t-ogino
設計した市松天井のラボ:センス良く使っていてカッコイイ

年度末に、完成した市松天井のラボ。
伺う機会があったのですが、凄くセンス良く使っていました。
設計にあたって、オーナーとの会話で意気投合したのは。
・印刷工場の様な、元々の素の質感が良いよね。
・海外(フランス)にある様な、古いアパルトマンの感じを取り入れよう。
この2つぐらいで、デザインを練りに練るというより、オーナーと設計者で持った共通した感覚の言葉のやり取りを、リノベーション現場の状況を丁寧に読み取りながら、そのまま形にした感があります。方向性を初期の段階で共有できたので、スムーズでした。もちろん、実現する為のあれやこれやは有りますよ。

バルセロナチェアとブラックのイームズチェアが、ビンテージコンクリートむき出しの空間に良く似合っています。
クラシックな扉・古びたコンクリート・現代的なデザインチェア、異なるデザイン論理で出来あがっているそれぞれのモノを組み合わせる時は、トーンや質感・カラーのいったものの何かを共通させると質の高い空気感がつくれます。
【公式ホームページはこちらから → 株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所】