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「リモートワーク、カウンター」場づくりには、音もポイント

リモートワークが始まってから、仕事ができるちょっとした場を設計に組み込んでいます。リモートワークの場づくりでの課題の一つが、音。
夫婦でリモートワークをしていると、ウェブミーティングをお互いする為、話しの内容が、異なるミーティング相手に聞こえたしまう。

リビングの一部に、それぞれのリモートワークスペースを設えれば良いかというと、そうはいかない。こもれる場所が必要になる。
画像は、完成したばかりの、マンションリノベーション。
寝室にリモートワークの為のカウンターを作りました。(床から1mまでの木の壁は、ベッドのヘッドボード)リビングでのワークと、こもってベッドルームでミーティングというスタイルです。

音は、住まいについての、古くて新しい問題。木の葉の揺れる音、鳥の囀り、木枯らしの音、聴いていたい自然の音や家族の声から、ブロックしたい都会の喧騒、排水の音まで、隣人の生活音まで。どの音を取り入れ、どの音を排除するのか。今も昔も変わらず、考え続ける、大きな問題です。