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  • t-ogino

自宅の設計。間取り公開!基本設計がやっと纏ってきました。

更新日:6 日前


中々時間が掛かったなあ。

基本的にこの間取りで設計進めていきます。


間取り紆余曲折しましたが、3っつのポイントを大事に設計しました。


1)風土性の根ざした建築

2)極一般的な郊外住宅地のストリートをつくる

3)大らかで包容力のある住まい(これは、いつも考えていること)


1~3の問いの解答として、軸を振った平面になりました。


1:風土性に根差した建築

敷地の静岡県浜松市は、冬の山からの吹きおろしの風が激しい。夏は海からの心地良い風が吹く。冬の風をブロックし、夏の風を家の中に取り込む事で、風土の特徴で有る、風を活かした家づくりを考えました。

吹きおろしの風に正対する様に建築の向きを振って、家から少し離して防風の為の塀を建てます。アラブ地方の砂漠では、テントを貼る時に、テントから話して風よけの天幕布の壁をたて、テントと壁の間も良好な環境を作り出しています。その天幕布の応用をし、前庭を快適な環境に形成しています。防風壁に当たり、上方に動いた風は、片流れの屋根を伝ってそのまま上空に逃げていきます。



夏の海風は、家の軸を振った事で出来た南西のハイサイドライトから、家の中に取り込まれ風通しの良い環境を作り出します。

建築は、少なくとも今のところは、地面に貼り付いた物体。だからこそ、地の力を信じる風土性の有る建築を考えてみたかった。自分の家だしね。

浜松は、風土に根差した特徴的な民家の形式がある様な建築的な特色のある地域では無く、建築文化というか、生活文化の中から伝統的に見られる建築形式を現代的な形に翻訳するという方法をとるのは難しいと感じた。縄文弥生の遺跡や古墳があるからそれをテーマに考えようかとも思ったんだが、なんともピンと来ない。そこで、生まれ育ち、成長過程で苦しみと心地良さを感じた、風から風土を考えてみようと考えました。



2:ごく一派的な郊外住宅地にストリートを作る

いわゆる何の特徴無い住宅地が広々と広がる、郊外が敷地。郊外住宅地の問題の一つが、人が歩く事を楽しむストリートが無い事だと思っています。元々この敷地周辺も、道路境界にフェンスや塀をたてた敷地をクローズにした住宅が建ち並んでいました。ところが、世代交代が進み、家の建て替えが進むと道路から引いて家を建て、駐車場とは言え道路に開放された建て方をする家が増えてきます。そこで、今回の自宅の設計では、北側道路であるにも関わらず、南側に庭をとらず家を南寄せ、北側オープンスペースとしました。


マイクロパークと名付けたオープンスペースは、防風壁と組み合わせたベンチを作り、散歩中の先輩型が休憩し、近所の子供たちが遊具代わり遊ぶ小さな公園となる事を意図しています。実際問題、未だにヤンキー文化がはびこる地方の中学生の溜まり場にならないかが、心配ではありますが実験的に個人住宅の一部を公開された公園とする事で、生活道路がウォーカブルで楽しみが仕込まれたストリートになる事を意図しました。


3)大らかで包容力のある住まい

住宅に限らず、どんな建築の設計をする時でも考えている、包容力のある建築の設計。

-1 繋ぎ直し

-2 余白

この2つが、包容力を生み出すと思っています。心地良い、安らぐ、という心の感情は、暮らしの根底に欲しいモノで、建築として包容力を感じる建築が、この心理を生み出すと考えています。

家の周辺環境は、余り見たくないモノ、積極的に取り込みたいモノ、外から覗かれたく無いなど、良いモノばかりでは無く、色々な状況が取り巻いている。そこで、プライバシーを配慮するため視線を塞ぎ、見たく無いモノがある方向はブロックしながら、心地良い光や風、景色や音を取り込む様開き、繋ぎ直し双方を成立させています。家の軸を振っているのは、周辺住宅と視線が正対しない為である、自然環境を取り込むの設計テクニックです。

その上で、一見無駄な吹き抜けなどの余白の有る場を作り、包容力の有る家を設計しました。


【公式ホームページはこちらから → 株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所】

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