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  • 執筆者の写真t-ogino

リラックスする待ち時間 :不安感をやわらげる吹抜けが心地よい、待合空間・待合室の設計。



クリニックに行くと、どうしても不満に思うってしまう場所が待合い室。

混んでいて、狭くて、圧迫感があって、居心地が良く無いのに、結構な時間を過ごさなくてはならない。


結果、クリニックの設計をする時に、どうしても拘ってしまうのが待合いスペース。

少しでも、居心地の良い場所にしたいとプランを練る。


写真の緑のクリニックは、リラックスする待ち時間をテーマに、開放感のある吹き抜け空間の待合室を設計した。

天井の高い吹き抜け空間は、北側のハイサイドライト(高窓)から、柔らかい光が天井を舐める様に取り込み、明るい南側の大きな窓の光と共に、居心地の良い光を室内に注いでいる。


抜け感の有る天井高さは、自然光と相まって開放感を生んでいる。

どこを見て良いのかわからなくなる、待ち時間に緑色の壁は視線を安定させ、目と心をほぐしてくれる。


待合室には体や健康に不安のある方がおられ、待ち時間への不満や閉鎖感が生まれやすい場所だと思う。

建築という側面からその空間にやわらかさを取り入れて患者さんの気持ちに寄り添いたい。


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