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  • 執筆者の写真t-ogino

コールテン鋼/縞鋼板/ヘリンボーン床・オフィスリノベーション設計で素材の提案(東京都板橋区)

更新日:8月4日


オフィスリノベーションのプレゼン模型

プレゼン通って、ノリノリで事務所に戻って来たら、しょうもない忘れ物に気付き、落ち込んでしまった。。。。。


プレゼン直前まで、模型いじってるのはやめよう。。。

金属シルバー色の縞鋼板

素材感のある材料を使った空間をデザインしてます。コールテン鋼板と縞鋼板を使った、市松間接照明天井。金属・木・コンクリート、古びの美を追求します。

ヘリンボーン床材、フローリング

この処、中国や台湾の建築家のリノベーションプロジェクトを意識的にウォッチしてる。

今回の設計では、無垢のヘリンボーン床材を提案。


海外経験の長い施主は、 インダストリアル+クラシック=NY soho loft な感じだねと、喜んでくれ採用されましたが、、


私のイメージは現代版上海租界だったのは、内緒な話し。



コールテン鋼


コールテン鋼(Corten Steel)は、耐候性鋼の一種で、特に耐久性と美しい錆びた外観が特徴です。以下にその主なポイントを詳しく説明します:


特徴

  1. 耐候性:

    • コールテン鋼は、特に外部環境に耐える能力が高く、風雨や塩分などの影響で表面が錆びても、内部の鋼材はほとんど影響を受けません。錆びた層が酸化を防ぐバリアとなります。


  2. 錆びた外観:

    • 使い始めてからしばらくすると、表面に赤褐色の錆びが自然に形成され、時間と共に美しいパティナ(風合い)を生み出します。これにより、コールテン鋼は独特なヴィンテージ感や美的感覚を持ちます。


  3. 耐久性:

    • 通常の鋼材よりも耐腐食性が高く、長期間にわたって耐久性を保ちます。これにより、橋梁や建築物、外装のパネルなどに広く使用されています。


用途

  • 建築:

    • 現代的な建築やランドスケープデザインにおいて、外装や装飾に使用されます。例えば、ファサードや囲い、壁面など。


  • 芸術作品:

    • モニュメントや公共のアート作品にも利用され、その独特の外観が魅力的です。


  • インフラ:

    • 橋梁やトンネルなど、耐候性が求められる構造物でよく使用されます。


メンテナンス

  • コールテン鋼は一般的に低メンテナンスですが、定期的に表面の状況を確認し、必要に応じて清掃や点検を行うと良いでしょう。錆びの状態が酷くなった場合は、適切な処置が必要です。


コールテン鋼はその美しい色合いや耐久性から、様々なデザインに採用されていますが、その特性を理解して適切に使うことが重要です。


縞鋼板


縞鋼板(しまこうはん)は、表面に縞模様や凹凸がある鋼板のことを指します。以下にその主な特徴や用途を詳しく説明します:


特徴

  1. 表面パターン:

    • 縞鋼板の表面には、通常、規則的な縞模様が刻まれており、これにより滑り止め効果や強度が増します。この模様は通常、プレス加工やロール加工によって作られます。


  2. 耐滑性:

    • 縞模様が表面に施されることで、歩行や運搬中の滑り止め効果があり、特に工場や倉庫などでの使用に適しています。


  3. 強度と耐久性:

    • 縞鋼板は、通常の平鋼板と比較して、表面のパターンによって強度が向上し、耐久性も高くなります。また、デザインによっては、耐摩耗性も高まることがあります。


  4. 美観:

    • 縞模様は、装飾的な要素としても使用されることがあります。デザインによっては、建築物やインテリアの装飾にも利用されます。


用途

  • 建築:

    • 鉄骨構造の外装パネルや床材、階段の踏板などで使用されます。特に屋外での利用や高い耐久性が求められる場合に適しています。


  • 工業:

    • 工場の床材や作業台、荷物のスロープなど、滑り止め効果が重要な場所で使用されます。


  • 交通:

    • トラックや車両の荷台、階段の踏板などにも使用され、特に荷物の積み降ろしの際の安全性を高めます。


メンテナンス

  • 縞鋼板は比較的耐久性が高いですが、定期的な清掃や点検が推奨されます。特に屋外で使用する場合は、錆や腐食に注意し、必要に応じて防錆処理を施すことが重要です。


縞鋼板は、その機能的な特性とデザイン性から、さまざまな分野で利用される有用な素材です。


ヘリンボーン床


ヘリンボーン床(Herringbone Floor)は、特定のパターンで設置された床材で、非常に人気のあるデザインです。以下にその主な特徴と利点を詳しく説明します:


特徴

  1. パターン:

    • ヘリンボーンのデザインは、魚の骨のような模様が特徴です。具体的には、長方形の板がV字型に並び、互いに交差するパターンを形成します。これにより、視覚的に動きとリズムが生まれます。


  2. 素材:

    • ヘリンボーン床は、主に木材、タイル、または複合材で作られます。木材の場合は、オーク、ウォールナット、メープルなどがよく使用されます。タイルの場合は、セラミックや天然石が用いられることがあります。


  3. 取り付け:

    • 板やタイルが直角に交差するパターンで敷き詰められます。取り付けには精密な作業が必要で、経験豊富な職人による施工が望ましいです。


利点

  1. 視覚的な魅力:

    • ヘリンボーンパターンは、空間に動きと深みを加えるため、非常にスタイリッシュでエレガントな印象を与えます。クラシックなデザインでありながら、現代的なインテリアにもマッチします。


  2. 耐久性:

    • 高品質な木材やタイルで作られたヘリンボーン床は、耐久性があり、長期間使用することができます。特に木材の場合、適切なメンテナンスを行えば、年月と共に風合いが増します。


  3. 多用途:

    • ヘリンボーン床は、リビングルーム、ダイニングルーム、オフィスなど、さまざまな空間で利用可能です。デザインによっては、モダンなカフェやレストランの内装にも適しています。


メンテナンス

  1. 木材の場合:

    • 木製ヘリンボーン床は、定期的な掃除とメンテナンスが必要です。表面が傷つかないようにするため、適切な掃除方法と保護剤の使用が推奨されます。また、傷や摩耗が目立つ場合は、サンディングや再仕上げを行うことで、長く美しさを保つことができます。


  2. タイルの場合:

    • タイル製のヘリンボーン床は比較的手入れが簡単で、定期的に掃除することで清潔に保つことができます。グラウトの部分は特に汚れが溜まりやすいので、注意が必要です。


ヘリンボーン床は、その美しいパターンと耐久性から、多くのインテリアデザインに適しています。正しいメンテナンスを行うことで、長く魅力的な状態を保つことができます。


インダストリアルなリノベーションデザイン


インダストリアルなリノベーションデザイン(Industrial Renovation Design)は、工業的な要素を取り入れた内装デザインのスタイルで、もともと工場や倉庫などの商業的な建物を住居やオフィススペースに改装する際に人気があります。以下に、その主な特徴と設計のポイントを詳しく説明します:


特徴

  1. 露出した構造要素:

    • インダストリアルデザインでは、コンクリートの壁や梁、鉄骨、配管などの構造要素が露出しています。これにより、工業的で無骨な美しさが強調されます。


  2. 素材の使い方:

    • 材料には、鉄、スチール、コンクリート、レンガ、ウッドなどが多く使用されます。これらの素材は、質感と耐久性を提供し、工業的な印象を与えます。


  3. オープンなレイアウト:

    • スペースは広々としたオープンなレイアウトが特徴で、壁や仕切りが少なく、空間の流れがスムーズです。これにより、工場や倉庫のような広がりを感じさせます。


  4. ヴィンテージ感:

    • 古い工業機器やアンティークの家具を取り入れることで、ヴィンテージ感や歴史的な風合いが演出されます。


  5. シンプルで機能的なデザイン:

    • 装飾が少なく、シンプルで機能的なデザインが特徴です。装飾やデザイン要素が最小限に抑えられ、素材そのものや構造美が際立ちます。


設計のポイント

  1. 構造の強調:

    • 既存の構造要素を強調し、むき出しの鉄骨やコンクリートの壁などを活用します。天井の梁や配管を露出させることで、工業的な雰囲気を引き立てます。


  2. 素材の選択:

    • リノベーションには、耐久性の高い素材を選ぶことが重要です。スチール、コンクリート、レンガ、古木などを使って、工業的なテクスチャーと質感を演出します。


  3. 照明の工夫:

    • 工業デザインでは、露出した電球やメタル製のランプシェードなど、工業的な照明器具を使用することが多いです。照明は空間全体を均一に照らし、陰影を作り出すことで、デザインの一部として機能します。


  4. カラースキーム:

    • 色は通常、ニュートラルなトーンやダークトーンが好まれます。グレー、ブラック、ブラウン、ホワイトなどが使われ、素材の色合いを活かすことが多いです。


  5. アクセントと装飾:

    • ミニマルな装飾が特徴ですが、アクセントとしてビンテージの家具や工業機器を取り入れることがあります。これにより、空間に個性や温かみが加わります。


  6. 空間の分割:

    • オープンなレイアウトを維持しつつ、必要に応じてガラスの仕切りやスクリーンを使って空間をゾーン分けすることができます。これにより、機能的なエリアを作りつつ、インダストリアルな美しさを損なわないようにします。


メンテナンス

  • インダストリアルなデザインは、通常の住宅よりもメンテナンスが少なくて済むことが多いですが、特に金属部分やコンクリートのクラック、錆のチェックは必要です。適切なクリーニングや保護を行うことで、デザインを長持ちさせることができます。


インダストリアルなリノベーションデザインは、そのユニークな美しさと機能性から、多くの現代的なスペースに適しています。工業的な要素を最大限に活かすことで、スタイリッシュで個性的な空間を作り出すことができます。


市松に組んだ天井


市松(いちまつ)に組んだ天井とは、天井のデザインパターンの一つで、市松模様(チェッカーパターン)を用いた仕上げのことを指します。市松模様とは、正方形や長方形のパネルを交互に配置し、格子状に組み合わせたデザインで、主に伝統的な日本のデザインや現代的なインテリアでよく見られます。以下にその主な特徴や設計のポイントを詳しく説明します:


特徴

  1. パターン:

    • 市松模様は、交互に異なる色や素材のパネルを組み合わせたパターンで、視覚的にリズム感と秩序を提供します。通常、正方形または長方形のパネルが交互に配置されます。


  2. 材質:

    • 天井の市松模様は、木材、金属、タイル、クロスなど、さまざまな材質で作ることができます。選択する素材によって、空間の印象や質感が変わります。


  3. デザインのバリエーション:

    • 色や素材を組み合わせることで、クラシックな市松模様から、現代的なアレンジまで幅広いデザインが可能です。例えば、木材と金属、または異なる色のクロスを組み合わせることで、独自の雰囲気を作り出せます。


設計のポイント

  1. 均等な配置:

    • 市松模様を作成する際は、パネルのサイズや間隔を均等にすることが重要です。これにより、整然とした美しいパターンが得られます。


  2. 素材の選定:

    • 使用する素材を選ぶ際には、空間の用途や雰囲気に応じて選定します。例えば、リビングルームやダイニングルームには温かみのある木材を、現代的なオフィスには金属やクロスを使用するなど、目的に合わせた素材を選びます。


  3. 照明の考慮:

    • 市松模様の天井は、照明と組み合わせることでさらに引き立ちます。例えば、埋め込み式の照明やスポットライトを使用することで、模様の陰影を強調することができます。


  4. 施工の精度:

    • 市松模様の天井は、正確な施工が求められます。パネルの取り付けが不正確だと、全体のパターンが崩れることがありますので、施工時の精度が重要です。


メンテナンス

  • 市松模様の天井は、使用する素材によってメンテナンスが異なります。木材の場合は、定期的な掃除と保護剤の使用が必要です。金属やタイルの場合は、表面のクリーニングと点検が重要です。


市松に組んだ天井は、そのデザイン性と秩序感から、さまざまな空間で美しく演出されることができます。伝統的な日本のデザインと現代的なデザインの両方で利用されることが多く、個性的なインテリアを作り上げるための素敵な選択肢です。



オフィス設計プロジェクトの解説




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