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  • 執筆者の写真t-ogino

床下収納の方法・収納の場所。床下は、隠れた空間!収納に使ってみよう!

更新日:8月25日


床下収納

モノが多い生活。せっかくある床下の空間を上手く使わない手はありません!家の大きさは決まっています。部屋の高さも決まっている。でも、床下を上手く使うことで、収納がたくさん出来たり、リビングの天井を高く出来たり、新築でもリノベーションでも、生活を豊かにする工夫をする可能性がたっぷりあります。

床下はなぜ空間がある?

木造住宅の特徴のひとつが、床下にスペースがある事です。なぜそんな場所があるか?と言うと、木でつくるからです。木は湿気に弱い為、地面から離した位置から木材をつかうからです。地面から、50センチほどはコンクリートの基礎をつくり、木材はそこから上の部分に建てるのが一般的です。基礎自体も地面に掘り込むと、雨水が入り込むなど、不具合が出る可能性があり、地面に余り掘り込まず製作しています。


地面の木材までのコンクリート基礎の立ち上がり部分が、空いている空間になっています。その空間の有効利用をすることで、使える場が増えていきます。

床下を使うことで収納力アップ!

床下をつかって、収納スペースとすることで、収納力がアップします。モノが多い生活をしている方も多いです。断捨利が一時流行になりました。必要の無いものを捨てるのは良いのですが、必要なもの、家族の喜びにつながるもの、自分の楽しみのものを我慢して捨てることは決して幸せにはつながりません。自分らしいライフスタイルで生活をするのであれば、モノを納める収納を考えた方が豊かな生活につながります。


床下収納というと、キッチン廻りが定番でした。ですが、キッチン廻りにこだわる必要はありません。書類を入れても良いし、年に1度した出さない家族のモノを入れておくのも有りです。

床下収納

気をつけたい床下収納のつくり方

場所によって、床下収納に入れるモノが変わって来ます。キッチンだけでなく、書斎に床下収納をつくれば、そこは書類入れになります。当然湿気対策をしっかりしなくてはなりません。ウォークインクローゼットに床下収納をつくり、季節モノを仕舞っておく場合も同様です。

昔からある、キッチンの床下収納は、料理をする人が立つ場所の真下にある事が多いですが、収納のふたに人が乗る為、がたついて気やすく、微妙な段差に足をとられることも有ります。

床下収納は、人が通らないところに設置する設計をしています。写真の収納は、キッチンに置く、コロ付きごみ置場の下に設置しました。ここであれば、人は乗らないですし、出し入れも簡単です。

床下収納の深さは?

床下収納の深さですが、なるべく浅いものを設置しています。深い方がたくさん入るのじゃないか?と思うかもしれませんが、深い床下収納は、取り出さない、使わない収納になりがちです。深いところの底から、モノを出すのは、体力が必要です。おっくうですし、体を痛める危険もあります。何を入れるか想定し、そのサイズに合わせた大きさの収納の大きさにすべきです。

有れば良いでは無く、使い勝手の良い床下収納をつくろう

床下はやはり、他と比べると取り出しづらい収納です。その特性を理解した上で、何を入れるか。使い勝手の良い収納を取り付ければ、床下は可能性の大きな有効活用できる空間になります!

 


床下収納の種類


床下収納にはいくつかの種類があります。具体的には以下のようなものがあります:


  1. 固定式床下収納

    • フラットタイプ:床と同じ高さで設置され、開閉することで収納スペースが現れます。多くの場合、通路やダイニングルームなどに使用されます。

    • ポップアップタイプ:床から持ち上げると収納スペースが現れるタイプで、収納部分が隠れるため、床の美観を保ちつつ収納できます。


  2. 可動式床下収納

    • スライドタイプ:引き出しのようにスライドさせて開ける収納。普段は隠れていて必要な時に取り出せるので、使い勝手が良いです。

    • キャスター付きタイプ:床下に設置されたキャスター付きの収納ユニットで、必要な時に簡単に取り出して使用できます。


  3. 収納内容による分別

    • 小物収納:例えば靴や掃除道具など、小さなアイテムを収納するためのコンパクトなスペース。

    • 大型収納:大きな物品や家電などを収納するための広めのスペース。家電を収納する場合は、通気性や換気に配慮が必要です。


  4. 特別な機能を持つ床下収納

    • 防湿・防腐タイプ:湿気対策や腐食防止機能が施されているもので、特に湿気が多い地域や地下室で使用されます。

    • 通気タイプ:換気機能が組み込まれており、空気の循環が良く保たれるため、収納内部の湿気やカビを防ぐことができます。


床下収納は設置場所や使用目的によって選ぶべきタイプが変わるため、自分のニーズに合わせたタイプを選ぶことが重要です。


床下収納の設置場所


床下収納の設置場所については、いくつかのポイントを考慮する必要があります。以下に代表的な設置場所とその特徴を説明します。


1. リビングルーム

  • 便利な収納スペース:リビングに設置すると、日常的に使用する小物やおもちゃなどをすぐに取り出せるので便利です。

  • デザインの配慮:フラットタイプやポップアップタイプを選ぶことで、リビングの美観を損なわずに収納を確保できます。


2. ダイニングルーム

  • キッチン用品の収納:調理器具や食材などを収納するのに適しています。食事中に必要なものをすぐに取り出せる位置に設置することができます。

  • 収納のアクセス性:ダイニングテーブルの近くに設置すると、使い勝手が良くなります。


3. 玄関

  • 靴や外出用品の収納:玄関に設置すると、靴や傘などの外出用品を収納するのに便利です。頻繁に出入りする場所なので、アクセスしやすい位置が理想です。


4. 廊下

  • スペースの有効活用:廊下の一部に設置することで、使わないときは目立たず、必要なときに収納スペースを確保できます。

  • 収納の大きさ:狭い廊下に設置する場合は、コンパクトな収納が適しています。


5. 子供部屋

  • おもちゃや本の収納:子供部屋に設置すると、おもちゃや絵本などを整理しやすくなります。子供が簡単にアクセスできる位置に設置することが望ましいです。


6. 寝室

  • 衣類や寝具の収納:寝室に設置することで、衣類や寝具を収納するのに便利です。床下収納が見えないようにすることで、部屋の美観を保ちつつ収納できます。


7. バスルームやトイレ

  • 清掃用品の収納:バスルームやトイレの近くに設置すると、掃除道具やトイレットペーパーなどを収納できます。ただし、水分や湿気の影響を受けないように、防湿対策を考慮する必要があります。


設置時の考慮点

  • 換気:床下収納が湿気の多い場所に設置する場合、通気性や換気を確保するための対策が必要です。

  • アクセスのしやすさ:収納の位置や開閉のしやすさを考慮して、使い勝手を良くすることが大切です。

  • 重量と耐久性:収納する物の重量に耐えられるように、設置場所や収納の強度を確認してください。


設置する場所や目的に応じて、最適な床下収納のタイプと位置を選ぶことが重要です。


床下に収納する方法


床下に収納する方法にはいくつかのアプローチがあります。設置する方法やそのための準備について詳しく説明します。


1. 床下収納の設計と計画

1.1 収納場所の選定

  • スペースの確認:床下のスペースを測定し、収納可能な面積と高さを確認します。空間に障害物(パイプや配線など)がないかもチェックします。

  • 用途の決定:収納する物の種類(小物、大型アイテムなど)や量を考慮して、必要な収納のサイズと設置位置を決めます。


1.2 設計図の作成

  • 設計図:収納スペースのサイズや形状、収納のアクセス方法(開閉タイプや引き出しタイプ)などを設計します。図面を作成すると、作業がスムーズに進みます。


2. 床下収納の設置方法

2.1 DIY(自分で設置する場合)

  • 準備:必要な工具(のこぎり、ドライバー、ハンマーなど)や材料(収納ボックス、木材、金具など)を準備します。

  • 床の切り取り:設計図に基づいて、床板を慎重に切り取ります。カットする前に、床下の構造を確認し、補強材や配線がないかを確認します。

  • 収納ユニットの組み立て:収納ボックスやキャビネットを組み立て、床下に設置します。設置後、収納ユニットが安定しているか確認します。

  • 仕上げ:開閉部分のフレームやカバーを取り付け、仕上げます。取り外しやすく、丈夫な作りにするために、しっかりと固定します。


2.2 プロに依頼する場合

  • 業者選び:信頼できるリフォーム業者や収納専門の業者を選びます。過去の実績や口コミを参考にすると良いでしょう。

  • 打ち合わせ:業者と一緒に設置場所や収納のデザインについて詳細に打ち合わせを行います。

  • 設置工事:業者によって設置作業が行われます。プロの手による設置は、精度が高く、仕上がりが美しいです。


3. 収納の工夫

3.1 整理整頓

  • 収納ボックスの活用:引き出し式やトレイ式の収納ボックスを使用することで、収納の使い勝手が向上します。

  • ラベルの貼付:収納ボックスにラベルを貼ることで、収納物が一目でわかりやすくなります。


3.2 湿気対策

  • 通気性の確保:床下収納に通気口を設けることで、湿気を防ぎ、収納物を乾燥状態に保つことができます。

  • 防湿シートの使用:防湿シートを使用することで、湿気やカビの発生を防ぐことができます。


床下収納をうまく活用することで、スペースを有効に使い、整理整頓された環境を維持できます。設置の際には、使い勝手やメンテナンスのしやすさも考慮することが大切です。



住まいの設計・計画の解説


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