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  • 執筆者の写真t-ogino

ビフォーアフター、リノベーションでお洒落な外観になる賃貸住宅



|ビフォーアフター・design by 株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所|

賃貸住宅・アパート・賃貸マンションなど、20年・30年・40年と建てた当時から月日が経ってしまい、外観も古くなってしまっているものが多くあります。

都市部でも、地方でも、郊外でもこういった建物は非常に多く、借り手を捜すのに苦労していたり、賃料をおさえなくてはならない建物もみられます。

外観をリノベーションし、デザイン性を持たせることで、住まいに対するイメージが、

え!!と思うほど、ガラッと変わります。

築年数80年以上の賃貸アパートを、可愛らしい外観にリノベーション

写真に写っているのは、ビフォーとアフターを並べている、リノベーション・アパートメントです。

可愛らしく個性的なファサードが特徴的です。一見大胆な色味と素材が使われた佇まいは、周辺のシンボル的存在になっています。

リノベーションをすることで、外観をガラッと変わりイメージが一新しました。

古い、住宅密集地に建っていた長屋でしたが、外部の劣化もあり、メンテナンスの為に本格的な修繕をしなくてはならない時期です。

築50年以上。

増築、減築、合築を繰り返したこの家は、非常に複雑な外観になっていました。

大規模なメンテナンスながら、デザインをすることで生き返ったリノベーションです。

女子受けする外観

大学も近く、古い街ながら都市部でもあることから、大学生や、社会人の女性に魅力的に感じて貰い、入居してもらえる様、可愛らしい外観にデザインすることを考えました。

リノベーションが完成すると、前の道を歩く女性、小さな女の子から大人の女性・おばあさままでが口々に、「いや~可愛いお家」と言いながら通って行く人気の住まいになりました。

男性はなぜか、「かっこいい」と言っています。

周囲にお住まいの方々からも、工事中ご不便をかけたにも関わらず、いい家が出来たね~と、ほめていただいています。

賃料の周辺相場より、数段高く設定でき、人気のアパートになりました。


|ビフォーアフター・design by 株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所|

デザインが決まるまで

デザイン性の高い外観にしたい、タイル貼りはどうなのだろうという打合せを行っていました。

タイルを貼る事で建物が重くなる事や、メンテナンス性も考慮し、タイルでは無く、屋根材を外壁に貼って、ウロコの様な・大きなタイルの様な壁のデザインしています。

屋根材は壁材よりも、防水性と対候性が高く、性能アップにもつながっています。

外壁のオレンジ色は、悩んで決めましたが、家型の形もあって主張しながらも、周囲に馴染んでいます。

外観リノベーション工事で、悪いところも全て直す

元々は屋根が複雑に掛けられ、天井の中からも古い屋根が出てきていました。そこで小屋を一部架け替え、シンプルな屋根とする事で雨が簡単にながれるようにし、三角屋根の家の形にする事も、可愛らしい外観につながっています。

住宅密集地の古い建物は、敷地割りが後からされたり、道路が後から出来たりしている為、敷地からはみ出していることも少なくありません。

今回も、写真で見られるように、道路に家のひさしが飛び出ていたり、室外機が飛び出ていたり、隣の敷地にも家のひさしが出ていたりしましたが、全てとり、敷地内にすることで、将来的なトラブル原因を無くし、建物の財産としての価値も確保できました。

ストック利用ではありませんが、有るものを直して価値を高め再生する。

可愛らしい外観が、それを可能にしてくれました。

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