t-ogino
子供の遊び場には黒板が欲しい。インテリアにも馴染む黒板塗装の質感。
更新日:2021年2月16日
ホワイトボードのキュキュっていう感じより、ブラックボード(黒板)のざらっとし
た質感が好きで設計に取り入れています。
黒板をつくるには、黒板用塗料を板に塗装をしてつくります。下地(板面)をしっかり処理していれば、意外と簡単。素材感もあり、仕上材として場に特徴をつくってくれる材料の一つです。学校の黒板をイメージすると物凄く作るの大変なんじゃないかと、思いましたが、学校の黒板は。。。。。ちょっと別物です。
画像の「子育てママのオフィス」は、ママさんたちのオフィスです。子供が遊んでい
る姿を眺めたり、時には勉強を教えながらも、仕事をします。オフィスの真ん中に木
の箱をつくることで、子供の場所・執務スペース・来客スペースをゆるやかに分け、
仕事にも子育てにも邪魔にならないけれどつながる空間になっています。
子供の場所に面した、木の箱の一面をブラックボード(黒板)にして、子供たちが落
書きをして楽しめる場所にしました。
遊ぶ事・働く事・生活する事・子育てする事
これらを分離させず、全てを一緒に行える場として「子育てママのオフィス」を設計
しました。黒板は楽しむ遊び場の仕掛けの一つになっています。
こちらの、「ルーバー天井の家」はリノベーションしたマンションの1住戸です。左奥の壁に黒板をつくりました。磁石を黒板に貼れる様に、黒板の裏にマグネットシートを仕込んでいます。リビングの隣のプレイルームの壁を黒板にしています。子供たちは自分の部屋だけで無く、黒板のあるプレイルームでお絵かきをし、遊び、個室にこもらず遊びます。
扉を開くとリビングと一体の大きなスペースに、閉じるとおこもり出来るプレイルームに変わります。扉上に壁を開けた欄間をつくって、完全には閉じないゆるくつながるスペースにしています。
カフェの入り口奥の柱も黒板にしています。その日のメニューを書いたり、お知らせ、お勧めを書いたりしています。
カフェに黒板は定番ですが、定番の良さってあって、カフェらしさが生まれたり、実用的であったりします。