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2室から1室へ。壁を取り払い、2つの部屋を大きなワンルームにリノベーションする方法。(東京都北区)

執筆者の写真: t-oginot-ogino

更新日:1月4日


壁を取り払い2室を1室にするリノベーション

困ったことに、家に住む人の数って変わっていくんですよね。

お子さん独立したり、親が一緒に住む様に。

カッコ良く言うと、ライフステージによってなんちゃら・かんちゃらってやつ。


設計していても、住む人数変わるのをどう考えるのかは、中々難儀な話で。

施主さんと一緒にゆっくり話ながら、どうするか考えていきます。


このリノベーション住宅では最上階が、小さな部屋で2つに分けられていたので、思い切って壁を全部取っ払って、一つの大きなワンルームにしてしまいました。廊下もあったのですが、それも無くなり、本当におおきな1室に。


青い壁のワンルーム住宅

お子さんは独立されて、部屋数がいらない施主さんでしたので、大きな部屋を自由に使える様に。

ちなみに、ここ、奥様の部屋でしょうか?旦那様の部屋でしょうか?

それは内緒。


光を下の階に通す、FRPグレーチングと青の壁が相性に良い、コーディネイトになったかな。



壁を取り払って2室を1室にするリノベーション


壁を取り払って2室を1室にするリノベーションは、空間を広げるために効果的な方法ですが、いくつかのポイントに注意する必要があります。


1. 壁の構造を確認する

  • 耐力壁と非耐力壁: 壁が構造的に重要な場合(耐力壁)、取り払うと建物の安定性に影響が出る可能性があります。構造エンジニアに相談して、どの壁が取り払えるか確認することが重要です。


  • 配管や電気の配置: 壁の中に配管や電線が通っている場合、移動や再配置が必要になります。これも専門家に相談して計画しましょう。


2. 空間の利用方法を考える

  • オープンなレイアウト: 取り払った後の空間をどのように使うかを考えます。リビングとダイニングを一体化させる、オープンキッチンを作るなど、ライフスタイルに合わせてデザインを決定します。


  • 収納スペースの確保: 壁を取り払うことで失われる収納スペースを補うために、新たな収納方法を考える必要があります。例えば、壁面収納や収納家具を使うなどのアイデアがあります。


3. 照明と空調の計画

  • 照明の配置: 空間が広がることで、照明の配置や種類を見直す必要があります。ダウンライトやスポットライトなどで均一に明るさを確保しましょう。


  • 空調: 空間が広がることでエアコンや暖房の効率が変わる可能性があります。適切な空調設備の設置や配置を検討します。


4. デザインと仕上げ

  • 床材と壁材: 一体化した空間のデザインに合わせて、床材や壁材を選びます。素材の統一感を持たせることで、広がりを感じさせることができます。


  • 視覚的な区切り: 必要に応じて、カーテンやパーティションを使ってエリアを分けることも考えられます。


5. 予算とスケジュール

  • 費用の見積もり: リノベーションの予算をしっかりと見積もり、計画的に進めることが大切です。予期せぬ費用が発生することもあるので、余裕を持った予算を組むと良いでしょう。


  • スケジュール: 工事のスケジュールを立て、生活に影響が出ないように計画します。工事中の仮住まいが必要になることもあるので、事前に調整しておきましょう。


リノベーションは専門的な知識と技術が必要な場合もあるため、信頼できる専門家やリノベーション業者に相談するのが良いでしょう。




ライフステージが変わる事で、間取りを変える


ライフステージの変化に応じて間取りを変えるリノベーションは、家族の成長やライフスタイルの変化に合わせて住まいを最適化するための効果的な方法です。具体的な方法やポイントについて詳しく説明します。


1. ライフステージに応じたニーズの把握

  • 子育て中の家族: 子供が小さいうちは、安全で便利な子供部屋やプレイルーム、収納スペースが重要です。子供が成長すると、プライバシーを確保するための個室が必要になることもあります。

  • 仕事と育児の両立: 共働きの夫婦には、作業や勉強がしやすいホームオフィスや学習スペースが便利です。また、洗濯や家事を効率的に行うためのインナーバルコニーやランドリールームも役立ちます。

  • 高齢期: 年齢とともにバリアフリーや安全性が重要になります。段差をなくしたり、手すりをつけたり、広い通路や浴室を設けたりすることが求められます。


2. 間取りの変更方法

  • 可変性のある間取り: フレキシブルな間取りを設けることで、ライフステージの変化に応じて部屋の用途を変更しやすくなります。例えば、可動式のパーティションや引き戸を使うことで、部屋のサイズや用途を調整することができます。

  • 増築やリフォーム: 必要に応じて、部屋を追加したり、既存のスペースをリフォームしたりすることも考えられます。例えば、子供部屋を大きくするためにリビングと隣接する部屋を一体化させるなどの方法です。

  • 収納スペースの工夫: 家族の成長や物の増加に応じて、収納スペースを増やしたり、使いやすい収納方法に変更することも重要です。クローゼットの内部を工夫したり、壁面収納を導入するなどの方法があります。


3. 家族の成長に対応する設計

  • 子供の成長: 小さな子供向けの部屋から、中学生や高校生向けの個室へと変更する際には、収納や勉強のスペースを考慮して設計を見直します。また、成長に応じて部屋を変更できるよう、家具やレイアウトの変更が容易な設計にすることも考えます。

  • 家族の人数の変化: 子供が独立することで部屋の使い方が変わることもあります。例えば、空いた部屋を趣味の部屋やゲストルームにするなど、家族の人数やライフスタイルに合わせて再設計することができます。


4. 将来の予測と計画

  • 将来の変化を見越す: 将来的に家族が増える、子供が独立する、リタイアするなどの変化を見越して、間取りを柔軟に対応できるように設計することが大切です。将来的なリノベーションを考慮して、現在の設計に取り入れることもできます。

  • 長期的なメンテナンス: 間取り変更に伴うメンテナンスやリフォームのしやすさも考慮します。長期的に快適に住むためには、耐久性や維持管理のしやすさも重要です。


リノベーションは大きな投資ですが、ライフステージに応じた間取りの変更は、住まいをより快適にし、家族のニーズに応じた生活空間を提供するために非常に有効です。専門家やリノベーション業者と相談しながら、自分たちのライフスタイルに最適なプランを立てることが大切です。




廊下を無くして大きなワンルームの間取りにする


廊下をなくして大きなワンルームの間取りにするリノベーションは、開放感を生み出し、空間を最大限に活用するための効果的な方法です。このリノベーションを成功させるためには、いくつかの重要なポイントに注意する必要があります。


1. 空間の使い方を計画する

  • ゾーニング: 廊下がない分、空間が広くなりますが、その分、どのエリアがリビング、ダイニング、キッチン、寝室などに使われるかをしっかりと計画する必要があります。家具や仕切りを使って、機能的なゾーンを作り出すことが重要です。

  • 可動式パーティション: 空間を柔軟に使うために、可動式のパーティションやスクリーンを取り入れるのも一つの方法です。これにより、必要に応じてエリアを区切ったり、開放的な空間にしたりできます。


2. 収納の工夫

  • 収納スペースの確保: 廊下がなくなることで収納スペースが減る可能性があります。クローゼットや壁面収納を上手に配置し、収納の問題を解決しましょう。必要であれば、家具に収納機能を取り入れることも検討します。

  • デザインと統一感: 収納スペースを目立たせないようにするために、デザインを工夫することが大切です。例えば、隠し収納や内蔵収納を取り入れて、スッキリとした空間を保ちましょう。


3. 照明と空調の計画

  • 照明の工夫: 広い空間では、均一な照明を確保することが重要です。ダウンライトや間接照明を使って、空間全体を均等に照らすようにしましょう。また、ゾーニングに応じて、特定のエリアに焦点を当てる局所照明も有効です。

  • 空調の配置: 空間が広くなると、空調の効率も変わります。エアコンの位置やサイズ、暖房の方法などを再検討し、快適な温度を保つための計画を立てます。


4. 視覚的な広がりを持たせる

  • 色使いや素材: 明るい色や反射率の高い素材を使うことで、視覚的に広がりを持たせることができます。また、フローリングや壁の素材にも工夫を加えて、空間に統一感を持たせましょう。

  • 鏡の活用: 鏡を使うことで、空間が広く感じられる効果があります。特に小さな部屋や狭いエリアには、鏡を上手に使って広がりを演出しましょう。


5. 音の管理

  • 音の伝播: 大きなワンルームでは音が広がりやすくなります。音の吸収材や防音対策を取り入れて、音の問題を軽減しましょう。カーペットやラグ、ソフトな家具は音を吸収するのに役立ちます。

  • プライバシーの確保: 音の漏れが気になる場合は、間仕切りやカーテンを使ってプライバシーを確保する方法もあります。


6. 安全性と快適性

  • 安全性の確認: 大きなワンルームでは家具の配置や動線に気を付ける必要があります。家具が引っかかって転倒することがないように、家具の配置や通路の確保に注意しましょう。

  • 快適性の維持: 広い空間でも快適に過ごすためには、適切な換気や空気の流れを確保することが重要です。窓や換気口の位置を考慮して、快適な住環境を作りましょう。


廊下をなくして大きなワンルームにするリノベーションは、空間を有効に活用し、開放感のある住まいを実現するために非常に有効です。ただし、上記のポイントを考慮して、計画的に進めることが大切です。




2つの小さな子供部屋に変えるリノベーション


部屋に間仕切りを付けて、1つの大きな部屋を2つの小さな子供部屋に変えるリノベーションは、空間を効率的に活用し、子供たちに個々のプライバシーと独立性を提供するための良い方法です。このリノベーションを成功させるためには、以下のポイントを考慮することが重要です。


1. 間仕切りの選定

  • 可動式パーティション: 一時的に仕切りたい場合や、将来の変更に対応できるようにするためには、可動式のパーティションが便利です。簡単に取り外しや移動ができ、柔軟な空間利用が可能です。

  • 固定式の壁: よりしっかりとした仕切りが必要な場合は、固定式の壁を作ることも考えられます。この方法では、しっかりとしたプライバシーを確保することができますが、将来的に変更が難しくなる可能性があります。

  • 折りたたみ式やスライディングドア: スペースを有効活用したい場合には、折りたたみ式やスライディングドアも有効です。必要に応じて空間を広げたり、区切ったりできます。


2. 部屋の配置とレイアウト

  • 配置計画: 2つの子供部屋を配置する際には、それぞれの部屋のサイズや使い方を考慮し、効率的に配置することが重要です。十分な収納スペースを確保するために、クローゼットや棚の配置にも注意を払いましょう。

  • 通路の確保: 間仕切りを設けることで部屋が狭くなるため、通路や動線を確保することが重要です。部屋の出入りがスムーズに行えるように、適切な配置を考えましょう。


3. 収納と機能性

  • 収納の工夫: 子供部屋には収納が必要です。クローゼットや引き出し、棚などを考慮し、効率的に収納スペースを確保することが大切です。部屋が小さくなるため、収納の工夫が特に重要になります。

  • 家具の配置: コンパクトな家具や多機能家具を使うことで、限られたスペースを有効に活用できます。例えば、ベッドの下に収納があるタイプや、折りたたみ式の家具などが便利です。


4. プライバシーと音の管理

  • プライバシーの確保: 子供たちが快適に過ごせるよう、間仕切りや壁がプライバシーを十分に確保できるように設計します。音の漏れや視覚的なプライバシーも考慮して、適切な素材や仕切りを選びましょう。

  • 音の対策: 部屋が近接しているため、音の伝播に注意が必要です。音を吸収する素材やカーテンを使うことで、部屋ごとの音の問題を軽減することができます。


5. 照明と空調

  • 照明の計画: 各部屋に適切な照明を設けることが重要です。部屋の使い方や位置に応じて、ダウンライトやスタンドライトを配置しましょう。明るさを調整できるようにするのも良いアイデアです。

  • 空調の配置: 空間が分かれることで空調の効率が変わることがあります。各部屋にエアコンや暖房を設置するか、既存の空調設備を見直して、快適な環境を維持できるようにしましょう。


6. デザインと仕上げ

  • 色使いや素材: 子供部屋は明るく、快適な空間であるべきです。楽しい色や柄の壁紙、床材を選ぶことで、子供たちが喜ぶ空間を作ることができます。

  • デザインの統一感: 2つの部屋が統一感を持つように、デザインや素材を調和させることも大切です。ただし、各部屋の個性を出すために、アクセントカラーやデコレーションを工夫するのも良いでしょう。


部屋に間仕切りを付けて2つの子供部屋にするリノベーションは、家族の成長に応じた快適な空間を提供するために有効です。計画的に進め、専門家と相談しながら最適なプランを立てることが成功のカギとなります。



戸建て木造リノベーション設計プロジェクトの解説


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