田舎の生家には、木造の小さな倉庫があって、自転車から、農具、バットなどスポーツ用品から灯油まで、色々なモノが突っ込んで入ってる。冬に灯油を倉庫から持って来て、石油ストーブに入れる時のガソリン臭い匂いが苦手だった記憶がある。
部屋の中に置いておきたく無いものって、実は結構ありますよね。今の我が家には、外で使うバケツ、ホウキ、デッキブラシ、家庭菜園用の用具なんかが部屋内に置いておきたく無いものです。
シューズインクローゼットの本来の収納目的は、靴を置く事では無い。靴「も」おける収納部屋だと考えています。ですから、シリーズインクローゼットだけで無く、下足入れも設置しておくと玄関廻りの収納が使い勝手が良くなります。
下足入れの奥にシューズインクローゼットを設置しました。もちろんシューズインクローゼットにも、靴を入れるのですが、家族の趣味であるスキーの板や、出張の多い旦那様のトランクを置く場所として使う予定です。
画像三枚目、4枚目のシューズインクローゼットは、トランクもですが、水やお米、根菜など食材も置いておく場所として、プランニングしました。 こちらも、下足入れは下足入れとして設置しています。
生活のスタイル、行動、持っているもの、置きたい場所によって、シューズインクローゼットの設えは変わってきます。せっかくだから、自分達、家族の使いやすい様、カスタマイズしたい。必ず施主らしい家に一歩近づくはずです。
靴以外にシューズインクローゼットに収納するもの
シューズインクローゼット(SIC)は、主に靴を収納するスペースとして利用されますが、他のさまざまなアイテムを効率的に収納するためのスペースとしても活用できます。以下は、シューズインクローゼットに靴以外で収納できる一般的なアイテムの例です。
1. コートやジャケット
シューズインクローゼットにハンガーラックを設置することで、コートやジャケットなどのアウターウェアを掛けて収納できます。これにより、玄関をスッキリさせることができます。
2. 傘やレインコート
雨の日の必需品である傘やレインコートを収納するのに便利です。特に傘立てを設置することで、濡れた傘を収納しやすくなります。
3. バッグやリュックサック
シェルフやフックを利用して、日常使用するバッグやリュックサックを整理することができます。出かける前にすぐに取り出せるので便利です。
4. 帽子や手袋、マフラー
小さな棚や引き出し、または専用のフックを使って、帽子、手袋、マフラーなどのアクセサリーを収納できます。これにより、季節に応じたアイテムをすぐに取り出せるようになります。
5. スポーツ用品
スポーツをする場合は、シューズインクローゼットにスポーツシューズ、ボール、ヨガマット、ヘルメットなどのスポーツ用品を収納することができます。
6. 掃除道具
掃除機、モップ、ほうきなどの掃除道具を収納するスペースとしても活用できます。これにより、掃除用具が他の部屋に散らかることを防げます。
7. ショッピングバッグやエコバッグ
再利用可能なエコバッグやショッピングバッグを収納するための専用のフックやラックを設置することで、必要な時にすぐに取り出せます。
8. ベビーカーや子供用自転車
ベビーカーや折りたたみ式の子供用自転車を収納するスペースとしても利用できます。特に家庭内に置く場所が限られている場合、シューズインクローゼットが便利です。
9. 旅行用スーツケースやキャリーバッグ
スーツケースやキャリーバッグを収納する場所としても利用できます。使用頻度が少ない場合は、上部の棚に収納することでスペースを有効に活用できます。
10. 小型家具や折りたたみチェア
スペースが許す場合は、小型の折りたたみチェアやテーブルなどを収納することもできます。アウトドア用品やパーティー用のアイテムなども一緒に収納しておくと便利です。
シューズインクローゼットをうまく活用することで、家の他のスペースを有効に使うことができ、玄関やリビングの見た目もスッキリと保つことができます。収納の工夫をすることで、日常生活がより快適で効率的になります。
シューズインクローゼットとは
シューズインクローゼット(Shoe-in Closet)は、主に靴を収納するための専用スペースで、通常は玄関付近や廊下に設置されることが多いです。しかし、シューズインクローゼットは靴以外のアイテムも効率よく収納できるため、家庭の整理整頓や使いやすさを向上させる重要な収納スペースとして広く利用されています。
シューズインクローゼットの主な特徴
収納力の高さ:
シューズインクローゼットは、一般的なシューズボックスよりも広く、収納力が高いのが特徴です。棚やラックが多段に配置されていることが多く、靴だけでなく他のアイテムも一緒に収納することができます。棚の高さを調整できるものもあり、ブーツなど高さのある靴も収納可能です。
靴の種類ごとに分けて収納:
例えば、日常的に使用するスニーカーやパンプスを手前に、季節外れのブーツやサンダルを奥に収納するなど、使い勝手に合わせて靴を分類して整理することができます。これにより、必要な靴をすぐに取り出すことが可能です。
靴以外の収納にも対応:
上の回答で述べたように、コート、バッグ、傘、帽子、手袋、掃除用具など、靴以外のさまざまなアイテムを収納できるよう設計されています。多用途な収納スペースとして利用できるため、玄関周りの整理整頓がしやすくなります。
プライバシーとデザインの調和:
シューズインクローゼットは扉付きのことが多く、扉を閉めることで収納物を隠し、玄関や廊下の見た目をすっきりと保つことができます。また、扉のデザインや素材を家全体のインテリアに合わせて選ぶことができるため、スタイリッシュな外観を維持しながら収納スペースを確保することが可能です。
換気と清潔の維持:
通気性を考慮した設計がされていることが多く、靴の湿気やにおいがこもりにくいように工夫されています。換気口や通気パネルを取り入れることで、カビやにおいの発生を防ぎ、クローゼット内を清潔に保つことができます。
シューズインクローゼットの設計のポイント
スペースの有効活用:
限られたスペースを最大限に活用するため、棚やラックの配置を工夫することが重要です。可動式の棚を採用することで、収納する物のサイズに合わせて高さを調整できるようにするのがおすすめです。
照明の設置:
シューズインクローゼット内が暗くならないよう、適切な照明を設置することも大切です。特に奥行きがある場合や高さのある収納棚がある場合は、全体を明るく照らせるようにしましょう。センサーライトを設置すれば、ドアを開けたときに自動で点灯し、使いやすさが向上します。
出し入れのしやすさ:
頻繁に使用する靴やアイテムは手前や取り出しやすい位置に配置し、季節物や使用頻度の低いものは奥や上部に収納することで、日常の使い勝手が良くなります。また、引き出し式の棚を取り入れることで、奥の物も簡単に取り出せるようになります。
デザインと素材の選択:
シューズインクローゼットの扉や内装の素材は、他のインテリアと調和するものを選ぶと良いです。また、耐久性があり、掃除がしやすい素材を選ぶことで、長く清潔に保つことができます。
専用の収納アクセサリーの活用:
シューズホルダー、傘立て、ハンガー、フック、収納ボックスなど、専用の収納アクセサリーを利用することで、整理整頓がさらに簡単になります。
シューズインクローゼットは、単なる靴の収納スペースにとどまらず、家全体の収納効率を高めるための重要なエリアです。設計やレイアウトの工夫次第で、使い勝手が大きく向上し、家の中をより整理整頓された状態に保つことができます。これから新築やリフォームを検討する際には、シューズインクローゼットの導入も検討してみてください。
シューズインクローゼットに、水やお米、根菜など食材を置く
シューズインクローゼットを靴だけでなく、水やお米、根菜などの食材を置くスペースとして利用するのは、収納の有効活用の一つの方法です。このようなアプローチは、特にスペースが限られている住宅や、収納場所を効率的に使いたい家庭にとって有益です。以下は、そのような間取りを考える際のポイントと、実際にどのように設計するかについての詳細です。
シューズインクローゼットの間取り設計のポイント
収納のゾーニング:
靴や食材の収納エリアを明確に分けることで、使いやすさと衛生面の両方を確保します。たとえば、靴は下段の棚に、水やお米、根菜は上段の棚に収納することで、直接触れることを避け、クロスコンタミネーション(異物混入)を防ぎます。
換気の確保:
シューズインクローゼット内に食材を収納する場合、湿気や臭いがこもらないよう、十分な換気が重要です。換気扇の設置や、通気口を設けて空気の流れを確保し、食材の品質を保ちます。
温度管理:
食材、特に根菜やお米の保管には、適切な温度と湿度が必要です。シューズインクローゼットが極端に暑くなったり、寒くなったりしないように、温度管理を行います。北向きや日の当たらない場所に配置することで、温度変動を抑えることができます。
棚や引き出しの設計:
食材を効率よく収納するために、棚の高さや奥行きを調整できるようにします。引き出し式の収納を設ければ、重たい物でも簡単に取り出すことができ、見た目もスッキリと整理整頓できます。特に水のボトルや米袋など重たいものは、取り出しやすい低めの位置に収納します。
防水対策:
水のボトルなどを収納する際、漏れた場合に備えて防水シートを敷いたり、防水加工された引き出しを使用することで、クローゼット内の他の物を濡らさずに済みます。
フックやバスケットの利用:
壁面にフックを取り付け、軽い根菜(ニンニク、玉ねぎ)などを掛けたり、バスケットを使って小さな袋に分けて収納することで、取り出しやすさを向上させます。
具体的な間取りのアイデア
シューズインクローゼットの位置:
玄関近くにシューズインクローゼットを配置し、キッチンへもアクセスしやすいようにします。これにより、重たい食材を運び入れる際の動線が短くなり、利便性が向上します。
収納棚の配置:
クローゼット内の一面には靴専用の棚を設け、もう一面には食材専用の棚を設けます。食材専用の棚は、可動式で高さを調整できるものにすると、季節によって異なるサイズの食材にも対応できます。
床下収納の活用:
クローゼット内の床に床下収納を設置し、お米や水などの重たい物を収納する場所として利用します。これにより、スペースの有効活用が可能になります。
根菜用の収納エリア:
根菜は通気性の良いカゴやネットに入れて、壁面に取り付けたラックやフックに掛けると良いでしょう。これにより、湿気がこもらず、腐敗を防ぐことができます。
引き戸やスライドドアの採用:
クローゼットの扉には引き戸やスライドドアを採用すると、狭いスペースでも開閉がしやすく、スペースの有効活用ができます。
使用上の注意点
清潔の維持: 靴と食材を同じクローゼットに収納するため、定期的に掃除を行い、清潔な状態を保つことが重要です。特に食材がこぼれたり、靴が汚れている場合はすぐに清掃します。
食品の保存状態の確認: 湿気や温度変化による食品の劣化を防ぐため、保存状態を定期的に確認し、適切な対策を講じます。
湿気対策グッズの利用: 乾燥剤や湿気取りシートなどをクローゼット内に置くことで、湿気をコントロールし、食材や靴のカビや悪臭を防ぐことができます。
シューズインクローゼットを食材収納のスペースとして活用することは、効率的な収納方法であり、限られたスペースを最大限に活用するための賢いアイデアです。設計時には、衛生面、温度管理、換気などに注意し、使いやすく清潔な収納空間を作ることが重要です。このような工夫を取り入れることで、日常の利便性を高め、快適な生活環境を実現できます。
家族構成、ライフステージによって変わるシューズインクローゼット
シューズインクローゼット(SIC)の設計は、家族構成やライフステージによって大きく変わります。各家族のニーズに合わせて、収納の機能性やデザインを最適化することで、生活の質を向上させることができます。以下では、家族の構成やライフステージ別に考えられるシューズインクローゼットの設計ポイントを詳しく説明します。
1. 単身者向けのシューズインクローゼット
設計ポイント:
コンパクトで機能的なスペース: 単身者の場合、一般的に靴の数は限られていることが多いです。小型でスリムなクローゼットが適しています。シンプルな設計で、必要最低限の棚とフックを設置することで十分です。
ファッションに合わせた収納: 仕事用の靴、カジュアルな靴、季節ごとの靴など、生活スタイルに合わせたシューズを効率よく収納できるようにします。特にブーツやヒールを持つ人には、靴の高さに合わせた可動式の棚を採用するのが便利です。
限られたスペースの有効活用: コンパクトなアパートやマンションに住む単身者の場合、限られた玄関スペースを最大限に活用するため、ドア裏に収納ポケットを設置したり、シューズクローゼットを玄関近くに配置したりすることが推奨されます。
2. 夫婦や共働き世帯向けのシューズインクローゼット
設計ポイント:
広めの収納スペース: 二人分の靴やコート、バッグなどを収納するために、広めのシューズインクローゼットが必要です。夫婦それぞれが使いやすいように収納スペースを分け、個別の棚やラックを設置します。
使いやすい動線: 朝の忙しい時間帯にスムーズに靴やコートを取り出せるよう、出入り口付近に配置するのが理想です。シューズインクローゼットからそのまま外出できる動線を確保します。
多用途な収納: 靴だけでなく、仕事用のカバン、スポーツ用品(ゴルフバッグやヨガマット)、雨具なども収納できるスペースを確保します。ハンガーラックやフックを追加することで、コートやジャケットの収納も可能にします。
3. 小さな子供がいる家族向けのシューズインクローゼット
設計ポイント:
子供用の低めの棚: 子供が自分で靴を出し入れできるよう、低い位置に靴棚を設置します。これにより、自立心を育むことができます。
靴以外の収納: 子供用のレインブーツ、スニーカー、サンダルなどの靴だけでなく、リュックサックや帽子、手袋なども収納できるよう、専用の小さな収納スペースを設けます。子供用のサイズに合わせた可動式棚や引き出しが便利です。
安全性の確保: 小さな子供がいる場合は、尖った角がないように配慮し、安全対策が施された設計にします。また、扉にはチャイルドロックを取り付けると安心です。
成長に合わせた調整可能なデザイン: 子供が成長するにつれて靴のサイズや持ち物も変わるため、棚の高さを調整できるように設計すると、長期的に使用できます。
4. 高齢者がいる家族向けのシューズインクローゼット
設計ポイント:
使いやすい高さ: 高齢者がしゃがんだり、手を伸ばしたりするのが難しいことを考慮し、靴棚や収納スペースは使いやすい高さに配置します。中段に靴を置けるようにすることで、腰への負担を軽減します。
滑りにくい床材: 転倒防止のため、シューズインクローゼット内の床材は滑りにくいものを選びます。また、段差のないフラットな床にすることで、安全性を確保します。
手すりの設置: クローゼットの出入り口付近や、靴の履き替えをするスペースに手すりを設置することで、安定した動作ができるようになります。
シンプルで分かりやすい収納: 視覚的にもわかりやすく、取り出しやすい収納設計を心がけます。ラベルを貼るなどして、収納場所が一目で分かるように工夫すると良いでしょう。
5. 大家族向けのシューズインクローゼット
設計ポイント:
大容量の収納スペース: 家族全員分の靴を収納するため、広めのシューズインクローゼットが必要です。棚やラックを多く設置し、上部には季節外れの靴を収納するスペースを設けます。
個別の収納エリア: 家族全員が自分のスペースを持てるように、各自の棚やカゴを用意します。名前付きのラベルを貼ることで、どこに何を収納するかが分かりやすくなります。
靴以外の収納ニーズへの対応: コートやジャケット、帽子、スポーツ用品など、家族全員が使用するアイテムを一元管理するため、ハンガーラックや大きな引き出しも設けます。
交通の整理: 忙しい朝に家族が同時に使用することが多い場合、出入り口が狭くならないように動線を工夫します。広めの通路を確保し、スムーズに移動できるようにします。
シューズインクローゼットの設計は、家族構成やライフステージに応じて柔軟に考えることが重要です。各家庭のニーズや生活習慣に合ったデザインを採用することで、日常の使い勝手が向上し、整理整頓された生活空間を実現できます。収納スペースの使い方を工夫し、快適で効率的な住環境を目指しましょう。
住まいの設計・計画の解説
→収納計画
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