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  • 執筆者の写真t-ogino

寝ても・起きてもワクワク、子供の遊び場の設計方法

更新日:8月25日


なないろの天井の託児所

子供たちは、カラフルな原色カラーを好みます。寝ている時にも楽しくワクワク過ごせる様、照明を組み込んだ七色の天井をつくりました。天井の7ヶ所を円柱状に折上げ、円柱内部を7種類の色で仕上げました。円の中央には、これも円形の照明を組み込み色彩と照明が一体化したデザインをしています。照明器具自体は、一般家庭でも使う普通の器具で、ローコスト化を計っています。


子育ての場として、企業内の託児所や保育所、子供が遊べるスペースなどを設計しています。

寝てもワクワク

0歳児がらお預かりする、保育所や託児所では、子供たちは横になって寝そべっている時間が多くなります。

寝ている時に、つまらなくならない、ワクワクする場づくりが必要です。

写真の企業内託児所では、上を向くと7色がみえる天井にして、寝ていても楽しくなるスペースをデザインしました。

円形に掘り込まれた天井は、子供たちが好きな原色カラーで塗られ、その中央に照明が仕込まれています。

照明自体は家庭で使う一般的な照明ですが、円形の天井と一体化して掘り込まれた天井自体が照明のようになっています。

質の高い空間に少しでも触れることで、子供の感性は発達します。

ビタミンカラーの遊歩道

起きてもワクワク

7色の天井の託児所は、高齢者デイサービスの企業内託児所で、部屋を一歩出ると、写真のような数字のかかれた、回廊があり、散歩をしたり探検をしたり、子供たちは楽しんでいます。

子育てママの木のオフィス

子供と一緒に働く

子育てママさん達で経営している、企業のオフィスです。

子供達を遊ばせながら仕事をするというスタイルの働き方をしています。

子供の遊び場として、黒板の壁をつくりました。

下半分を子供達が落書きに使い、上半分を大人たちが会議の板書に使う、仕事も子育ても楽しくなる空間になっています。



子供がワクワク楽しむ場の設計方法


子供がワクワクする場所を設計するには、楽しい要素と安全性を両立させることが重要です。以下のポイントを参考にしてみてください。


1. 遊び心を取り入れる

  • テーマ設定: 子供の興味や好きなものに合わせたテーマを設定すると、より楽しめます。例えば、海のテーマ、冒険の島、宇宙の世界など。

  • 色彩: 明るく、鮮やかな色を使うことで、楽しい雰囲気を作り出します。カラフルな壁紙やクッション、マットなども良いです。

  • インタラクティブな要素: 壁に取り付けられるアクティビティパネルや、触って遊べるデザイン要素などを取り入れると興味を引きます。


2. 多様な遊びのスペース

  • 室内アスレチック: クライミングウォールやトンネル、滑り台などを設置して、体を使って遊べる場所を作ります。

  • 創造力を刺激するエリア: お絵かきコーナーや積み木、パズルなどを配置して、創造的な遊びができるスペースを作ります。

  • 静かな時間のためのエリア: 本を読んだり、リラックスできるクッションやテントを設けると、落ち着いた時間を持てます。


3. 安全対策

  • クッション性のある床材: 落下や衝撃を和らげるために、柔らかいマットやラグを使用します。

  • 角の保護: 家具の角に保護材を取り付けて、衝突による怪我を防ぎます。

  • 安全な材料: 環境に優しく、無害な素材を使用し、子供が安全に遊べるようにします。


4. 収納と整理

  • おもちゃの収納: おもちゃや遊具を整理するための収納スペースを作り、片付けがしやすくなるようにします。

  • 高さに合わせた収納: 子供が自分で取り出せる高さに収納を設けると、自立心を育むことができます。


5. 視覚と聴覚の刺激

  • アートやポスター: 壁にカラフルなアートやキャラクターのポスターを貼って視覚的に楽しませます。

  • 音楽や効果音: 音楽や楽しい効果音を取り入れることで、遊びの環境がさらに楽しくなります。


これらの要素を組み合わせることで、子供が楽しく過ごせる、魅力的な空間を作ることができます。


子供は原色を好む理由


子供が原色を好む理由は、いくつかの要因があります。


1. 視覚的な鮮やかさ

  • 高いコントラスト: 原色は視覚的に非常に強いコントラストを持っており、子供の視覚が発達途上にあるため、目に留まりやすく、興味を引きます。

  • 明るさと純度: 原色は非常に純度が高く、色の鮮やかさが子供の目には特に刺激的に感じられるため、注意を引きやすいです。


2. 認知の発達

  • 色の識別能力: 子供の色の識別能力は発達の過程にあり、原色はその識別を助けるため、理解しやすいです。原色は視覚的な情報をはっきりと伝えるため、学習に適しています。

  • 注意を引く: 明るい原色は、子供の注意を引くのに効果的で、感情的にも反応しやすいです。遊びや学習の環境での注目を集めるために役立ちます。


3. 感情的な影響

  • ポジティブな感情: 原色はポジティブな感情を引き起こしやすいです。明るい赤、青、黄色などの色は、エネルギーや楽しさを感じさせるため、子供にとって楽しい印象を与えます。

  • 刺激の提供: 原色は視覚的に刺激的で、感覚的な興奮を促進します。これは特に遊びや探索の場面で重要です。


4. 簡単な識別

  • 視覚的な明瞭さ: 原色は他の色と比較して非常に明瞭で、子供が色の違いを簡単に識別できるため、学習や認識がスムーズです。


これらの要因が、子供が原色を好む理由です。原色は視覚的に強く、感情や認知に直接的に影響を与えるため、子供にとって魅力的な色とされています。


子供が遊ぶスペースの設計方法


子供が楽しく安全に遊ぶためのスペースを設計する際には、以下の点を考慮すると良いでしょう。遊びの種類や年齢に応じて調整することが重要です。


1. 安全性の確保

  • 床材: 落下や衝撃を和らげるために、柔らかいクッション性のあるマットやラグを使用します。EVAフォームやラバー素材のマットが一般的です。

  • 角の保護: 家具の角に保護材を取り付け、ぶつかったときの怪我を防ぎます。

  • 家具の安定性: 家具は壁に固定するなどして転倒を防ぎ、安定性を確保します。

  • 電源と配線: コンセントはカバーをつける、配線は見えないようにするなどして、子供が触れないようにします。


2. 遊びの要素

  • アスレチック設備: クライミングウォールや滑り台、トンネルなどを設置し、体を使って遊べるスペースを作ります。安全を考慮して、素材や設置場所を選びます。

  • 創造的なエリア: お絵かきコーナーやブロック、積み木など、創造力を育むためのエリアを設けます。ウォールペイントやホワイトボードを使うのも良いアイデアです。

  • プレイハウスやテント: 小さなプレイハウスやテントは、子供にとって特別な遊び場や隠れ家として楽しめます。


3. 学びの要素

  • 教育的玩具: パズル、形合わせ、数字や文字を学ぶための道具など、学びながら遊べるアイテムを配置します。

  • インタラクティブなパネル: 音や光、触感で反応するパネルを取り入れると、興味を引きつけます。


4. 多機能なスペース

  • 収納: おもちゃや遊具を整理するための収納スペースを設け、片付けがしやすくなるようにします。低めの棚や箱が使いやすいです。

  • 調整可能なエリア: 年齢や成長に応じてレイアウトを変更できるように、可動式の家具や仕切りを使用します。


5. 快適性とリラックス

  • 休憩エリア: クッションや小さなソファ、リーディングコーナーを作って、リラックスできる場所を提供します。

  • 換気と光: 十分な自然光と良好な換気を確保し、快適な遊び空間を提供します。


6. 視覚的な楽しさ

  • カラフルなデザイン: 明るい色や楽しいデザインを取り入れることで、視覚的に楽しい空間を作ります。

  • テーマやキャラクター: 子供の興味に合わせたテーマやキャラクターを取り入れると、さらに楽しい雰囲気になります。


これらの要素を考慮して、子供が安心して楽しめる遊びのスペースを設計することで、楽しい時間を過ごせる空間が作れます。


遊んでいる子供を眺めながら働くオフィスとは


遊んでいる子供を眺めながら働けるオフィスの設計は、働く親や保護者にとって便利で心地よい環境を提供するためのものです。以下のポイントを考慮して設計することができます。


1. 視覚的なアクセス

  • オープンなデザイン: オフィスのデスクエリアから遊び場が見えるように、間仕切りを最小限に抑えたり、ガラスのパーティションを使用することで、視覚的に遊び場を見守ることができます。

  • 見守り窓: 壁に大きな窓やアクリルパネルを設け、遊び場を一望できるようにすることで、子供の様子を常に確認できます。


2. スペースのレイアウト

  • 分離されたエリア: オフィスと遊び場は物理的に分けることで、仕事の集中を妨げないようにします。ただし、視覚的にアクセスできるようにしておくと良いです。

  • 近接性: オフィススペースと遊び場は近くに配置し、移動しやすいようにします。例えば、オフィスの一角に遊び場を配置することが考えられます。


3. 安全性

  • 遊び場の安全: 子供が遊ぶスペースは、安全対策が施された設計を心がけ、オフィスのデザインにも配慮します。例えば、家具の角に保護材を取り付ける、滑りやすい床材を使用するなど。

  • アクセス制限: 遊び場へのアクセスを適切に制限し、子供だけでなく、外部の人が簡単に入れないようにします。


4. 快適な作業環境

  • 集中できるスペース: オフィスエリアには、音や視覚の刺激が少ないように設計し、仕事に集中できる環境を整えます。

  • リラックスエリア: ストレスを軽減するために、オフィス内にリラックスできるエリアや休憩スペースを設けます。


5. 設備と機能性

  • 音声モニタリング: 子供の声や音を適切にモニタリングできる設備を導入し、安心感を提供します。音声監視カメラやインターホンシステムが考えられます。

  • 快適な温度調節: オフィスと遊び場の両方で快適な温度が保たれるように、エアコンや暖房を適切に設置します。


6. 視覚的な楽しさ

  • デザインの一貫性: オフィスと遊び場のデザインを統一し、全体的に快適で楽しい雰囲気を作り出します。

  • テーマ性: 子供が喜ぶようなテーマや色使いを取り入れ、オフィス全体に楽しい雰囲気をもたらします。


これらのポイントを踏まえて、遊び場とオフィスの両方が快適で機能的な空間を作ることができます。

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