。
棚の調整: 可動棚を使うと、収納物に合わせて棚の高さを調整できます。これにより、さまざまなアイテムに対応可能です。
3. アクセスのしやすさ
開閉方式: ドアの開閉方式は、クローゼットの場所に応じて決めます。スライドドアや折れ戸は狭いスペースでも便利です。
収納の配置: よく使うアイテムは取りやすい位置に配置し、奥の方にはあまり使用しない物を置くと良いです。
4. 照明の設置
十分な照明: クローゼット内の照明は、十分な明るさを確保することが重要です。LEDライトや内蔵ライトを使うと、視認性が向上します。
位置の工夫: 照明はクローゼット内の隅々まで均等に行き渡るように設置します。鏡の近くにも照明があると便利です。
5. 通気性の確保
換気の工夫: クローゼット内の湿気を防ぐために、通気性を確保することが大切です。通気口や空気循環のための設計を考慮します。
湿気対策: 湿気対策として除湿剤や防カビ対策も検討しましょう。
6. デザインと見た目
統一感: クローゼットの内装や収納システムが部屋のデザインと統一されていると、全体の美観が保たれます。
色や素材: クローゼットの内装に使う色や素材は、他のインテリアと調和するように選ぶと良いでしょう。
7. 安全性と耐久性
構造の堅牢性: クローゼットの棚やポールは、重い物を支えられるように十分に頑丈であることが必要です。
子供やペットへの配慮: 小さな子供やペットがいる場合は、安全性を考慮して、角が丸い棚や取り外し可能な部分を設けると良いです。
8. カスタマイズと柔軟性
将来の変化に対応: 収納のニーズは変わることがあるため、柔軟にカスタマイズできる設計が望ましいです。可動棚や調整可能なハンガーポールなどを取り入れると便利です。
これらのポイントを考慮することで、使いやすく、かつ機能的なクローゼットを設計することができます。

ライフステージが変化する→クローゼットの変化
ライフステージが変化することで、クローゼットのニーズも変わることが多いです。それぞれのライフステージに応じたクローゼットの変化について、具体的な考え方を以下に示します。
1. 独身時代から結婚・同居に移行する場合
物の増加: 生活する人数が増えることで、クローゼットに収納する物も増えます。スペースを分けて、それぞれの物を整理できるようにすると便利です。
共有スペースの設計: 共有するクローゼットの一部を分けて、それぞれの服やアイテムを収納できるようにすると、整理整頓がしやすくなります。
可変性: 将来的な変化に対応できるように、可動棚や調整可能な収納システムを採用すると良いです。
2. 子供が生まれる場合
追加収納スペース: ベビー用品や子供服、オムツなどが増えるため、追加の収納スペースが必要になります。特に使いやすい高さや取り出しやすい位置に収納を設けると便利です。
安全性: 小さな子供がいる場合、クローゼット内の物が子供の手の届かない場所に配置されていることが重要です。ロック機能付きの引き出しや棚を考慮するのも良いでしょう。
おむつやおもちゃの収納: 特定の収納エリアを設けて、おむつやおもちゃなどを整理できるようにすると、育児がしやすくなります。
3. 子供が成長する場合
収納の変更: 子供が成長するにつれて、収納するアイテムも変わります。おもちゃから学用品、衣服のサイズ変更など、クローゼットの中身も変わるため、柔軟に対応できる収納が必要です。
学用品やスポーツ用品: 学校の教材やスポーツ用品が増えるので、それに合わせた収納スペースを確保します。棚や引き出しを使い分けると便利です。
独立スペースの考慮: 子供が成長するにつれて、自分専用のクローゼットスペースを設けると、自立心を育む手助けになります。
4. 家族が増える場合
多機能収納: さらに多くの物が増えるため、クローゼットは多機能な収納システムを採用することが重要です。例えば、シェアできる収納や一時的な収納スペースの追加など。
収納の階層化: 大きな収納スペースを階層化して、使い勝手の良い配置にすると、物の整理がしやすくなります。
5. 退職後・シニアライフの場合
アクセシビリティ: 年齢を重ねると、物の取り出しやすさが重要になります。低い位置に収納を設けたり、引き出しの取り出しが簡単にできるようにすることが求められます。
軽量化: 重い物を収納する場合は、収納システムを工夫して、取り出しやすくすることが大切です。
視認性: 見やすく取り出しやすい収納を心がけることで、便利に使うことができます。
6. 空き家・セカンドライフの場合
新たな使い道: 空き家やセカンドライフの際には、クローゼットを別の用途に使うこともあります。例えば、趣味の部屋やワークスペースなどにリフォームする場合があります。
収納のカスタマイズ: 新しい生活スタイルに合わせて、収納のカスタマイズを行うことができます。
ライフステージの変化に合わせてクローゼットの設計を見直すことで、長期間にわたって快適に使い続けることができます。

事例を見る:Case09「収納と家事の、テラスハウス・東京都足立区」
ウォークインクローゼットを快適に使う方法
ウォークインクローゼットを快適に使うためには、以下の方法を取り入れると良いでしょう。これらのポイントを考慮することで、収納力を高め、使いやすい空間を実現できます。
1. 効率的なレイアウト
ゾーニング: クローゼット内をゾーンに分け、用途ごとに収納を分けます。例えば、ハンガーエリア、棚、引き出し、靴収納などです。
動線の確保: 使いやすさを考えたレイアウトで、動線を確保します。必要な物にすぐアクセスできるように配置を工夫しましょう。
2. 収納システムの選択
可動棚: 高さや位置を調整できる可動棚を使うと、収納物のサイズや量に応じて柔軟に対応できます。
引き出しと棚: 小物やアクセサリー、下着などは引き出しに収納すると整理しやすいです。棚は洋服やバッグなどを置くのに便利です。
ハンガーポール: 上下に分けて設置することで、長い服と短い服を効率よく収納できます。
3. 収納の整理整頓
グルーピング: 同じ種類のアイテムをまとめて収納します。例えば、シャツ、ジャケット、パンツなど、アイテムごとに分けると取り出しやすくなります。
収納ボックスやバスケット: 小物や季節外のアイテムは収納ボックスやバスケットを使って整理します。ラベルを付けると、どこに何があるかが一目でわかります。
4. アクセサリーの活用
フックやハンガー: 帽子やバッグ、アクセサリーなどの収納にはフックや特別なハンガーを使うと便利です。
ポールやロッド: スカーフやベルトなどを掛けるためのポールやロッドを設置すると、取り出しやすくなります。
5. 照明の工夫
十分な照明: クローゼット内に十分な明るさを確保します。LEDライトや調光機能付きのライトを使うと便利です。
鏡の設置: クローゼット内に鏡を設置すると、試着する際に便利です。扉に取り付けることもできます。
6. 通気と湿気対策
通気口の設置: クローゼット内に通気口を設けることで、湿気を防ぎます。
除湿剤の使用: 湿気対策として除湿剤を使うことも考慮しましょう。
7. 安全性と使い勝手
収納の高さ: 使いやすい高さに収納を設けることで、物の取り出しやすさが向上します。手の届く範囲に頻繁に使うアイテムを配置するのが理想です。
滑り止め: 棚の上に滑り止めマットを敷くことで、物が落ちるのを防ぎます。
8. 整理整頓の習慣化
定期的な整理: クローゼット内のアイテムを定期的に見直し、不要な物を処分することで、整理整頓を維持します。
シーズンごとの見直し: 季節ごとに衣類の入れ替えを行い、必要なものだけを残すと、クローゼットがすっきりします。
これらの方法を取り入れることで、ウォークインクローゼットをより快適に、そして効率的に使うことができます。
住まいの設計・計画の解説
→収納計画
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