top of page
検索
  • 執筆者の写真t-ogino

手直し工事・ダメ工事について。最終チェックしてから引渡し。猫と本の家のマンションリノベーション(東京都北区)

更新日:9月1日


完成まじかのマンションリノベーション

本と猫の家、もう少しで完成です。

今日は、施主と一緒に検査。傷や不具合が無いかチェックしました。

毎週、現場にはチェックに行っているし都度都度施主にも見て貰っているので、今更、問題は無いのですが、出来上がりを見て貰った感じです。


正面の部屋の中の窓と壁の色の感じがアクセントになって、中々良い感じですね。

少し、ミッドセンチュリーモダンの空気感を感じさせる様な、落ち着いた空間になっています。


右下にあるのは、猫が通る穴。可愛らしくなりました。


モノ不足の直撃を受けて、中々大変だったのですが、どうにか、ここまで来ました。

エコキュート(電気式温水器)がどうしても入らず、工期が掛ってしまったのは申し訳無かったです。コロナと東欧の影響でのモノ不足。今回の事態はホント想定外でした。

ただし、怪我の功名では無いですが。工事現場で施工者とじっくり検討して工事が出来たので、普段はやらない工夫されたディテールで製作したり、かなり良い仕上がりになりました。


最終チェックと残りの工事をしっかりしてお引渡しになります。



竣工検査とは


竣工検査(しゅんこうけんさ)は、建物が完成した後に行う最終的な検査です。この検査の目的は、建物が設計通りに施工されているか、品質が適切か、法律や規制に適合しているかを確認することです。

具体的には、以下の項目がチェックされます:


  1. 施工の品質: 建物が設計図通りに施工されているか、仕上がりが美しいか、各種材料が適切に使用されているかなどが確認されます。

  2. 設備の確認: 電気、水道、ガスなどの設備が正常に機能するか、設置に問題がないかが検査されます。

  3. 安全性の確認: 火災や地震に対する安全性、避難経路の確保などがチェックされます。

  4. 法令の遵守: 建築基準法や関連する法律、規則が遵守されているかが確認されます。

  5. 瑕疵の確認: 施工中や材料の欠陥がないか、問題があれば修正のための対応が求められます。


竣工検査が無事に通ると、正式に使用が許可されます。


住宅の手直し工事、ダメ工事とは


住宅の手直し工事とダメ工事について説明しますね。


手直し工事

手直し工事は、建物の施工が完了した後に発見された問題や不具合を修正するための工事です。以下のような場合に行われます:


  1. 施工ミス: 例えば、壁が斜めになっている、ドアがうまく閉まらないなど、施工中のミスや不具合を修正します。

  2. 設計変更: 当初の設計に変更が必要になった場合に、その変更に合わせて工事を行います。

  3. 品質改善: 仕上げのクオリティが期待に満たない場合などに、仕上げの修正や改善を行います。


手直し工事は、通常、施工業者や建築家の責任で行われ、工事完了後に確認される不具合に対処します。


ダメ工事

ダメ工事は、施工が不適切であったり、規準や基準を満たさない工事を指します。具体的には以下のような問題があります:


  1. 基準未満の施工: 建築基準法や設計図に合わない施工が行われている場合。例えば、強度不足や不適切な材料の使用などです。

  2. 安全性の欠如: 防火性能や耐震性が不十分で、安全に住むことができない工事です。

  3. 仕上げ不良: 仕上げが雑で美観や機能に問題がある場合。例えば、床がガタガタしていたり、壁にひびが入っているなどです。


ダメ工事は、品質や安全性に大きな問題を抱えているため、手直し工事を行うことで問題を解決し、正常な状態に戻す必要があります。


ミッドセンチュリーモダンのデザインについて


ミッドセンチュリーモダン(Mid-Century Modern)は、1940年代から1960年代初頭にかけて人気を博したデザインスタイルです。このスタイルは、建築、インテリア、家具、グラフィックデザインに影響を与え、多くの人々に愛されています。以下に、ミッドセンチュリーモダンの特徴を詳しく説明します。


ミッドセンチュリーモダンの特徴

  1. シンプルでクリーンなライン: ミッドセンチュリーモダンは、装飾を排除し、シンプルでクリーンなラインを重視します。直線的なデザインや、緩やかな曲線がよく見られます。


  2. 自然光の利用: 大きな窓やオープンな空間を通じて、自然光を最大限に取り入れることが重視されました。これにより、屋内外の境界が曖昧になり、開放感が生まれます。


  3. 機能性と実用性: デザインは美しさだけでなく、機能性や実用性を重視します。家具や装飾は、使いやすさや快適さを考慮して設計されています。


  4. 素材の多様性: 天然素材(木材、石など)と人工素材(プラスチック、メタルなど)を組み合わせて使用します。この素材のミックスが、デザインに独特の魅力を加えます。


  5. オープンなレイアウト: 室内の壁を少なくし、オープンで流れるようなレイアウトが特徴です。リビング、ダイニング、キッチンが連続していることが多いです。


  6. 家具のデザイン: 家具は、エレガントでありながらも機能的で、優れた職人技を感じさせるものが多いです。特に、スチール脚や木製フレーム、革やファブリックのシートなどが使われます。


  7. カラーパレット: 典型的なカラーパレットには、ニュートラルな色合い(ベージュ、ホワイト、グレー)に加えて、鮮やかなアクセントカラー(オレンジ、イエロー、青など)が使われます。


  8. デザインの影響: ミッドセンチュリーモダンのデザインは、スカンジナビアデザイン、バウハウス、アメリカの現代建築などから影響を受けています。


有名なデザイナーと建築家

  • チャールズ・イームズ: イームズチェアなどで知られる、アメリカのデザイナー。

  • ル・コルビュジエ: モダニズム建築の先駆者であり、ミッドセンチュリーモダンの理念に影響を与えた。

  • フランク・ロイド・ライト: プリウス建築やオーガニック建築の提唱者で、ミッドセンチュリーモダンの影響を受けた建築家。


ミッドセンチュリーモダンのデザインは、今日でも多くの人々に影響を与え、現代のインテリアデザインや家具デザインにおいても広く採用されています。


室内窓とは


室内窓(室内窓・インテリアウィンドウ)は、部屋の内部に設置される窓のことを指します。外部の景色を見渡すためのものではなく、室内空間の区切りや光の取り入れ、視覚的な開放感を目的として使用されます。以下に、室内窓の特徴や利点について詳しく説明します。


室内窓の特徴

  1. 視覚的なオープン感: 室内窓は部屋を物理的に分割しながらも、視覚的に開放感を提供します。これにより、空間が広く感じられ、明るさや視線の通りが良くなります。

  2. 光の取り入れ: 室内窓は、部屋の外から自然光を取り入れたり、隣接する部屋からの光を反射させたりします。これにより、部屋全体が明るくなります。

  3. プライバシーの確保: 室内窓には、ガラスに曇り加工やフロスト加工が施されている場合が多く、プライバシーを確保しつつ光を取り入れることができます。

  4. 音の遮断: ある程度の音を遮る機能があるものもありますが、完全な防音効果は期待できないことが多いです。

  5. デザインのアクセント: 室内窓は、インテリアデザインの一部として装飾的な要素を加えることができます。デザインやフレームの選択によって、部屋の雰囲気を変えることができます。


室内窓の利用シーン

  1. 部屋の区切り: 大きなリビングルームやオープンプランの空間で、室内窓を使って仕切りを作ることができます。例えば、リビングとダイニングエリアを分けたり、オフィススペースを区切ったりする際に利用されます。

  2. バスルームの窓: 浴室に室内窓を設置することで、外部からの自然光を取り入れつつ、プライバシーを確保することができます。

  3. クローゼットや収納: クローゼットや収納スペースに室内窓を設けることで、明るさを保ちながらも、物の出入りが容易になります。

  4. エントランス: ホールやエントランスに室内窓を設置して、視覚的な広がりを持たせたり、部屋に自然光を取り込んだりすることができます。


室内窓のタイプ

  1. スライディング窓: 横にスライドして開閉する窓で、狭いスペースでも使いやすいです。

  2. 引き違い窓: 窓が二枚に分かれており、片側をスライドさせるタイプです。

  3. 固定窓: 開閉せずに固定されている窓で、通風はできませんが、視覚的な効果や採光のために使われます。

  4. 格子入り窓: ガラス部分に格子を入れて、デザイン性を高めた室内窓です。


室内窓は、空間のデザインや使い方に工夫を加え、居住空間をより快適にするための効果的な方法です。選ぶ際には、部屋のレイアウトや必要な機能に応じて適切なタイプやデザインを考えることが大切です。


グレーな壁について


グレーな壁は、インテリアデザインで人気のある選択肢で、さまざまな利点があります。以下に、グレーな壁の良さとその特徴を詳しく説明します。


グレーな壁の良さ

  1. 中立的なトーン: グレーは中立的な色であり、他の色と調和しやすいため、様々なインテリアスタイルやカラーと組み合わせやすいです。これにより、空間のコーディネートが容易になります。


  2. 落ち着いた雰囲気: グレーはシンプルで落ち着いた色合いを持っており、リラックスできる環境を作り出します。特に寝室やリビングルームに適しています。


  3. 広がりを感じさせる: 明るいグレーやソフトなグレーは、空間を広く感じさせる効果があります。狭い部屋や天井の低い部屋においても、開放感を持たせることができます。


  4. 汚れが目立ちにくい: グレーは汚れや傷が目立ちにくいため、メンテナンスが比較的楽です。特に中間のトーンやダークグレーは、日常の使用に耐えやすいです。


  5. 光の反射: グレーは光を均等に反射し、柔らかい光を部屋に広げるため、部屋が明るく感じられます。また、グレーのトーンによって、光の取り入れ方を調整することもできます。


  6. 多様なデザインオプション: グレーは非常に多くのバリエーションがあり、淡いグレーからダークグレー、青みがかったグレーから温かみのあるグレーまで、さまざまなトーンを選ぶことができます。これにより、部屋の用途や好みに合わせた選択が可能です。


  7. 色の組み合わせが豊富: グレーは他の色と組み合わせやすいため、アクセントカラーや装飾品との相性が良いです。たとえば、カラフルなクッションやアート作品、木材や金属のアクセントと合わせることで、個性的な空間を作ることができます。


グレーな壁を活用する際のポイント

  1. トーンの選択: 部屋のサイズや用途に応じて、グレーのトーンを選ぶことが大切です。明るいグレーは広がりを感じさせ、ダークグレーはシックで落ち着いた雰囲気を作ります。


  2. アクセントカラーの使用: グレーの壁にアクセントカラーを追加することで、空間に動きや興味を持たせることができます。カラフルな家具やアート作品を取り入れると、グレーのシンプルさが引き立ちます。


  3. テクスチャーと素材: グレーの壁に異なるテクスチャーや素材を組み合わせることで、空間に深みや興味を加えることができます。例えば、グレーの壁紙に木材や石の素材を合わせるなどです。


  4. 照明の工夫: グレーの壁は、照明によって印象が大きく変わります。暖色系の照明や自然光を取り入れることで、グレーの壁がより温かみのある印象になります。


グレーな壁は、現代的で落ち着いた空間を作るための効果的な選択です。色のトーンやデザインの工夫を凝らすことで、さまざまなスタイルや雰囲気を楽しむことができます。


エコキュートについて


エコキュート(EcoCute)は、主に家庭用の給湯システムで、エネルギー効率が高く、環境に優しいとされるヒートポンプ技術を利用した製品です。エコキュートは日本で開発され、主に家庭の給湯に使われていますが、最近では他の国でも導入が進んでいます。以下に、エコキュートの特徴や利点、動作原理について詳しく説明します。


エコキュートの特徴と利点

  1. エネルギー効率が高い:

    • エコキュートはヒートポンプ技術を使用しており、少ない電力で大量の熱を生成します。これにより、エネルギー効率が高く、光熱費の節約が可能です。

  2. CO2排出量の削減:

    • 電力を使用して熱を生成するため、ガスや石油を燃焼させる給湯器よりもCO2の排出量が少なく、環境に優しいです。

  3. 運転音が静か:

    • ヒートポンプ技術を使用しているため、運転音が比較的静かで、住宅内外の騒音を最小限に抑えます。

  4. 高温でも安心:

    • エコキュートは高温の水を作ることができ、シャワーや浴槽に十分な熱を供給できます。通常、60℃以上の温水が作られます。

  5. フレキシブルな設置:

    • エコキュートは屋外に設置するタイプが一般的ですが、設置スペースや住宅の条件に応じて、柔軟に設置が可能です。


エコキュートの動作原理

  1. ヒートポンプ技術:

    • エコキュートは、外気から熱を取り込み、その熱を使用して水を加熱します。外気温が低い冬でも熱を取り込むことができるため、安定してお湯を提供できます。

  2. 冷媒の循環:

    • 外部ユニットに取り込まれた外気は、冷媒という物質によって熱が吸収されます。冷媒はその後圧縮され、高温・高圧の状態になります。この熱を水に移し替えて、給湯を行います。

  3. 熱交換:

    • 高温になった冷媒は、内部の熱交換器で水と熱交換を行い、水が加熱されます。加熱された水はタンクに貯蔵され、必要な時に利用できます。

  4. タンクに貯蔵:

    • 加熱された水は専用のタンクに貯蔵され、家庭での使用に備えます。タンクの容量や設置場所は家庭のニーズに応じて選択できます。


エコキュートの注意点

  1. 設置場所の確保:

    • エコキュートの外部ユニットは屋外に設置する必要があります。設置場所の選定や周囲の環境に配慮することが重要です。

  2. 初期投資が高い:

    • エコキュートの初期導入コストは他の給湯システムよりも高いことがありますが、長期的なコスト削減を考えると、十分に元が取れる場合が多いです。

  3. 外気温による性能変化:

    • 外気温が非常に低い地域では、エコキュートの効率が若干低下することがあります。しかし、一般的には広範囲の気候条件に対応できる設計になっています。


エコキュートは、エネルギー効率の高い給湯システムであり、環境への配慮がされているため、エコロジーに優しい選択肢として人気があります。設置や運用に関する詳細については、専門業者に相談することをおすすめします。




マンションリノベーション設計プロジェクトの解説


閲覧数:44回0件のコメント

Comments


bottom of page