撤去スケルトン・オフィスビル・リノベーション工事が始まりました。
- t-ogino
- 2023年2月12日
- 読了時間: 12分
更新日：2月18日
事例を見る：Case25「曲線のオフィス・東京都板橋区」
ジェダイが使う、ライトセーバーみたいな立て掛けてあるのは、外した蛍光灯。 スモールオフィス一棟リノベーション工事スタート。 内装解体後の想定外をライブ感満載で、その場で意思決定して行くのはリノベの醍醐味。 現場夜打ち合わせは、しばれる。
事例を見る：Case25「曲線のオフィス・東京都板橋区」
リノベーションは若者の施工者多い。中に、混じって打ち合わせ。
事例を見る：Case25「曲線のオフィス・東京都板橋区」
フニャフニャした、フリーハンド曲線の間取りレイアウトをそのまま設計したら。現場で施工者から、1／1で図面出してくれ無いと作れないと言われ。 フニャフニャ原寸図、作ってるんだけど、これが中々楽しい。
オフィスビルのリノベーションについて
オフィスビルのリノベーションは、既存の建物を改修・改造して、機能性や美観、快適性を向上させるプロジェクトです。特に、古くなった設備やデザインを現代のニーズに合わせてアップデートすることが目的です。以下は、オフィスビルのリノベーションに関する重要なポイントとプロセスについての詳細です。
1. リノベーションの目的
機能性の向上: 古いビルのレイアウトや設備は、現代の業務スタイルに合わないことがあります。例えば、オープンスペースやコラボレーションエリアの導入、最新のITインフラへの対応などが必要になることが多いです。
エネルギー効率の向上: 省エネ型の照明や空調システム、断熱材の使用などにより、エネルギー効率を高めることができます。これは、ランニングコストの削減にも繋がります。
安全性と法的基準の遵守: 建築基準法の変更や耐震性の強化など、法的な基準を満たすための改修も必要になることがあります。
デザインと快適性の改善: モダンなインテリアデザインや快適な作業環境を提供することで、従業員の満足度や生産性を向上させることができます。
2. リノベーションのプロセス
現状分析と調査: リノベーションを始める前に、建物の現状を詳しく調査し、問題点や改善すべき点を洗い出します。耐震診断や設備の劣化状況の評価も行います。
コンセプトと設計: オフィスの新しい利用方法やデザインコンセプトを決定します。建築家やデザイナーと共に、フロアプランやインテリアのデザインを作成し、具体的な設計図を作成します。
予算計画とスケジュールの策定: プロジェクト全体の予算と工期を見積もり、計画を立てます。コストコントロールや工期の管理は、リノベーションの成功にとって非常に重要です。
施工と監理: 設計図に基づいて実際の施工が行われます。施工中の品質管理や進捗状況の監理も重要で、施工業者や専門家が定期的にチェックします。
検査と引き渡し: 施工が完了した後、建物の検査を行い、基準を満たしていることを確認します。その後、引き渡しが行われ、オフィスが実際に利用可能になります。
3. リノベーションのトレンド
オープンオフィススペース: 壁で仕切られた個別のオフィスよりも、コミュニケーションを促進するオープンスペースのレイアウトが人気です。
サステナビリティ: 環境に配慮した材料の使用やエネルギー効率の高い設備の導入が求められています。
スマートオフィス: IT技術を活用し、ビル管理システムやセキュリティシステム、スマート照明・空調の導入が進んでいます。
フレキシブルな作業エリア: ホットデスキングやコワーキングスペースなど、多様な働き方に対応するためのフレキシブルなエリア設計が注目されています。
4. リノベーションのメリットと課題
メリット: リノベーションによって建物の価値が向上し、テナントの満足度や生産性が上がります。また、エネルギーコストの削減や長期的なメンテナンスコストの低減にもつながります。
課題: 予算オーバーや工期の遅れ、施工中の業務への影響などが課題となります。特に、ビルの使用中にリノベーションを行う場合は、騒音や埃、利用者の安全確保が重要です。
オフィスビルのリノベーションは、ビルの機能性や快適性を向上させ、働く環境を改善するための重要なプロジェクトです。しっかりとした計画と管理を行うことで、リノベーションによるメリットを最大限に引き出すことが可能です。
オフィスビルのリノベーションに興味がある場合は、専門家と相談し、プロジェクトの成功に向けた具体的なプランを立てることが重要です。
事例を見る：Case25「曲線のオフィス・東京都板橋区」
オフィスビルのリノベーションでの注意点
オフィスビルのリノベーションを成功させるためには、いくつかの重要な注意点があります。これらの注意点を考慮しないと、プロジェクトの遅延やコストオーバーラン、さらには法的な問題などが発生するリスクがあります。以下に、オフィスビルのリノベーションにおける主要な注意点を詳しく説明します。
1. 法規制の遵守
建築基準法や消防法の確認: リノベーションに伴い、建築基準法や消防法の最新の基準に適合していることを確認する必要があります。これには耐震性の強化や避難経路の確保、火災警報設備の設置などが含まれます。
許可申請: 大規模なリノベーションには、自治体からの建築許可や改修許可が必要になることが一般的です。事前に必要な許可や手続きを確認し、申請することが重要です。
2. 予算管理
詳細なコスト見積もり: 初期段階で詳細なコスト見積もりを作成し、予算の範囲内でプロジェクトを進めることが重要です。不測の事態に備えて、予備費も確保しておくと安心です。
コスト管理の徹底: プロジェクトの進行中に予算オーバーにならないよう、コスト管理を徹底する必要があります。変更点が発生した場合は、その都度予算に反映し、適切な調整を行います。
3. スケジュール管理
現実的なタイムラインの設定: リノベーションには、設計段階から施工、引き渡しまでの各フェーズに時間がかかります。現実的なタイムラインを設定し、スケジュールの遅れを最小限に抑えることが求められます。
進捗管理: 定期的に進捗を確認し、遅れが発生した場合は速やかに対策を講じることが重要です。進捗状況の報告を受け取るための体制を整えておきましょう。
4. テナントや従業員への配慮
リノベーション期間中の影響: オフィスビルが稼働中であれば、施工中の騒音や埃、振動がテナントや従業員に影響を与える可能性があります。作業時間を調整したり、工事エリアをしっかりと区切ったりするなどの対策が必要です。
情報共有とコミュニケーション: テナントや従業員に対して、リノベーションの進捗や影響について定期的に情報共有を行うことで、信頼関係を保ちます。また、苦情や要望に迅速に対応するための窓口を設けることも重要です。
5. 環境への配慮
省エネ対策: リノベーションに際して、エネルギー効率の高い設備や照明の導入を検討することで、ランニングコストの削減や環境負荷の軽減が期待できます。
持続可能な材料の使用: リノベーションでは、環境に優しい建材や再生可能な素材を選ぶことで、サステナビリティを向上させることが可能です。
6. リスク管理
安全対策の徹底: 施工中の事故を防ぐために、労働者の安全を確保するための対策を徹底します。また、ビルの利用者に対しても、安全な避難経路の確保や施工エリアの明確な表示が必要です。
リスクの事前評価: プロジェクトの開始前にリスク評価を行い、予測される問題に対する対応策を事前に講じておくことが重要です。
7. 設計の柔軟性
将来の変化に対応できる設計: ビジネスの変化に対応できる柔軟な設計を心がけることが大切です。例えば、壁の配置を変えやすくしたり、電源やデータ配線のレイアウトを変更しやすくするなど、将来のリノベーションが容易になるような工夫が必要です。
8. 専門家との連携
信頼できる業者選び: リノベーションの成功には、信頼性の高い建築業者や設計事務所との連携が不可欠です。過去の実績や評判を確認し、専門知識を持つ業者を選びましょう。
継続的なコミュニケーション: 設計者、施工者、クライアントの間でのコミュニケーションを継続的に行うことで、プロジェクトがスムーズに進行します。
オフィスビルのリノベーションを成功させるためには、法規制の遵守、予算とスケジュールの管理、テナントや従業員への配慮、環境への配慮、リスク管理、設計の柔軟性、専門家との連携が重要です。これらの注意点を踏まえて計画を立てることで、プロジェクトの成功を確実にすることができます。
事例を見る：Case25「曲線のオフィス・東京都板橋区」
オフィスビルのリノベーションのデザイン
オフィスビルのリノベーションデザインは、現代の業務環境に合わせて、機能性、快適性、美観を兼ね備えた空間を作り出すことが目的です。デザインの選択は、企業のブランディング、働き方、従業員の生産性向上、さらには持続可能性の考慮など、さまざまな要素に基づいて決定されます。以下は、オフィスビルのリノベーションデザインにおける主要なトレンドと考慮すべきポイントです。
1. オープンプランの導入
コミュニケーションの促進: オープンオフィスのデザインは、壁や仕切りを最小限に抑え、コミュニケーションやコラボレーションを促進することが目的です。視覚的な広がりがあるため、自由でクリエイティブな雰囲気を醸成します。
柔軟な空間利用: オープンプランは、家具の配置を簡単に変更できるため、プロジェクトチームやイベントなど、用途に応じて空間を柔軟に利用できます。
2. プライベートスペースの確保
フォーカスエリアの設置: オープンオフィスが主流になる一方で、集中作業が必要な従業員のために、個別のフォーカスルームや電話ブースの設置も重要です。これにより、騒音を遮断し、プライバシーを確保します。
ミーティングルームとブレイクアウトスペース: チーム会議やプレゼンテーションのために、適切なサイズのミーティングルームを設けることが推奨されます。また、ブレイクアウトスペース（休憩エリア）を設けることで、カジュアルな会話やリフレッシュの場を提供できます。
3. バイオフィリックデザイン
自然要素の導入: バイオフィリックデザインは、自然の要素を取り入れることで、従業員のストレスを軽減し、健康と幸福感を高めることを目的としています。これには、観葉植物の配置、大きな窓による自然光の導入、木材や石材の使用が含まれます。
屋外空間の活用: テラスや屋上庭園などの屋外空間をリノベーションの一部として取り入れることで、リラックスできる環境を提供し、自然とのつながりを強化します。
4. モダンなインテリアと色彩設計
カラーパレットの選択: 色彩はオフィスの雰囲気やブランドイメージに大きな影響を与えます。明るく清潔感のある色、例えば白やパステルカラーは、オフィスを広く見せ、心地よい空間を作り出します。また、アクセントカラーとして企業カラーを取り入れることで、ブランドアイデンティティを強調することもできます。
テクスチャーと素材の活用: ガラス、金属、木材などの異なる素材を組み合わせることで、視覚的な興味を引き立て、空間に深みを与えます。特に、再生可能な素材の使用は、サステナビリティの観点からも評価されます。
5. エルゴノミクスと快適性
人間工学に基づいた家具: 長時間のデスクワークに対応するため、エルゴノミクス（人間工学）に基づいたデスクや椅子の選定が重要です。高さ調整可能なデスク、サポート機能が充実した椅子などが、従業員の健康を保ち、生産性を向上させます。
調整可能な照明: 調光可能なLED照明や自然光の利用は、従業員の目の疲れを軽減し、作業効率を向上させるのに役立ちます。
6. テクノロジーの統合
スマートオフィス技術: 最新のITインフラを導入し、ワイヤレス接続、ビデオ会議システム、スマートホワイトボードなどの設備を整えることで、効率的な業務遂行が可能になります。
IoTデバイス: 空調や照明の自動調整、セキュリティシステムの強化など、IoTデバイスを活用して快適で安全な作業環境を実現します。
7. サステナブルデザイン
エネルギー効率の向上: 断熱材の使用、エネルギー効率の高いHVACシステム、太陽光パネルの設置など、持続可能なエネルギー使用を推進するデザインが求められます。
廃棄物の削減: リサイクル可能な材料の選定や、施工時の廃棄物の削減に取り組むことで、環境への負荷を最小限に抑えることができます。
8. ブランドイメージの反映
企業文化の表現: オフィスのデザインは、企業のブランドや文化を反映するものであるべきです。ロゴやブランドカラーをインテリアに取り入れたり、企業のミッションやビジョンを壁に表示したりすることで、従業員のエンゲージメントを高めます。
ユニークなデザインエレメント: 特徴的なデザインエレメント（例: 特注のアートワーク、企業の歴史を表現したディスプレイなど）を取り入れることで、訪問者にも強い印象を与えることができます。
オフィスビルのリノベーションデザインは、従業員の働きやすさや生産性を考慮しつつ、企業のブランドイメージや持続可能性を反映するものとする必要があります。オープンプランとプライベートスペースのバランス、自然の要素の取り入れ、エルゴノミクスに基づいた設計、最新テクノロジーの統合、サステナブルな材料の使用など、多面的なアプローチでデザインを考えることが求められます。
オフィス設計プロジェクトの解説
Comentários