働く場のウェルビーイング。
自由にお茶タイムを楽しむ、カフェコーナーを、気分転換になる様、つくりました。
集成材のカウンターに、シャープな外国製ステンレスシンクで、非日常感を感じる様に。オフィスの設計。
リノベーション仕上方法
・天井撤去、既存コンクリート表し+OSB合板貼り
・外壁ボード撤去、コンクリート表しボンドゴミなどケレン落としの上、防塵の透明塗装。
・壁腰下、木毛セメント板貼り。
・床の長尺塩ビシート剥がし、ヘリンボーン貼り。
・窓サッシ、カバー工法で取替。内側木製格子、黒塗装。
・照明は既存撤去、ダクトレール+スポットライト+ダウンライトに変更。
・曲線カウンター、タモ集成材製作。
・カフェコーナー、シンク水栓
※既存オフィスを大規模修繕に伴って、フリーアドレスの新しいオフィスにリノベーションしました。
働く場のウェルビーイングとは
「働く場のウェルビーイング」という概念は、仕事における健康や幸福感、満足度を向上させるための取り組みを指します。具体的には、以下のような要素が含まれます:
身体的な健康:
快適な作業環境(良い空気循環、適切な温度、清潔な職場など)
健康を促進する設備(エルゴノミクスに基づいた椅子やデスク、休憩スペースなど)
健康的な食事や飲料の提供
メンタルヘルス:
ストレス管理やメンタルヘルス支援のプログラム
職場のサポート体制(カウンセリングサービスなど)
良好な職場の人間関係やコミュニケーションの促進
仕事と生活のバランス:
柔軟な勤務時間やリモートワークの導入
休暇や休息の取得促進
家庭と仕事の両立を支援する制度
職場の文化とコミュニケーション:
ポジティブな職場文化や価値観の共有
フィードバックや評価の仕組みの改善
チームビルディング活動や社員の意見を尊重する仕組み
成長と発展の機会:
スキルやキャリアの成長をサポートする研修や教育プログラム
明確なキャリアパスと目標設定の支援
このような取り組みは、社員の生産性や満足度を向上させるだけでなく、企業の全体的なパフォーマンスやイメージにも良い影響を与えるとされています。
カフェコーナーがオフィスのウェルビーイングにつながる理由
カフェコーナーはオフィスのウェルビーイングに多くのプラスの影響を与えるとされています。その理由は以下の通りです:
リラックスとストレス軽減:
カフェコーナーはリラックスできるスペースを提供します。仕事の合間にコーヒーやお茶を楽しむことで、リフレッシュでき、ストレスの軽減が期待できます。
社交の場としての役割:
同僚やチームメンバーと自然に交流できる場を提供します。カジュアルな会話が生まれ、コミュニケーションの促進や関係構築に寄与します。
創造性と生産性の向上:
オープンでリラックスした環境は、創造的なアイデアや思考を促進することがあります。カフェコーナーでのカジュアルな会話やブレインストーミングが、新しいアイデアの発想に繋がることもあります。
仕事と生活のバランスの改善:
コーヒーや軽食を提供することで、長時間の仕事に対するリフレッシュタイムを提供します。また、オフィス内で簡単に休憩や軽食を取れることで、従業員が効率的に働く助けになります。
企業文化の強化:
カフェコーナーは企業の文化や価値観を反映させる場にもなります。例えば、オープンでフレンドリーな企業文化を育むために、リラックスできる空間を提供することは、企業の方針を具現化する手段になります。
健康促進:
健康的な飲み物や軽食を提供することで、従業員の健康をサポートできます。例えば、フルーツやナッツ、低カフェイン飲料などの選択肢を提供することで、健康的なライフスタイルを奨励できます。
カフェコーナーは単なる休憩スペースにとどまらず、職場環境全体にポジティブな影響をもたらす重要な要素です。
非日常性を感じるオフィスのカフェコーナーの設計
非日常性を感じるオフィスのカフェコーナーを設計する際に、集成材とシャープな外国製ステンレスシンクを使用する理由は以下の通りです:
1. 集成材の利点
温かみと自然な雰囲気:
集成材は、木材を層状に接着して作られるため、温かみと自然な風合いが特徴です。オフィスのカフェコーナーに使用することで、リラックスできる居心地の良い空間を作り出すことができます。
デザインの多様性:
集成材は多くのデザインに対応可能で、ナチュラルな仕上げからモダンな仕上げまで幅広いスタイルを実現できます。これにより、非日常感を演出するためのカスタマイズが容易です。
耐久性と安定性:
集成材は個々の木材を接着して作られるため、木材の割れや変形が少なく、耐久性が高いです。長期間にわたり、美しい状態を保つことができます。
2. シャープな外国製ステンレスシンクの利点
モダンで洗練された印象:
シャープなデザインの外国製ステンレスシンクは、クリーンでモダンな印象を与えます。これにより、カフェコーナーの非日常性や洗練された雰囲気が強調されます。
高い耐久性と機能性:
ステンレスは耐水性や耐汚染性が高く、清掃が容易です。忙しいオフィス環境でも長期間にわたって美しい状態を維持できます。
高品質な素材:
外国製のステンレスシンクは、一般的に高品質で精密な仕上げが施されているため、デザインのディテールが際立ちます。これにより、カフェコーナーの高級感や非日常感が一層引き立ちます。
機能性の向上:
シャープなデザインは、機能性を高めるために工夫されていることが多いです。使いやすさや作業効率の向上にも寄与します。
非日常性の演出
コントラストの効果:
集成材の温かみのある質感と、ステンレスシンクのクールでシャープなデザインのコントラストが、視覚的に興味深い空間を作り出します。このコントラストが、訪れる人にとっての「非日常感」を強調します。
質感のバランス:
木材と金属の組み合わせは、質感のバランスを取ることで、空間に深みと魅力を加えます。これにより、カフェコーナーがただの休憩場所ではなく、特別な体験を提供する場所になります。
集成材とシャープな外国製ステンレスシンクを組み合わせることで、視覚的に印象的で機能的なカフェコーナーを設計し、非日常性を感じさせる空間を作り出すことができます。
オフィスの仕上材として、素材感の強い素材を使う
オフィスの仕上材として素材感の強い素材を使用する利点には以下のような点があります:
1. ユニークなデザインと個性の表現
視覚的なインパクト:
素材感の強い素材(例えば、コンクリート、レンガ、木材、金属など)は、視覚的に強いインパクトを与えます。これにより、オフィス空間が一目で印象的になり、ブランドの個性や企業文化を表現する手助けになります。
独自性の演出:
他のオフィスとは一線を画す独特なデザインが可能になります。素材感の強い素材は、その質感や仕上げによって、オフィススペースに個性を加えます。
2. 空間の質感と深み
触覚的な体験:
素材感のある仕上材は、視覚だけでなく触覚的にも印象深い体験を提供します。例えば、木材の質感や石材の冷たさなど、触れることで感じることができる素材感が、空間に深みを加えます。
空間の立体感:
異なる素材を組み合わせることで、空間に立体感や奥行きが生まれます。これにより、よりダイナミックで興味深い空間が作り出されます。
3. 耐久性と実用性
長期間の耐久性:
素材感の強い素材は、通常耐久性が高く、長期間にわたって使用することができます。例えば、コンクリートやレンガなどは、摩耗や損傷に強いです。
メンテナンスの容易さ:
一部の素材感の強い素材(例えば、金属や石材など)は、汚れや傷に強く、メンテナンスが比較的容易です。これにより、オフィスの維持管理が簡単になります。
4. ブランドイメージと企業文化の強調
ブランドの表現:
特定の素材(例えば、天然石やデザイン性の高い金属など)を使用することで、企業のブランドイメージや価値観を具体的に表現することができます。
企業文化の反映:
例えば、モダンで革新的な企業には、金属やガラスなどの素材感の強い素材が適している場合があります。これにより、企業文化や業務の性格を反映した空間作りが可能です。
5. 感覚的な体験の向上
空間の感覚的な豊かさ:
素材感の強い素材は、空間に対して感覚的な豊かさを提供します。視覚や触覚を刺激することで、社員や来訪者に対してより印象的で魅力的な体験を提供できます。
雰囲気の演出:
例えば、木材の温かみや石材の冷たさなど、素材の持つ特性が空間の雰囲気に影響を与え、リラックスしたり、活力を感じたりすることができます。
素材感の強い素材をオフィスの仕上材として使用することで、デザイン性、耐久性、機能性のバランスを取りながら、魅力的で個性的な空間を作り出すことができます。
リノベーションオフィスの仕上方法
リノベーションオフィスの仕上方法には、既存の空間をどのように変え、改善するかを考慮することが重要です。以下に、リノベーションオフィスの仕上方法について詳しく説明します:
1. 既存の状態の評価
構造の確認:
既存の構造や設備(電気配線、配管など)の状態を評価し、必要な修理や改修を行います。構造的な問題がある場合は、まずそれを解決することが優先されます。
スペースの機能分析:
現在のレイアウトや機能がどのように使われているかを評価し、改善点や必要な変更を検討します。これにより、リノベーションの目標を明確にします。
2. デザインコンセプトの設定
ブランドイメージの反映:
企業のブランドイメージや企業文化を反映するデザインコンセプトを設定します。色使いや素材選び、レイアウトなどにブランドの要素を取り入れることが重要です。
空間の使い方の最適化:
新しいレイアウトやゾーニングを考え、効率的にスペースを使う方法を検討します。オープンスペース、個別のオフィス、会議室などの配置を見直します。
3. 仕上げ材の選定
壁の仕上げ:
壁の仕上げには、ペイント、壁紙、パネルなどが考えられます。素材感の強い素材(例えば、コンクリート、木材パネルなど)やアクセントウォールを利用することで、デザイン性を高めることができます。
床材の選択:
床材には、カーペット、ラミネート、タイル、フローリングなどがあります。耐久性やメンテナンス性、デザイン性を考慮して選びます。高トラフィックエリアには耐摩耗性の高い素材を選ぶことが重要です。
天井の仕上げ:
天井の仕上げには、ペイント、パネル、吊り天井などが考えられます。空間の印象を変えるために、デザインに工夫を凝らします
4. 照明と電気設備の更新
照明計画:
照明は、作業の効率や空間の雰囲気に大きな影響を与えます。自然光を取り入れる方法や、調光機能のあるLED照明を使用するなど、さまざまな照明計画を検討します。
電気設備の改善:
必要に応じて電気配線やコンセントの位置を見直し、最新の電気設備や通信インフラを導入します。これにより、オフィスの機能性が向上します。
5. 家具と設備の選定
機能的な家具の選定:
オフィスの用途に応じた家具(デスク、椅子、収納など)を選定します。エルゴノミクスに基づいた家具や、フレキシブルな配置ができる家具が推奨されます。
設備の導入:
必要な設備(会議室用のAV機器、コピー機、キッチン設備など)を選定し、スペースに合わせて配置します。
6. 空間のアクセントとデコレーション
アートとデコレーション:
空間にアート作品や装飾を取り入れることで、個性や魅力を引き出します。企業のブランドや文化に合わせたアートや装飾を選ぶことが大切です。
植物や緑の導入:
植物やグリーンを取り入れることで、リラックスできる空間や自然との接点を提供します。室内の空気品質を改善する効果もあります。
7. 環境への配慮
サステナビリティの考慮:
環境に配慮した素材やエネルギー効率の良い設備を選ぶことで、サステナブルなオフィスを実現します。再利用可能な素材やエネルギー効率の良い照明などが考えられます。
健康とウェルビーイング:
空間の快適さや健康を考慮して、換気システムや自然光の取り入れ方、音響設計などを工夫します。
リノベーションオフィスの仕上げには、機能性、デザイン性、耐久性、そして企業の文化や価値観を反映することが求められます。これにより、効率的で魅力的な作業環境を提供することができます。
オフィス設計プロジェクトの解説
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