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  • 執筆者の写真t-ogino

リノベーションって、どのぐらいのコストが掛かるの?ローコストにする方法は。



リノベーションとリフォーム。

工事を行うにしても、予算がどの程度必要なのか?疑問になる処です。新築も同じですが、設計や周辺の現地調査の前に工事費用はこの金額ですよと、中々いえません。。仕様も違うし、状況も異なる。新築でしたら地盤の状況や、建物の形、設備の種類、水道下水等の周辺のインフラ状況で大きく違ってきます。ましてリノベーションでは、元々の建物の状態がどうなっているのか、築年数がどのくらいか、劣化状況、耐震補強の必要な量はそれぞれの建物で全く異なります。壁紙の貼り替えと、キッチンの取替えだけのような、簡単なリフォームであれば、コストは割りとわかりやすいのですが。。。。。

結局、設計をし、詳細な図面を作成し、詳細な工事見積もりをとることで正確な費用が解ります。

とは言え、実際どの程度かかるのか?目安でも良いから知りたいのが人の常です。


一戸建てのスケルトンリフォーム・フルリフォームのコスト


地区年数が50年のような古い一戸建ての住宅を、一旦骨組みだけのスケルトンにし、新たに基礎を打ち、構造を補強し、間取りを変え、キッチンやトイレ、風呂などの設備を全て変え、外壁材を新たに貼り、屋根材を取り替える、フルリフォーム。

コストだけを考えた時、新築に立替えた方が良いかも???というぐらいコストが掛かります。柱と梁の構造材はそのまま使えるんだから、安くなるはずではと思いがちですが、築50年ですと基礎を新たに作り、柱や梁も補強で新たに入れる。その作業を新築と異なり既存がある中で行う為、作業の手間が掛かりそこにコストに反映します。その他、内装、設備、断熱、外部は全やり変えであれば、この部分は新築と同じ費用が掛かります。その為、想っていた以上に費用が掛かってしまったという事になりがちです。


フルリノベーションのローコストで行うには


コストを下げる工夫は、常々考えています。工夫の仕方は幾つもあり、どの方法が使えるかは、その住宅の状態によって異なります。また、施主の要望によっては使える方法、使えない方法があります。ただ、工夫はあくまで工夫であって、特効薬ではありません。コストを半分にできるか?と言えば、工夫の範囲で出来る事ではありません。

それでも大きくコスト削減しなくてはという場合の方法が無い訳ではありません。リノベーションの場合は、どこまで工事をしてどこの工事はしないのかが、ポイントの一つです。それも大胆に行います。

例えば、外部は手をつけない!外部には手をつけず、内部のリノベーションのみでコストを削減する方法があります。内側やって、外側やら無い。とは言え古く劣化の進んだ外部のメンテナンスは必要ですから、外壁にメンテナンスの塗装や、屋根材を塗装し対候性を増す工事は行う。コストがかさむサッシに関しては既存のものをそのまま使います。内部の工事は行うものの、外部は行わない方法です。

他にも、建物の間取りの一部分だけにし、一部の部屋だけをリノベーションする方法もあります。間取りを変えるにしてもリビングなどの主要な部屋の間取りを生活し易い間取りに直し、その他あまり使わない部屋は、手をつけず仕上材の張替えのみを行うという方法です。

また、必要の無い部屋に関しては、減築し解体し無くしてしまう事で、仕上げ工事を少なくする大胆な方法もあります。

マンションのリフォーム

マンションのリフォームも同様で、全ての内部を撤去しコンクリートの躯体だけにしてリフォームするのか。住宅設備の変更は一部とし、キッチンの取替えと床・壁・天井の仕上材の張り替え、間取り変更は部分のみという限定したリフォームにするのかで、コストは大きく変わってきます。



リノベーションへの想い


一戸建てのリノベーションは、新築には無いような、素敵でワクワクする住まいが生まれる側面があります。天井を高くし、既存の古材の梁が見えるようにして味のある、大きな空間がつくれたり、新築では行わない製作家具の工夫が出来たり。父母が建てた家を引き継ぐ喜びも味わえます。

一戸建てのリノベーションは何も考えずに行うと、ただただコストが掛かる側面がありますから、リノベーションする事でどうしたら快適な生活が出来るのか?どんな場を形にしたいのか?想いを忘れずとり組み取捨選択することで、心地よい家づくりが実現化します。

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