t-ogino
天井と壁の間に隙間をつくる事で、狭い場所の心地よさと、抜け感・開放感を感じられる方法。

狭い場所は意外と心地良いんです。狭い部屋特有の親密感のある心地よさに、抜け感が加わるとよい気持ちの良い場所になると思っています。
見えないけど見通しが良い、壁上部の隙間
見えないのに見通しが良いとは、なんだろう?
壁って普通、床から天井までつくって部屋を囲んで閉じます。でも、ここでの壁は天井までつくらず、壁と天井の間に隙間を開ける形になっています。こうすると、壁の向こうは見えない、見えないけれど何となく見通しがある様に感じます。抜け感ってやつですよね。
空間のつながり
壁と天井の間に隙間を開けると、部屋としては分かれているけれど、空間自体はちょこっとだけつながっていて、な~んとなく様子がわかる。プライバシーはあるけど、つながってる感はある。こういう状態だと部屋って広くかんじるんです。
抜け感
大きな家でも、小さな家でも、この抜け感が良い家になるポイントの一つかなと、思っています。抜け感が無いと大きな家も圧迫感を感じるし、小さな家でも抜け感があると開放感あって心地良かったりする。
「子育てママの、木のオフィス」
所在地:神奈川県横浜市
構造:インテリアリフォーム
仕様:木の箱:杉・ツガ・ナラ突板・黒板塗装
床:ナラフローリング
壁:ビニールクロス貼り