1)工事内容によって異なる、リノベーション3っつのメニュー
新築と異なり、リノベーションは何をどこまで工事するのかで、工事の費用・時間が全く異なってくるんです。特に戸建ての場合、建物の状態が全然違うし規模によっても大きく変わります。現況を確認して見てみないと正直解らない。多くの設計事務所やリノベーション会社に問い合わせると、そんな話を間違いなくされます。
とは言え、リノベーションを進めるにあたって目安が無いと、施主はどう考えて良いのか困ってしまうので、弊社では、工事内容によって、3っつのメニューに大きく分けて説明しています。
2)「リフォーム」→「ハーフリノベーション」→「フルリノベーション」
A)リフォーム
:間取りを余り変えず、水廻りなどの設備の更新と、床・壁・天井などの仕上をし新しい状態にする
B)ハーフリノベーション(弊社オリジナル)
:間取りは変えますが、そのまま使える部分と解体してやり直す部分と分け、コストバランスを取りながら行うリノベーション。部分的な耐震補強と、設備の更新も行う。
C)フルリノベーション
:一旦、床・壁・天井を全て撤去スケルトンにし、間取りを全て変え、耐震補強、設備の更新も全て行うリノベーション。
3)期間と費用
A・B・Cのどの工事内容を選ばれるかは、施主の意向によりますが、築年数等にもよります。また、それぞれの工事によって、大まかな費用と時間が想定出来ます。A→B→Cと費用も時間も大きくなります。
(詳しい費用感・スケジュール感は、直接お問い合わせください)
期間については、間取りを変更するB・Cに関しては、間取りが決まるまで個人差が大変大きく、2カ月で間取りが決まる方もいれば1年以上かかる方もいます。
(この辺りが、リノベーション会社と話していても、スケジュール・工期を明確に話して貰えない一因です)
弊社でリノベーション設計の経験値があがるにつれて、コストバランスをとりながらリノベーションをしていくハーフリノベーション設計の手法を確立してきたんですが。それからは、Bを選ばれる施主が多くなりました。
リノベーションの範囲を検討する
リノベーションの範囲を検討する際には、以下の点に注意することが重要です:
目的と要望の明確化:
リノベーションの目的(快適さの向上、機能性の追加、美観の改善など)を明確にしましょう。
必要な機能やデザインの要望をリストアップし、優先順位をつけておくと良いです。
予算の設定:
リノベーションにかける予算をしっかりと設定し、予算内でできる範囲を把握します。
予算には工事費用だけでなく、家具や設備の購入費用も含めることを忘れずに。
既存の問題点の把握:
現在の状態で問題がある部分(構造的な問題、湿気、断熱性能など)を把握し、それらを解決するための計画を立てます。
法律や規制の確認:
建築基準法や地域の条例に則っているかを確認します。
必要な許可や申請がある場合は、事前に手続きを済ませることが重要です。
専門家の相談:
建築士やリフォーム業者と相談し、実現可能なプランを提案してもらいましょう。
設計や施工の専門知識を持つプロの意見を聞くことで、予期しない問題を防ぐことができます。
スケジュールの設定:
リノベーションの作業にかかる時間を見積もり、生活に支障が出ないように計画を立てます。
工事の進行状況を定期的に確認し、問題があれば早期に対処できるようにしましょう。
ライフスタイルとの調和:
自分たちのライフスタイルに合わせた設計ができているかを確認します。
例えば、収納スペースや動線、日常の使い勝手を考慮することが重要です。
これらの注意点をしっかりと検討しながら、リノベーションの計画を立てることで、より満足のいくリノベーションが実現できるでしょう。
リノベーションのコストを安価にする
リノベーションのコストを安価に抑えるためには、いくつかの方法があります。以下のポイントを参考にしてみてください:
計画を明確にする:
明確なプランと目標を設定し、リノベーションの範囲を絞り込むことで無駄な費用を削減できます。
必要な部分だけに焦点を当て、優先順位をつけることが重要です。
予算の見直し:
予算を事前に設定し、それを守るようにしましょう。
突発的な費用が発生しないよう、予備費を確保するのも良いアイデアです。
リサイクルと再利用:
既存の素材や家具を再利用することで、コストを削減できます。
古い家具や建材をリメイクしたり、再加工したりする方法を検討してみてください。
DIYの活用:
できる範囲で自分で作業をすることで、施工費用を削減できます。
簡単な塗装や家具の組み立てなどは、自分で行うことを考えてみてください。
シンプルなデザインの採用:
複雑なデザインや高価な材料を避け、シンプルで実用的なデザインを選ぶとコストが抑えられます。
シンプルな仕上げや素材を選ぶことで、トータルコストを低く抑えられます。
セールや割引の利用:
建材や家具のセールや割引を利用することで、コストを抑えることができます。
地元のリサイクルショップやアウトレットもチェックしてみると良いでしょう。
複数の見積もりを取得:
複数の業者から見積もりを取り、比較することで、より安価なサービスを選ぶことができます。
見積もりの詳細を確認し、コスト削減の可能性を探ることも大切です。
エネルギー効率の改善:
エネルギー効率の良い設備や素材を選ぶことで、長期的にコストを削減できます。
断熱材や高効率の照明、節水設備などを検討してみてください。
優先順位の付け方:
リノベーションの中で、最も重要な部分から優先的に手を付けることがコスト削減に繋がります。
重要度に応じてリノベーションの段階を分けて実施することも一つの方法です。
これらの方法を実践することで、リノベーションのコストを効果的に抑えることができるでしょう。
住まいの設計・計画の解説
→収納計画
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