テラスハウスに住むという、戸建て感ある暮らしの賃貸集合住宅アパートとは何?中庭・ルーフバルコニー付き。
- t-ogino
- 6 日前
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事例を見る:Case04「中庭のテラスハウス・東京都足立区」
2階建ての一戸建てが、くっついて集合住宅になっているのをテラスハウスと言います。住むと恋が生まれるシェアハウスの事では無いんです。(TVとは違うよ。。。)
説明、難しいなこれ。。
各住戸毎に、玄関が1階についていて、住戸の中は2階建てのメゾネットになっている形が代表的なテラスハウスかな。
1戸建ての賃貸は敷地の利用効率の悪くて中々無い。でも1戸建てに住みたい方のニーズに応えて、敷地を有効に使え、1戸建ての様に住める賃貸住宅として存在しているのが、テラスハウスと言っていいかな。
戸建ての良さと、集合住宅の良さ両得したい人にはピッタリの住まいの形だと思う。
中庭のあるテラスハウスは、幾つもの住宅が重なりあい、一つの街の中に暮らす。日本の尾道とか、ヨーロッパの古い街並みの様な、集まった暮らしの住まいにしたいなと想って設計しました。

テラスハウスとは
テラスハウスは、数棟の住宅が横に並んで建てられた、いわゆる「連棟住宅」を指します。通常、各住戸は隣の住戸と壁を共有しつつ、独立した玄関や庭を持っていることが多く、マンションやアパートとは異なり、より戸建て住宅に近い感覚で生活することができます。
以下、テラスハウスの特徴について詳しく説明します。
1. 構造・設計
テラスハウスは、基本的に地上1〜2階建てが主流で、隣同士の住戸が壁を共有していますが、それぞれが独立した住戸です。以下のような点が一般的な特徴です:
独立した玄関:マンションやアパートと違い、共用のエントランスがなく、個々に専用の玄関があります。
庭やテラス付き:小さな庭やテラスが付いている場合があり、植物を育てたり、バーベキューを楽しんだりすることも可能です。
駐車場付き:多くの場合、専用の駐車場が敷地内に用意されています。
2. メリット
プライバシーが高い:隣と壁を共有しているとはいえ、マンションやアパートに比べて隣接する世帯との距離感があり、騒音やプライバシーに対するストレスが軽減されます。
庭付きの生活:戸建てに近い感覚で庭を持てることがあるため、子育て世帯やペットを飼っている家庭にも人気があります。
広い居住空間:マンションに比べて、1住戸あたりの面積が広く、複数の階がある場合が多いため、より自由な間取りで生活することができます。
3. デメリット
騒音問題:壁を共有しているため、完全な防音は期待できず、隣の住戸からの騒音が気になる場合もあります。
建物の古さ:テラスハウスは日本では昭和時代からの物件も多く、築年数が古い場合、断熱性や設備面でマンションに劣る場合があります。
メンテナンスコスト:庭や外構がある場合、定期的な手入れやメンテナンスが必要になることがあります。
4. 賃貸テラスハウスの人気
近年、テラスハウスは特にファミリー層や若いカップルに人気があります。マンションと戸建ての中間的な住宅スタイルであり、手頃な価格でありながらも、戸建て住宅に近いライフスタイルを楽しむことができる点が魅力です。また、都会に比べて郊外や住宅地に多く見られるため、自然の多い環境での暮らしを希望する人にも向いています。
テラスハウスは、バランスの良い選択肢として賃貸住宅市場でも注目されている住宅スタイルです。

事例を見る:Case04「中庭のテラスハウス・東京都足立区」
中庭とルーフバルコニーが各住戸にある
中庭とルーフバルコニーが各住戸に設けられているアパートは、住環境としての魅力が多いタイプの物件です。このような特徴を持つアパートは、居住者にとってより豊かなライフスタイルを提供し、快適な生活空間を実現することができます。以下に、その良さについて詳しく説明します。
1. 中庭があるアパートの良さ
(1) プライベートなアウトドアスペース
中庭は、住戸に隣接したプライベートな屋外スペースとして利用でき、以下のメリットがあります:
リラックス空間:日常の喧騒から離れ、外の空気を感じながらリラックスできる場所です。庭に家具を置いてくつろいだり、ガーデニングを楽しんだりできます。
光と風の確保:中庭があることで、住戸全体に自然光が入りやすく、通風も良くなります。これにより、室内が明るく風通しがよく保たれ、健康的な居住環境を提供します。
プライベートで安全な空間:公園や共用スペースと違い、完全にプライベートな屋外空間なので、小さな子どもを安心して遊ばせたり、ペットを自由に動き回らせることができます。
(2) 快適な居住環境
視覚的な広がり:中庭があることで、室内から広がりを感じることができ、居住空間全体が開放的になります。壁に囲まれた閉塞感が少なく、開放感が強調されます。
プライベート感:他の住人からの視線を気にすることなく、プライベートな屋外空間を楽しめます。一般的なアパートのベランダとは異なり、隣人との目隠しが自然にできる点が大きな利点です。
2. ルーフバルコニーがあるアパートの良さ
(1) 広いアウトドアスペース
ルーフバルコニーは、屋上部分に設置されたバルコニーであり、一般的なバルコニーに比べて広さや自由度が高いことが特徴です。
バーベキューやパーティー:ルーフバルコニーの広さを活かして、家族や友人を招いてバーベキューや小さなパーティーを楽しむことができます。通常のバルコニーではできないようなアクティビティが可能です。
アウトドアリビング:バルコニーにテーブルや椅子、パラソルを置いて、アウトドアリビングとして使うことができます。天気の良い日は、外で食事や読書を楽しむことができ、生活の質が向上します。
(2) 眺望が良い
眺望の確保:アパートの上層階に位置するため、周囲の景色を一望できることが多く、特に都市部では、夜景や遠くの山々を見ることができるなど、眺望を楽しむことができます。
日当たりが良好:ルーフバルコニーは屋上にあるため、他の建物や遮るものが少なく、日当たりが非常に良いのが特徴です。これにより、洗濯物が早く乾いたり、太陽の光を十分に浴びて健康的な生活が送れます。
(3) プライバシーの確保
外部からの視線が少ない:ルーフバルコニーは高い位置にあるため、周囲からの視線を気にせずに利用でき、プライバシーが守られやすいです。他の住人や近隣の建物からの干渉が少ないため、自由に過ごすことができます。
3. 中庭とルーフバルコニーを持つアパートの総合的な良さ
(1) 自然との調和
開放感と自然光:中庭とルーフバルコニーの両方があることで、住まい全体に自然光や風が行き渡り、開放感が高まります。これは、一般的なアパートに比べて居住環境が非常に快適になる要因です。
緑や自然に触れる:中庭ではガーデニングができ、ルーフバルコニーでは鉢植えなどで緑を取り入れることもできます。これにより、都市の中でも自然を感じながら生活できる点が魅力です。
(2) 生活の質の向上
生活の多様性:屋外のプライベートスペースが複数あることで、日々の生活に変化を加えることができます。リビングでくつろぐだけでなく、中庭で植物を愛でたり、ルーフバルコニーでリラックスするなど、さまざまな活動が可能です。
健康的な生活環境:自然光や新鮮な空気を取り入れやすい構造のため、住環境として非常に健康的です。家の中で過ごす時間が多い現代において、こうした開放的な住環境は心身の健康にも寄与します。
中庭とルーフバルコニーが各住戸にあるアパートは、プライベートな屋外空間が豊富で、開放感や生活の多様性を享受できる点が大きな魅力です。家族やペットと過ごす時間をより豊かにしたり、リラックスできるスペースが確保されることで、生活の質が向上します。このような物件は、特に自然との調和やプライバシーを重視する方にとって理想的な選択肢です。

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テラスハウスが、戸建の良さと、集合住宅の良さの両方が得られる理由
テラスハウスは、戸建て住宅と集合住宅の両方の特徴を持つ住宅形態であり、それぞれの良さをうまく組み合わせた形で居住者に多くのメリットを提供します。以下に、テラスハウスが戸建ての良さと集合住宅の良さを両立させている理由について詳しく説明します。
1. 戸建て住宅の良さが得られる理由
(1) プライベートな空間の確保
独立した玄関や庭:テラスハウスは、一般的に各住戸に独立した玄関があり、共用の廊下やエントランスを通らずに直接自分の住戸に入ることができます。また、庭やテラスがある物件が多いため、外でのプライベートな時間を楽しむことができます。これは戸建て住宅と同様に、プライバシーが守られる点です。
隣家との距離感:テラスハウスでは、隣の住戸と壁を共有していますが、壁で区切られているため、集合住宅に比べて隣人との距離が近すぎることなく、プライベートな生活を送りやすいです。
(2) 生活の自由度が高い
広い居住スペースと多層構造:テラスハウスは多くの場合、複数階にわたる住戸であるため、戸建てと同様に広い生活空間が確保できます。1階がリビング、2階が寝室といったレイアウトを取ることができ、空間の使い方に柔軟性があります。これにより、家族がそれぞれのプライベートな空間を持ちながら、リビングで家族全員が集まるといった生活スタイルが可能です。
戸建てに近いライフスタイル:庭やテラスでガーデニングを楽しんだり、ペットを飼うことができるなど、戸建てと同様のライフスタイルが実現できます。特に小さな庭があることで、子どもやペットの遊び場としても活用でき、自然と触れ合う生活が送れます。
(3) 音の問題が少ない
上下階の住人がいない:テラスハウスは通常、上下階を自分の住戸内で完結しているため、上下の騒音問題がありません。これにより、マンションやアパートでよくある「上の階の足音が気になる」「下の階に音が響く」といった問題が軽減されます。これは、戸建て住宅と同様に、音の面でのストレスが少ない生活を提供します。

事例を見る:Case04「中庭のテラスハウス・東京都足立区」
2. 集合住宅の良さが得られる理由
(1) コストパフォーマンスが高い
比較的安価な購入・賃貸費用:戸建て住宅と比べて、テラスハウスは土地を効率的に利用しているため、比較的コストを抑えた価格で提供されることが多いです。土地を広く必要とする戸建てよりも、同じ予算で広い居住スペースを確保できる場合があります。
維持管理の手間が少ない:テラスハウスは、戸建てと比べて外壁や屋根などのメンテナンスを共有できる場合があり、完全な戸建て住宅に比べて維持管理コストが低くなることがあります。管理会社が共用部分を管理していることも多く、修繕や清掃に手間がかからないのも魅力です。
(2) 防犯性の向上
隣接する住戸の存在:集合住宅の特性を活かし、隣に住戸があることで防犯上の安心感が高まります。人の気配が感じられる環境であるため、不在時でも防犯面での安心感があります。完全な一戸建て住宅は、特に周囲に人の気配が少ない場合、空き巣などのリスクが高くなることがありますが、テラスハウスではそのリスクが軽減されます。
(3) 共用設備の利用が可能
共用設備や管理:一部のテラスハウスでは、集合住宅と同様に、敷地内に共有の駐車場やゴミ置き場、場合によっては防犯カメラや管理人がいるなど、住戸専用の設備を利用できるケースがあります。これにより、利便性が向上し、生活がより快適になります。戸建てでは、自分でこうした設備をすべて管理する必要がありますが、集合住宅的な管理が入ることで負担が軽減されます。
(4) コミュニティ形成がしやすい
近隣との距離感:テラスハウスは、集合住宅と同様に隣に住戸があるため、近隣とのコミュニケーションが生まれやすいです。ほどよい距離感での付き合いが可能で、コミュニティが形成しやすい点は集合住宅の特徴です。特に子育て世代にとっては、近所に同世代の子どもがいることで情報交換や助け合いができる環境が魅力となることもあります。
3. テラスハウスが戸建てと集合住宅の良さを融合している理由
テラスハウスは、戸建てのプライベート感や自由度を保ちながら、集合住宅の利便性やコストメリットを享受できるという点で、両方の良さをうまく融合しています。以下の点が特にその両立を実現している理由です:
スペースの効率的な利用:戸建てのような広さを持ちつつ、土地の効率的な利用が可能です。その結果、住戸が密集しすぎないほどよい配置が可能で、プライベート感と共有スペースの利便性がバランスよく保たれています。
多様なライフスタイルに対応:庭付きの住戸が多く、戸建てのようなアウトドアライフを楽しめる一方、集合住宅と同様に隣人が近い環境でコミュニティ形成がしやすいという利点もあります。
メンテナンスとコストのバランス:維持管理のコストが完全な戸建てよりも抑えられ、住宅のメンテナンスに対する負担が軽減されます。
テラスハウスは、自由で広々とした生活を楽しみながら、コスト面や利便性、防犯性にも優れた選択肢となっています。このため、戸建てと集合住宅の「いいとこ取り」をした住宅形態と言えるでしょう。
住まいの設計・計画の解説
→収納計画
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