top of page
  • 執筆者の写真t-ogino

「家全体で暮らす、一体空間」と、「部屋を斜めに貫く光の道」(リノベーションマンション)



住まいの間取りには、全体を「一体的」に使う間取りと、細かく分節して個々で使う「独立」した場所がつながっていく間取りがあります。


どちらが良いかは、家族の生活スタイルによって変わっていきます。このリノベーションマンションでは、家全体で暮らす「一体空間」の設計をしました。空間にゆとりを感じると共に、家族の中心として、家とリビングが存在する間取りです。




リビングとダイニングに45度挟んで接する場所に、一部屋あります。この部屋は、引き戸2箇所を、開け放つとリビングとダイニングと一体の広い場になります。引き戸上の欄間はオープンになっていて、引き戸を閉じている時も、一体感覚を感じます。


この部屋、来客時に泊まれる部屋で有ると共に、子供達のプレイルームでもあります。リビングと合わせて、大きな居間にもなります。フレキシブルな使い方が出来る場所がリビング、ダイニングと紐づくり事で、家全体が一体になった感覚で暮らす、生活の場になりました。




マンションリノベーションの場合は窓の位置が変わりません。窓位置を変えずに設計をするのが、苦しみでもあり、面白さでもあるんです。特に、光の入り方を開口部でコントロール出来ないぶん、間取りの工夫でどう光を取り込むのか、解決するのが、常道です。


南西角にある窓から、部屋の中を斜めに光が入って来る間取りにしました。一直線に平面を斜めに光が貫く為、奥行の有る住戸全体が自然光で明るくなります。




本来、西向きの部屋のマンションでしたが、どうしても、南西角の最も明るい、南面窓、西面窓から光を取り入れたい。そこで南西角にダイニング、繋がる中央にリビングと一対の部屋を斜めに並べて、光が住戸の奥まで入る間取りにこだわり設計しました。



閲覧数:59回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page