
事例を見る:Case25「曲線のオフィス・東京都板橋区」
合板に手書きでな〜んと無くの、フニャフニャ自由曲線描いて作って貰った、オフィスリノベーションのカウンター。ものづくり感溢れる古典的手法。
図面化して検討したんだけど、結局、現場でベニアに描きました。

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建築も、ものづくりである以上、即興の部分が必ず出て来るので、そこが醍醐味です。

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現場楽しかったんだが。。。曲線で使われない側の木材も多いので、木取りとしてはロスが大きくなってしまった。カットした端材も使える様工夫はしたけどそれでも廃棄部分が結構出てしまった。
そこは改善点。
建築現場での原寸図とは
建築現場での原寸図とは、実際の建物のサイズと寸法を忠実に再現した図面のことです。具体的には、以下のような目的や特徴があります。
正確な寸法確認: 原寸図は、建物の部品や要素の正確なサイズを確認するために用いられます。これにより、設計図と現実のサイズとのずれを防ぎます。
施工の指示: 建築現場での施工に際して、原寸図を基に作業を進めることで、部品や材料が適切に取り付けられるようにします。例えば、ドアや窓の取り付け位置などが原寸図により正確に決まります。
精度の高い作業: 特に、複雑な形状や特殊な設計が求められる場合に、原寸図を使用することで、部品の精度を高めることができます。
現場での修正: 施工中に設計変更や微調整が必要な場合、原寸図を使って現場での修正作業が行われることがあります。
原寸図は、通常は建築現場に直接描かれることが多いですが、場合によっては専用の寸法器具やソフトウェアを使っても作成されることがあります。

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合板に手書きの原寸図を描く
合板に手書きの原寸図を描く際には、以下のステップを踏むと良いでしょう:
材料の準備: 合板のサイズや厚さを確認し、必要な大きさにカットします。作業する面が平らで清潔であることも重要です。
正確な寸法を取る: まずは、原寸図に描くべきサイズや寸法を正確に測ります。図面に必要なすべての寸法を記録しておくと、手書きでの作業がスムーズになります。
下書きの作成: 軽く鉛筆で下書きを行います。直線を引くためには、定規やスコアリングツールを使うと良いでしょう。また、角度や形状を正確にするためには、角度計やコンパスも役立ちます。
図面の描画: 下書きが完成したら、定規を使って線をしっかりと描き込みます。サイズや位置が正確であることを確認しながら作業します。細かい部分や文字などは、丁寧に書き込みます。
修正と確認: 描き終わったら、全体を見て寸法や形状に誤りがないかを確認します。必要に応じて修正を加えます。
清書: 修正が終わったら、鉛筆の線を消して、最終的な図面をペンやマーカーで清書します。
手書きの原寸図は、設計と施工の重要な参考資料になるので、精度と正確さを大切にしながら作業を進めてください。

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リノベーション工事で、工事現場で決める事
リノベーション工事では、図面だけでは把握しきれない現場の状況や具体的な問題が多くあります。以下は、工事現場で決めることが多いポイントです:
既存構造の確認: 既存の壁や床、天井の構造を解体してみると、図面にはない問題や条件が明らかになることがあります。例えば、配管や電気配線の位置、構造体の強度などが実際に見てみないと分からないことがあります。
現場での寸法調整: 図面に基づいて作業を進めると、実際の寸法が微妙に異なることがあります。例えば、既存の壁の歪みや、異なる材料の厚さによる調整が必要になることがあります。
設計変更: 工事を進める中で、現場の状況に応じて設計変更が必要になることがあります。例えば、予想以上に壁が厚い場合や、現場の条件に合わせた改善策が求められる場合があります。
素材の選定: 現場の条件や仕上がりに応じて、最適な素材や仕上げを選ぶことが必要です。たとえば、既存の床材との相性や、新しい素材の取り扱いや施工方法に関する判断が求められます。
施工方法の調整: 特殊な工事や複雑な作業では、現場の状況に応じた施工方法を調整することがあります。例えば、既存の構造物を利用したり、新たに補強が必要な場合などです。
設備の設置位置: 設備(キッチン、バスルーム、照明など)の設置位置も、現場で最終的に決定することが多いです。特に配管や電気配線の位置に合わせて最適な位置を決める必要があります。
安全対策: 現場で発見された安全上の問題に対処する必要があります。例えば、作業中に見つかる腐食や劣化した構造部材への対応などです。
施工スケジュールの調整: 現場での問題や予期しない出来事により、施工スケジュールの調整が必要になることがあります。遅れや変更に対応するためのプランを立てる必要があります。
リノベーション工事では、現場の実際の状況をしっかり把握し、柔軟に対応することが重要です。設計図面と現場の実際を照らし合わせながら、適切な判断をすることが成功の鍵です。

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オフィスリノベーションで曲線のデスクカウンターをつくる方法
曲線のデスクカウンターをオフィスに設置する際には、以下のステップを踏んで設計・施工を進めることが一般的です。曲線のカウンターはデザイン性が高く、空間に独自の雰囲気を作り出すことができます。
1. デザインの計画
目的と要件の確認: どのような用途でカウンターを使うのか、どれくらいの大きさが必要かを確認します。また、カウンターの曲線の形状やスタイルも決定します。
デザインのスケッチ: 手書きやCADソフトでカウンターのデザインを描きます。曲線の形状や寸法を決定し、必要な材料や仕上げを考えます。
2. 材料の選定
ベース材料: カウンターの曲線部分を作るためには、一般的に以下の材料が使われます。
合板: 曲線を作りやすいですが、強度や仕上げに工夫が必要です。
MDF(中密度繊維板): 形状を自由に加工でき、表面が滑らかです。
ウッドシートやラミネート: 見た目を美しくするために使用します。
仕上げ材料: 曲線部分を滑らかにするために、表面の仕上げに使用する材料(塗装、ラミネート、化粧シートなど)を決定します。
3. 製作の準備
曲線の形成: 材料を曲線に加工する方法は複数あります。
曲げ加工: 合板やMDFを湿らせてから曲げる方法です。特に薄い板材は曲げやすいですが、厚みや強度に応じた調整が必要です。
層積み: 複数の薄い層を重ねて曲線を作る方法です。曲線部分の形状に合わせて積層し、接着剤で固定します。
型枠作成: 曲線を正確に作るための型枠を作成します。型枠は、曲線の形状に合わせて材料を曲げる際のガイドになります。
4. 施工と組み立て
材料のカットと曲げ: 型枠に合わせて材料をカットし、曲げ加工を行います。必要に応じて、材料を接着剤やビスで固定します。
組み立て: 曲線部分を組み立てる際、接続部や接合部をしっかりと固定します。必要に応じて補強を行います。
5. 仕上げ作業
表面処理: 曲線部分の表面を滑らかにするために、サンディングや塗装を行います。仕上げにラミネートや化粧シートを貼り付けることで、見た目を整えます。
最終確認: カウンターの高さや形状が正確であることを確認し、必要な調整を行います。
6. 設置
設置位置の確認: カウンターを設置する場所の寸法やレイアウトを確認します。
固定と調整: カウンターを設置し、しっかりと固定します。必要に応じて、調整作業を行います。
曲線のデスクカウンターは、デザインや製作に細かい注意が必要ですが、オフィスの雰囲気を一新する素敵な要素となります。デザインから施工まで、一貫して計画的に進めることが大切です。

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リノベーションで味わう、モノづくり感
リノベーションで「モノづくり感」を味わうとは、自分の手で空間や物を創り出す過程を楽しむことを意味します。以下のポイントにより、その感覚を深く味わうことができます:
1. プロジェクトの計画とデザイン
アイデアの具現化: 自分のアイデアを具体的な形にする過程が「モノづくり感」の始まりです。デザインスケッチや3Dモデルを作成することで、自分のビジョンを明確にし、現実のものにしていきます。
素材の選定: 材料や仕上げを選ぶ際に、自分の好みやスタイルに合ったものを選ぶ過程も重要です。木材、タイル、ペイントなどを実際に触ってみることで、より深い理解と愛着が生まれます。
2. DIYの要素を取り入れる
自分で作業を行う: リノベーションプロジェクトの中で、ペイント、タイル貼り、キャビネットの組み立てなど、手作業を積極的に取り入れることで、自分の手で作り上げる喜びを感じられます。
技術の習得: DIY作業を通じて新しい技術やスキルを学ぶことができます。例えば、木工、電気配線、配管などの技術を習得することもモノづくり感を高める要素です。
3. カスタマイズとパーソナライズ
オリジナルな要素の追加: 市販の家具や装飾品では味わえない、完全オリジナルの要素を追加することで、空間に独自性を加えます。例えば、自作の棚や特注の家具などが挙げられます。
機能の工夫: 生活スタイルに合わせた機能的なカスタマイズを行うことで、空間の使い勝手が向上し、自分だけの特別な空間を作り上げることができます。
4. プロセスの体験
進行状況の確認: 工事の進行状況を見守り、プロセスの変化を実感することもモノづくり感を味わう方法です。日々の変化や完成に向かって進む過程は、達成感を感じさせてくれます。
フィードバックと調整: リノベーションが進む中で、実際に空間を使ってみて、必要に応じて調整や改善を行うことで、さらに自分の手で作り上げた感覚を味わえます。
5. 完成後の満足感
成果の実感: 完成した空間での生活や仕事は、自分が手がけたプロジェクトの成果を実感する瞬間です。完成した空間を見渡し、自分の努力が形になったことを感じることができます。
使用感の満足: 自分のライフスタイルや好みに合わせて設計された空間は、使い心地や居心地の良さが格別です。実際にその空間で過ごすことで、より深い満足感を得ることができます。
リノベーションは、単に物理的な空間を変えるだけでなく、自分の手で作り上げる過程を通じて、深い感動や達成感を得ることができる素晴らしい体験です。

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木を使ってカウンター製作する、注意点
木を使ってカウンターを製作する際の注意点をいくつかご紹介します。木材は自然素材であり、取り扱いには慎重さが求められますが、その分、適切な処理と工夫で美しい仕上がりが得られます。
1. 材料の選定
木材の種類: 使用する木材の種類によって耐久性、見た目、価格が大きく異なります。例えば、オークやウォールナットは耐久性が高く、仕上がりも美しいですが、価格が高めです。逆に、パインやメープルは価格が安く、扱いやすいですが、耐久性が劣ることがあります。
木材の乾燥: 木材は湿度の変化によって反りや割れが生じることがあります。施工前に適切に乾燥させ、湿度の変化に強い状態にしておくことが重要です。
2. 加工と組み立て
正確な寸法取り: 木材をカットする前に、正確な寸法を測り、マークを付けることが重要です。カットミスを避けるために、注意深く作業を行います。
切断と研磨: 木材をカットする際は、鋸の種類や刃の状態に注意します。切断面は研磨して滑らかにし、仕上げを行います。
3. 接合と固定
接合方法: 木材の接合には、ビスや釘、接着剤などがありますが、使用する方法によって強度や見た目が変わります。接合部はしっかりと固定し、見た目も美しく仕上げるために、慎重に作業します。
木材の収縮: 木材は湿度や温度の変化によって収縮や膨張をするため、接合部には適切な隙間を設けるか、動きに対応できる接合方法を選ぶと良いです。
4. 仕上げ
表面処理: 木材の表面は、塗装やオイル、ワックスなどで仕上げます。木材の種類や使用目的に応じた仕上げ方法を選びます。例えば、防水や耐傷性が必要な場合は、ラッカーやポリウレタンを使用することがあります。
塗装の下地処理: 塗装や仕上げの前に、木材の表面をサンディングして滑らかにします。また、下地処理としてプライマーを塗布することで、仕上げ材の密着性が向上します。
5. 耐久性とメンテナンス
耐水性: カウンターが水や湿気にさらされる場合は、防水処理を施すことが重要です。適切な防水塗料やオイルを使用し、定期的にメンテナンスを行います。
定期的なチェック: 木材は使用するうちに傷や汚れが付くことがあります。定期的に点検し、必要に応じて修理や再仕上げを行うことで、長期間美しい状態を保つことができます。
6. 取り扱いと設置
安全な取り扱い: 木材の取り扱いや加工時には、安全対策を講じることが重要です。作業中は保護メガネや手袋を着用し、怪我や事故を防ぎます。
設置場所の確認: カウンターを設置する場所の寸法やレイアウトを確認し、正確に設置できるようにします。また、カウンターの重量や強度を考慮して、適切な支持や固定を行います。
木材を使ったカウンター製作は、手作りの温かみと独自の美しさを持つ素晴らしいプロジェクトですが、計画と準備が大切です。上記の注意点を守りながら、丁寧に作業を進めることで、長く使える美しいカウンターを作ることができます。
オフィス設計プロジェクトの解説
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