top of page
  • 執筆者の写真t-ogino

洗濯物はどこで干す?屋根付き?室内?中庭?場所の工夫で、快適な生活を実現



雨の日、晴れの日、曇りの日。一日の内に天気はころころ変わります。日にばっちりあてて乾かしたい方も居れば、仕事や子育ての生活時間帯から、夜干し、朝日に少し当ててから取り込む方もいらっしゃいます。

洗濯モノ、いつ、どこで干していますか?もっと便利に快適な方法はないものか?日常の行為ですから楽して、気持ちよく洗濯モノを干したいですよね。

簡単に干せる場所・動線とは?

同じ階に干そう

洗濯機で洗った洗濯物。水を含んで、中々の重さです。この重い洗濯物をかごに入れたまま、階段を上り下りして運んでいくのは、中々の重労働です。もちろん間取り上、洗濯機のある場所と干す場所が異なってしまう場合はあるので仕方ありませんが。。。。。

いやいや、間取りを考えるときに、同じ階で洗濯物を干せる間取りにすればよいのです。体力のある方も無い方も、重いものを持って移動するのは、それなりに時間と労力をつかってしまいます。中には、体を痛めてしまう方もいらっしゃります。可能な限り、同一階に、洗濯機と物干しがあると、便利なことは間違いありません。


洗面所からダイレクトに

掲載した平面図は、ある家の設計をした時のプランです。このお宅は多数の猫ちゃん達と一緒に住む家だったのですが、見ていただきたいのはそこでは無く、洗面所と物干し場との関係。図面は2階です。洗面所にある洗濯機で洗濯した後、そのまま、ダイレクトにルーフデッキに出られます。階を跨ぐどころか、お勝手口を開けた隣がもの干し場になります。ほとんど移動する事無く、洗濯が干せますから、非常に便利です。人が歩いて動くルートを動線と言いますが、生活する上で洗濯などの日常の家事はこの動線を、可能な限りコンパクトにすることで、家事に便利な家になります。

取り込んでからも、快適に

洗濯物が乾き取り込んでから、どこでたたんでいますか?リビングのソファーや居間の畳みに広げて?寝室のベットの上で畳むお宅もあります。

図面のこの家では、洗面所の横にユーティリティーという、水廻りでフレキシブルに使えるスペースがあります。このスペースには、作業台のカウンターとタオルなどを仕舞う収納をつくることで、取り込んだ洗濯物をその場でたたむことができました。作業台でささっと畳めますし、楽な姿勢で作業しますから体に負荷がかからず、手早く綺麗に畳むことかできます。作業も快適ですし、なにより真っ直ぐな姿勢で畳むと簡単に綺麗に仕舞うことができます。


物干し場は屋根付きが便利

洗濯物、外の空気で乾かしたい・・・・・曇っているけれど、雨は振らないかな?など考え、服を干した所、雨が降り濡らしてしまったこと、1度や2度ではないはずです。

―雨に気づかない現代の家、急な雨対策は?

現代の新築住宅。サッシが進化したり、断熱材が厚くなったりという変化から、機密性がかなり高くなっています。ちょっとした雨、部屋の中にいて窓を閉め切っていると外の音は全く気づきません。かなり強い雨でなければ、音が聞こえませんので、雨が降っているコトに気が付かない場合が往々にしてあります。

ちょっとした屋根があれば、多少の雨はふせげます。

バルコニーには庇を

バルコニーには庇をつけましょう。一見当たり前のことですが、この当たり前が非常に大事になります。


ルーフテラスにも屋根をかけたい

写真の住宅では、大きなルーフバルコニー・ルーフテラスをつくりましたが、この屋上のバルコニーにも、屋根をちょこんと掛けました。ちょっとしたコトですが、洗濯モノ干しに大変便利に使っています。

閲覧数:6,989回0件のコメント
bottom of page