top of page
検索

布団を仕舞う収納の確保、実は忘れがち。押入れが無い時の布団の収納方法。

執筆者の写真: t-oginot-ogino

更新日:2024年11月26日


回遊式のファミリークローゼット

上京して、ワンルームマンションでの一人暮らし。そんな時期には考えなくて良いのが布団のしまい場所。ベットの上に布団を敷きっぱなし。たまに日に当て干すけれど年中同じ場所に出しはなししている。

そんな学生時代をすごした方も多いですよね。ですが、家庭を持ったり、30代40代になり生活を豊かにしていこうと考えた時、布団を仕舞うシーンが出てききます。ところがこの布団を仕舞う場所。新築時もリフォーム時も以外と忘れがちです。

和室には押入れがある

元々の日本家屋は、畳の寝室・個室が有り、和室には押入れがついていて、布団はそこに仕舞います。朝起きたときに仕舞い、寝るときに布団を出してひく。毎日の布団の上げ下げをする習慣があるのが、和室での日本人の生活の仕方でした。

押入れという収納は今では特殊で、奥行きが深くまさに布団を入れる為の収納になっています。

ベットでの生活でも、布団の収納が必要

実は、ベットで寝る生活でも布団を入れておく収納が必要になってきます。

お泊りに来るご両親などお客様のための、予備の布団をしまっておかなくてはなりません。また、夏と冬では、掛け布団の種類が異なります。季節ごとに取り替える掛け布団も収納しておかなくてはなりません。

布団をしまう、場所はどこに?

和室での毎日の布団の上げ下げと異なり、ベットでの生活では布団を頻繁に取替える訳ではありません。季節毎の取替えであれば、半年に1回だけ。その間しまったままになりますから、湿気によるカビなどが心配になります。湿気の無い収納に、除湿材などと一緒に仕舞っておきたいものです。

日々布団を取り替える訳ではありませんから、必ずしも寝室についてる収納にしまう必要はありません。寝室以外の納戸やファミリークローゼットなど、共用の収納に入れておき、取り替えるときだけ出してくるのも1つの方法です。

ファミリークローゼットの間取り平面図

奥行きの無い収納には気をつけたい

クローゼット内のパイプの上に、枕棚という棚板をつける事があります。その上の棚に布団をしまう方も多くいらっしゃいます。クローゼット内の棚は奥行きが小さい為、上手く布団を畳んで入れていますが、ちょっと無理矢理で布団を仕舞うには奥行きが狭すぎます。まして、昨今のクローゼットは奥行きがなぜか小さくなる傾向にあります。棚も強度が無いものをつける場合が多く、布団の重さに絶えづらいものも多くなっています。元々布団を収納する設定では無く、バック・鞄などを置く為の収納ですから、仕方ありません。

布団を仕舞えるクローゼットとは

布団を仕舞えるクローゼットとは、奥行きが少し深く、上の棚に強度があるクローゼットです。例えば、ウォークインクローゼットは片面では無く、他の面にも収納が出来ますが、その内の片方の面に、棚だけ奥行きを広くする事で、布団が仕舞える棚が出来、仕舞えるクローゼットになります。

布団を仕舞う場所、リフォーム・新築の時に必ず考えておきたい収納計画です。

 


布団の収納方法


布団の収納方法については、以下のポイントを参考にしてみてください。


1. シーズンごとの収納

  • 冬用布団の収納: 夏場は、冬用の布団を収納する必要があります。布団を乾燥させてから、通気性の良い布団袋や圧縮袋に入れると、湿気やカビから守ることができます。布団袋は、空気を抜いて収納できる圧縮タイプが特に便利です。


  • 夏用布団の収納: 冬用布団を取り出す際には、夏用布団も同様に圧縮袋や布団袋に収納しておくと良いでしょう。


2. 収納場所の選び方

  • クローゼット: クローゼットに布団を収納する際は、布団をそのまま置くと圧縮されてしまう可能性があります。布団袋を使い、空気を抜いて収納するか、布団専用の収納ケースを利用するのが良いです。


  • 押入れ: 押入れに収納する場合も、布団袋や圧縮袋を使うと便利です。布団の上に物を置かないようにし、湿気を防ぐために除湿剤を使うとさらに効果的です。


  • ベッド下: ベッド下に収納する場合は、布団専用の収納ボックスを使い、通気性を確保するために通気孔があるものを選びましょう。


3. 収納前の準備

  • 清掃と乾燥: 布団を収納する前に、しっかりと干して乾燥させ、清潔な状態にしておきます。湿気が残っているとカビやダニの原因になります。


  • 折りたたみ方: 布団を折りたたむ際は、圧縮しすぎないようにし、シワができないようにしましょう。できれば、軽く丸める感じで収納すると良いです。


4. 収納アイテム

  • 布団袋: 大きめの布団袋に収納し、密封することで防虫・防湿効果があります。


  • 圧縮袋: 空気を抜くことでスペースを節約できます。ただし、長期間使用する場合は、定期的に開封して布団の状態を確認すると良いです。


布団の収納は、スペースの有効活用だけでなく、布団の寿命を延ばすためにも大切です。


布団の種類


布団にはいくつかの種類があり、それぞれ特性や用途が異なります。以下は主な布団の種類とその特徴です。


1. 掛け布団(掛布団)

  • 内容: 中綿(ポリエステル、羽毛、羊毛など)が入っており、体を温かく保つために使います。


  • 特徴: 保温性が高く、体温を逃さず快適な眠りを提供します。厚みや重さ、素材により保温性が異なります。


  • 種類:

    • 羽毛布団: 軽くて暖かく、通気性が良い。高級であるが、価格が高い場合が多い。

    • ポリエステル布団: 軽量で安価。洗濯しやすく、取り扱いが簡単。

    • 羊毛布団: 自然な温かさを提供し、湿気を吸収して放出する特性があります。


2. 敷き布団(敷布団)

  • 内容: 底に敷いて使う布団で、マットレスの役割を果たします。中綿(ポリエステル、綿、羊毛など)が入っています。


  • 特徴: 床からの冷気を防ぎ、体を支える役割を持っています。硬さや厚みによって寝心地が変わります。


  • 種類:

    • ポリエステル敷き布団: 軽量で扱いやすく、コストパフォーマンスが良い。

    • 綿敷き布団: 通気性が良く、自然な寝心地。圧縮されやすいため、定期的に干してフワフワ感を保つ必要があります。

    • 羊毛敷き布団: 保温性が高く、湿気を吸収して快適な睡眠をサポートします。


3. 三つ折り布団(折りたたみ布団)

  • 内容: 敷き布団が3つ折りにできるもので、収納や取り扱いが便利です。


  • 特徴: 使用後にコンパクトに折りたたむことができるため、スペースの節約に役立ちます。自宅での使用や旅行用にも適しています。


4. エアーマットレス

  • 内容: 空気を入れて使用するマットレスで、圧力の調整が可能です。


  • 特徴: 快適な寝心地を提供し、持ち運びや収納が便利です。旅行やキャンプに適しています。


5. 布団カバー・シーツ

  • 内容: 掛け布団や敷き布団を保護するためのカバーやシーツです。


  • 特徴: 掛け布団には掛け布団カバー、敷き布団には敷き布団カバー(またはシーツ)を使用します。定期的に洗濯することで清潔を保ちます。


6. こたつ布団

  • 内容: こたつに使う布団で、通常は掛け布団と敷き布団がセットになっています。


  • 特徴: こたつの下に敷くことで、こたつの暖かさを保ち、さらに快適に過ごせるようにします。


布団を選ぶ際は、自分の寝る環境や好みに合わせて適切なタイプを選ぶことが大切です。



住まいの設計・計画の解説


閲覧数:773回0件のコメント
bottom of page