可愛い・楽しい、子供の空間の天井デザイン。子供部屋・託児所・子供園・保育園・幼稚園。
- t-ogino
- 7月7日
- 読了時間: 10分
更新日:8月21日

保育園育ちだったのでお昼寝する時、中々寝られ無くてつまらなかった幼少期の記憶から、仰向けに寝そべって天井を見ると、楽しいものがあると嬉しいんじゃない?と考えて、7色の照明の天井つくりました。
色は子供が大好きな原色に!
一般住宅で使う、ローコストな照明器具サークルライン(シーリング照明)にちょっとした工夫を付け加えて、託児所の天井を七色に設計しました。設計者、サークルラインを嫌うけど、こんな使い方もありますよ。オリジナルアイデアではなく、照明デザイナーさんに教えて貰った手法です。
「子どもが好きな色ってどんな色?」
子どもは、はっきりした明るい色や、カラフルな色が大好きです!
たとえば…
・赤(あか):元気が出る色。トマトやりんごの色で、目立つから大人気。
・青(あお):さわやかで落ち着く色。空や海の色で、男の子にも人気。
・黄色(きいろ):明るくて楽しい気分になる色。ひまわりやバナナの色。
・ピンク:ふんわりやさしい色で、特に女の子がよく好きになります。
・みどり(緑):自然を感じる安心の色。葉っぱや木のイメージ。
「どうして子どもは明るい色が好きなのか」
子どもの目は、大人よりも強いコントラスト(色のはっきりさ)に反応しやすいです。
明るい色は気持ちが楽しくなるので、おもちゃや絵本にもよく使われています。
「色の好みは子どもによって違う!」
もちろん、みんな同じじゃなくて、一人ひとり「好きな色」は違う。
「赤が好き!」って子もいれば、「むらさきがいい!」って子もいます。

「何故、子供は鮮やかな色彩を好むのか」
子どもが鮮やかな色彩(明るくてはっきりした色)を好む理由は、主に視覚の発達段階と心理的な安心感・刺激の好みに関係しています
・よく見えるから!
子どもの目は、まだ大人ほど発達してないです。だから、「赤!」とか「黄色!」とか、パッと目につく明るい色のほうが見つけやすいし、わかりやすい。
モヤッとしたくすんだ色より、パキッとした色の方が「見やすい・気づきやすい」んです。
・楽しくてワクワクするから!
赤・黄色・オレンジとか、鮮やかな色って元気なエネルギーがありますよね。
子どもって、楽しいことが大好きだから、「わぁ!なんか楽しい色!」って本能的に感じるんです。
おもちゃや絵本がカラフルなのもそのためです。
・ 「これが好き!」って言いやすいから!
大人は細かい色のちがいも気にしますが、子どもにとっては
「この青、きれい!」「この赤、かっこいい!」って、パッと反応できる色の方が気持ちを表しやすい。
鮮やかな色って、感情をまっすぐ伝えやすいんです。
・まわりのものがカラフルだから!
子どもが普段見てるもの――おもちゃ、絵本、テレビ、服などって、どれもカラフルですよね。そういう環境にいるから、「カラフル=楽しい」「鮮やか=うれしい」って、自然と好きになっていくんです。
まとめると…
子どもが鮮やかな色を好きなのは:
よく見えるから
気持ちが明るくなるから
「好き!」って言いやすいから
まわりの世界がカラフルだから
だから、子どもが赤や黄色を選ぶのって、すごく自然なことなんです。
「子どもは何歳ぐらいで色の好みが変わってくるのか」
子どもの色の好みは、年齢とともに少しずつ変わります
・ 0〜2歳ごろ
この時期はまだ色をはっきり見分けられません。
見やすい「赤」「黄色」など、パッと目につく明るい色に反応しやすいです。
「はっきりした色が好き」というより、「見えるから気になる」時期です。
・ 3〜5歳ごろ(幼稚園のころ)
好きなキャラクターや服の影響で、「この色が好き!」と自分で言うようになります。
女の子ならピンク、男の子なら青、みたいに性別の影響が出やすい時期です。
「○○ちゃんはピンクが好きだから、わたしも!」って真似っこも多いです。
・ 6〜9歳ごろ(小学校低学年)
お友達の影響や自分の趣味がはっきりしてきて、色の好みがだんだん変わっていきます。
たとえば、赤→青、ピンク→水色やむらさきに変わる子も多いです。
「なんか前より落ち着いた色がいいな~」と思いはじめる時期です。
・ 10歳ごろ〜(小学校高学年)
好みがもっと大人っぽくなってきます。
原色より、ちょっと落ち着いた色や組み合わせ(ベージュ、カーキ、くすみ色など)を好む子も。
「この色、おしゃれ!」「前はピンクが好きだったけど、今は黒が好き」って変化が出てきます。
・まとめ(色の好みが変わる年齢)
年齢 色の好みの特徴
0〜2歳 見やすい色に反応(赤・黄など)
3〜5歳 自分の「好き!」が出てくる。キャラや性別の影響大
6〜9歳 好みが変わり始め、個性が出てくる
10歳〜 少し大人っぽい色や流行を気にするように
子どもにとって、色は気持ちの表現でもあります。
「なんでこの色が好きなんだろう?」って聞いてみると、意外とおもしろい答えが返ってきます。
「子どもが何故、シンプルで明快な色が好きなのか」
子どもが「シンプルで明快な色(はっきりした色)」を好む理由を、お伝えします。
・子どもの目はまだ発展途中!
子どもの目は、大人とちがってまだ成長の途中です。
だから、細かい色のちがいや、くすんだ色(グレーっぽい色とか、複雑な色)は、
うまく見分けられないことがあるんです。
・はっきりした色は「わかりやすい」から好き!
たとえば、
真っ赤(まっか)、きいろ、あお、ピンク、こういう色は、目にパッと入りやすくて、見てすぐ「これ○○色!」とわかるから、子どもにとって楽しいんです。
・色で「気持ち」も伝わる
はっきりした色は、気持ちも伝わりやすいんです。
たとえば、
赤 → 元気・楽しい
青 → さわやか・しずか
黄色 → 明るい・ワクワク
子どもは、色を見て気持ちが動くから、わかりやすい色にひかれるんですね。
・難しい色より「すぐわかる」色が好き
大人は「ニュアンスカラー(たとえば、グレイッシュブルーとか…)」が好きになるけど、
子どもにとっては「これ、何色?」とわかりづらい色より、ストレートな色が一番なんです。
つまり、子どもは「見てすぐにわかる!」「気持ちが動く!」そんな色が大好きなんですね。

「円形の照明器具、サークルラインとは?」
円形の照明器具「サークルライン」について、説明します。
・サークルラインとは?
サークルラインは、名前の通り「円(サークル)」の形をした照明器具のことです。
主に天井に取り付けて使われる、丸いリング状のライトを指します。
・どんな特徴がある?
形がシンプルで美しい
円形なので、部屋のどこに置いてもバランスよく見えます。
モダンで洗練された印象を与えます。
・光が均一に広がる
リング状の光が360度全方向に広がるので、部屋全体をムラなく明るく照らせます。
・省エネ・長寿命
LEDタイプが多く使われていて、電気代が安くて長持ち。
メンテナンスも楽です。
・取り付けが簡単
薄くて軽いデザインが多いので、天井にすっきり取り付けやすいです。
・どんな場所に向いている?
リビングや寝室など、部屋全体を明るくしたい場所
天井が低くても圧迫感が少ない照明を使いたい時
サークルラインは、丸いリング型のLED照明で、シンプルで美しい見た目と、部屋全体をムラなく明るくする特徴があります。省エネで長持ち、取り付けも楽なので、現代の住宅やオフィスでとても人気です。
「なぜ、サークルラインはデザイナーや建築家に嫌われるのか」
サークルラインはデザイナーや建築家は使いたがらないです。何故か。
・サークルラインがデザイナーに嫌われる理由
デザインがありきたりで個性がない
サークルラインはとてもシンプルで無難な形。
そのため、デザイナーから見ると「誰でも選ぶような普通の照明器具」で、空間に個性や特徴を出しにくいと感じられます。
・空間の印象が単調になることが多い
円形の光が均一に広がるのはいいのですが、逆に言うと「平坦で変化に乏しい光」になりがち。
そのため空間のドラマティックさや陰影(コントラスト)を作りにくく、面白みが薄いと評価されることがあります。
・素材感や質感で差が出にくい
プラスチックや安価な素材でできているものが多く、高級感を出すのが難しい場合が多いです。
デザイナーは空間のトータルバランスを重視するので、質感が安っぽいと気になることがあります。
・既製品感が強い
サークルラインは大量生産されている既製品が多いので、オリジナリティが出しにくい。
デザイナーは空間ごとに特別感や唯一無二のデザインを求めるので、既製品ばかり使うのは物足りなく感じます。
サークルラインは「機能的で使いやすいけど、デザイン的な魅力が弱く、個性的な空間づくりには向かない」と思われがちなんです。
だから、デザイナーの中には「ありきたりで面白くない」と感じて敬遠する人がいるんですね。
「サークルラインをうまく生かすデザインの工夫」
サークルラインをうまく生かすデザインの工夫についてお伝えします。
1. 複数のサークルラインを重ねたり組み合わせる
大きさや高さの違う円形照明を複数使うと、空間に立体感やリズムが生まれます。
例えば、天井の高さや部屋の広さに合わせて大小のサークルを重ねると、シンプルながら動きのあるデザインに。
2. 光の色や明るさを調節する
サークルラインは調光や色温度(暖かい光・涼しい光)が変えられるものが多いです。
明るさや色をシーンに合わせて変えることで、空間の雰囲気を自在にコントロールできます。
暖色系の光で温かみを出したり、昼白色でシャープに見せたりと、光の演出で個性を出せます。
3. 他の照明や素材と組み合わせる
サークルラインだけでなく、スポットライトや間接照明、ペンダントライトと組み合わせると、光のレイヤー(層)ができて奥行きが出ます。
木や金属など質感のある素材の家具や壁と合わせると、シンプルな光が引き立ちます。
4. インテリアの中心に据える
シンプルなサークルラインは、家具やアートの配置と合わせて「空間の軸」として使うと効果的。
例えば、ダイニングテーブルの真上やリビングの中央に設置して、空間のまとまりを作れます。
5. サークルラインのデザインをアクセントにする
縁のカラーや質感にこだわったデザイン性の高い製品を選ぶと、照明自体がインテリアのアクセントになります。
たとえば、マットブラックやゴールドなどのカラーリングを選ぶと高級感や個性をプラスできます。
サークルラインはシンプルな形だからこそ、組み合わせや光の調整、他の照明や素材とのコントラストで個性を出すことがポイントです。
上手に使えば、モダンで洗練された空間をつくる大事な要素になりますよ!
「子供の部屋にサークルラインを可愛らしく使う方法」
子ども部屋にサークルラインを「可愛らしく」使う方法をお伝えします。
1. 明るさや色の調節でやわらかい光にする
子どもが安心できるように、光を優しい暖色系(オレンジっぽい色)にすると温かみが出ます。
調光機能があれば、夜は少し暗めにして落ち着く空間に。昼は明るく元気な雰囲気にできます。
2. 小さめサイズや複数の小さいサークルを使う
大きなサークルラインよりも、小さくて可愛いサイズの照明をいくつか並べると、遊び心がアップ。
複数の丸い光が並ぶ様子が、おもちゃのようで楽しい雰囲気になります。
3. カラフルな縁やフレームを選ぶ
サークルラインの外枠や縁の色をパステルカラー(ピンク、ライトブルー、ミントグリーンなど)にすると、可愛らしさがぐっと増します。
子ども部屋の壁や家具と合わせてコーディネートするとまとまりが出ます。
4. 壁や天井の装飾と合わせる
サークルラインの近くに星や雲、動物のステッカーや壁紙を貼ると、照明が空間の一部としてなじみます。
丸い形の照明が、星やお月さまみたいに見えて子どもも喜びます。
5. 他の丸いインテリアと組み合わせる
丸いラグ、クッション、ぬいぐるみなど、丸いものを部屋に増やすと、照明と雰囲気がそろってかわいく見えます。
丸い形の連続は子どもに安心感も与えます。
6. サークルラインの高さや位置を工夫する
天井に固定するだけでなく、低めの場所にペンダント型や壁付けの丸い照明をプラスすると、遊び心が出てかわいらしい印象に。
子どもが自分で操作できるスイッチの場所も考慮すると親切です。
子ども部屋でサークルラインを可愛らしく使うには、「やわらかい光」「カラフルなフレーム」「丸い形の組み合わせ」「壁や家具とのコーディネート」がポイント。




