t-ogino
古本屋みたいな雰囲気の、書庫を設計しましたよ。

|Photo by OginoTakamitsuAtelier|
図書館が子供の頃から好きなんですが、なんでだろう?と考えてみると、本の匂いと、本に包まれる独特の雰囲気が好きなんですよね。静かで、落ち着いて。高校生の時に、受験勉強サボって良く図書館に籠って、現実逃避して本を読んでました。(自習室で勉強している同級生を横目に)
同じ感じなんだけど、少し違う雰囲気なのが、古本屋さんの雰囲気。少し誇り臭くて、狭い処に本が積み上げられていて、猥雑というかいい意味で整理整頓されてなくて。ちょっと散らかした感もあって。
そうそう、少し散らかった住まいの方が居心地よいなんて話もあります。
古本屋の様な書庫を設計しました。少し狭い通路の両側に頭の上まで本棚をつくって、暖色の照明が本棚を照らしてる。窓は無くて、ちょっとおこもり感がある。ゆったり本を読む・ゆったり本を選ぶとはちょっと違う、狭さが心地よい独特のスペースです。
「本と猫の家」は猫の家であると共に、本棚の家でもあります。
「本」と「猫」全然違う様でいて、インドアな楽しみ方が、似てますね。
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